異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

鳥取安保法撤回集会:民主・連合系実行委員が共産党に参加を呼びかけ!

2015-11-11 22:23:52 | 政治 選挙 
 

鈍い執行部を置き去りに地方が動く! RT @1691S:

【安保関連法:民主集会に共産初参加 撤回求め2000人/米子・鳥取】主催の民主党など、共産党に対して参加を呼びかけ・・・ http://mainichi.jp/area/tottori/news/20151107ddlk31010646000c.html 

壇上で拳を突き上げる集会参加者。机の左端は小林節・慶応大名誉教授=JR米子駅前で、小松原弘人撮影

http://mainichi.jp/area/tottori/news/20151107ddlk31010646000c.html


安全保障関連法の撤回を求める「鳥取西部怒りの大決起集会」が6日夜、米子市のJR米子駅前広場であった

 主催した民主党や連合鳥取西部地協などの実行委は共産党に対して初めて正式に参加を呼びかけ、福住英行西部地区委員長や県議、市議らが出席した。安保法問題での民主・連合系の集会に共産党が正式に参加するのは県西部で初めてといい、両者の接近を印象づけた。

 

 会場には約2000人(主催者発表)が参加。基調講演で憲法学者の小林節・慶応大名誉教授が「戦争の危険があるのに私たちは幸せになれない。来夏の参院選で野党が共闘すれば、ねじれ国会を実現できる」と野党の選挙協力を訴えた。

 会場には連合傘下の労組旗のほか、民主党と共産党の党旗、共産党支持団体の旗が林立し、「国会勢力の地図を塗り替える」というアピールを採択した。



 


NHKはこうして「反知性主義」に乗っ取られた! 前経営委員長代行が決意の告発

2015-11-11 22:11:06 | 報道

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46256より転載

経済の死角 週刊現代経済の死角 

 

NHKはこうして「反知性主義」に乗っ取られた! 前経営委員長代行が決意の告発

2015年11月10日(火) 週刊現代
 
upperline

テレビ報道の「最後の砦」NHKでさえ、いま日本の至るところで猛威を振るう、反知性主義に屈してしまうのか。

籾井会長に真っ向から立ち向かってきた法学者が、重い口をついに開いた。

官邸に叱られたくないから

「NHK幹部の間で、『クロ現』は来年3月末で打ち切りになるという方針が大筋で決まったようです。また同時に、7時からの『ニュース7』の放送時間も短くし、現在の30分を15~20分にするという案が出ている」

『ニュース7』の後、そのまま7時30分から始まる『クローズアップ現代』を見るのが習慣という読者も多いことだろう。

'93年4月の開始から22年あまり、放送回数は3500回を超え、今やNHKの看板番組といわれる『クロ現』。その「打ち切り」について語るのは、東京・渋谷の放送センターに勤務するNHK職員である。この職員が続ける。

「『クロ現』の打ち切り話は、10年ほど前から局内で取り沙汰されていました。それが安倍政権下になってから再燃し、具体化したということです。報道局の職員は抵抗していますが、止められそうにない。『クロ現』は今年3月に発覚した『やらせ疑惑』の不祥事以降、旗色が悪いですから。

また上層部、つまり籾井勝人会長の側近は、『報道番組の時間が短ければ、やらせのような不祥事も起こらないだろう』と話しています。政治のニュースも減るので、官邸からの『お叱り』もなくなる、と」

この職員は「『クロ現』の後番組には、報道以外の番組を入れる方向で調整が進んでいる」とも話す。NHK上層部は、「政権批判を許さない安倍官邸との摩擦を避ける」ためにも、報道番組の放送時間を短縮しようとしているのかもしれない。別のNHK関係者も言う。

「官邸は、籾井会長に対して『次に何かあったらクビだ』と暗に通告しているとも聞きます。つまり上層部にとっては、トラブルの種を潰すという意味でも『クロ現』の打ち切りは都合がいい」

籾井氏は'14年1月のNHK会長就任以来、「政府が右と言うものを左とは言えない」、「(従軍慰安婦は)どこの国にもあったでしょ」と述べるなど、その言動がたびたび議論の的になってきた。

また、籾井体制下のNHKで以前から指摘されているのが「政権からの圧力に屈して、報道の内容を曲げているのではないか」という疑惑だ。

もしも、「政権批判は許さない」という官邸の意向を忖度して、NHK上層部が「『クロ現』打ち切り」を決めようとしているのだとしたら——おそらく「政権による不当な干渉だ」という批判は免れないだろう。

そんな中、声を上げた人物がいる。'12年3月から今年2月まで、NHK経営委員会委員長代行を務めた、上村達男・早稲田大学法学部教授である。

上村氏は経営委員在任中、籾井会長の言動をたびたび批判し、真っ向からぶつかることもいとわなかった。氏が10月下旬に上梓した『NHKはなぜ、反知性主義に乗っ取られたのか』(東洋経済新報社)には、その様子が生々しく記されている。

本誌は上村氏にインタビューを行った。

反発する者は押し潰す

私は『クローズアップ現代』打ち切りについては耳にしていませんでしたが、番組には出演しましたし、キャスターの国谷裕子さんを高く評価していますので、まさか、という思いです。国谷さんも、内心ではさまざまな思いがあるでしょう。

籾井会長は、番組に口をはさみ、潰すことが自分の権力のアピールだと考えかねないような人物です。そんなつまらないことのせいで、報道番組に割かれる時間が減るようなことは、あってはならないと思います。

NHK内部はいま、ものごとの筋道や手続きを軽んじ、トップに反発する者を押し潰そうという「反知性主義」に冒されていると見られても、仕方ない状況にあります。本来ならば、「不偏不党」を体現すべきNHK会長の地位が、それと正反対の人物に乗っ取られてしまっている。動揺し、苦しんでいる職員がたくさんいるのです。

経営委員を退いたいま、NHK内部の問題について発言するのは、気が重いことです。しかし誰かがやらなければ、取り返しがつかなくなる。私はそう思って今回、声を上げることに決めました。

籾井会長と初めてお会いしたのは、おととしの12月20日に行われた、経営委員と会長候補者の面談です。私は、彼の言葉遣いが少し乱暴なことに違和感を抱きましたが、任命には賛成しました。実はこの面談の際、女性の経営委員の間から、「この人で大丈夫かしら」という声がすでに出ていたんです。女性の勘は鋭いですね。

NHK会長の職は、内部昇格でなければ大企業の幹部クラスの方にお願いするのが通例ですが、嫌がられることが多いんです。責任は重いし、不祥事があると国会に呼ばれて袋叩きにされるのですから。

でも籾井さんは面談のとき、満面の笑みで「うれしくて仕方ない」という様子でした。終始ニコニコしながら、「放送法を遵守する」と、何回も言っていましたね。

「大人」にふるまえない

年が明け、昨年1月25日に行われた会長就任会見で、私は驚愕しました。

籾井会長は、この会見で「(NHKの)ボルトとナットを締め直す」と言いました。その時、まだ彼はNHK内部のことをまったく知らなかったにもかかわらず、そう発言したんです。

誰かに前もって「NHKというのはとんでもないところだ」「最初が肝心だから、ガツンとかましてやれ」などと吹き込まれていたのではないか、と疑われても仕方のない発言です。世間の人も、そう感じたのではないでしょうか。

私はその後、同年3月11日に行われた経営委員会で、「(籾井会長が就任会見で述べた)『右と言われたら左と言えない』という発言や、特定秘密保護法案について『通っちゃったのだから』など、この種の発言は、NHKのトップとして間違っている」と、籾井会長を批判しました。彼は「政府の言うとおりに放送する」と言っているに等しいわけですから。

私の批判を聞いた籾井会長は、相当腹を立てたようで、次の3月26日の経営委員会に、反論を書いた紙を持参してきました。私は残念ながらその紙を持っていませんが、口をきわめて私を批判するような、すさまじい内容だったのは間違いありません。

しかし籾井会長は、その反論文を読み上げようという段になって、いきなり「ここからはオフレコにしてくれ」と言うのです。それで私が「オフレコなどとんでもない」と言うと、今度は「じゃあ読むのをやめる」「(反論が)公表されると、マスコミの餌食になる」と言い出しました。

経営委員に対してさえこの調子ですから、NHK職員に対して、普段どれほどひどい対応をしているか、想像がつくというものです。何せ、理事に対しても「お前なー」という言葉遣いなのです。常に上下関係や敵味方の関係でしか、物事をとらえられないのです。

こうした例は、枚挙に暇がありません。

会長就任からまだ間もないころ、民主党へNHKの予算の説明に出向いたことがあります。その際、籾井会長は、就任会見の発言を質されて「予算の説明に来たのに、何だ!」と怒鳴り始めました。

その後の経営委員会でも、議論の途中で突然興奮し始め、「こんなところにいられない」と席を立って出て行くことがありました。「公人として、もう少し大人にふるまえないのか」と思います。

反知性主義の人物の特徴は、「話し合いや議論では、自分は勝てない」と自覚しているので、「オレは絶対に正しい」と強弁し、人の意見を聞かず、不都合になると怒り出すこと。籾井会長は、このすべてに当てはまる。

「NHKのトップはインテリであるべき」とは思いません。しかし、籾井会長の口からは、「こんな番組が好きだ」「こうすればもっと面白くなる」といった、番組に対する思いを一度も聞いたことがないのです。

普段番組を見ていないせいかもしれませんが、それでいて「NHKの報道は偏向している」という認識だけは持っているのだから、不思議です。

結局のところ、籾井会長の関心は人事だけにしか向いていないように思えます。しかも彼は、「自分に従う者は引き上げ、逆らったり、諫言する者は遠ざける」という、私情にもとづく人事を行って憚らないのです。

安倍総理と似ている

たとえば、籾井会長は就任して早々に、着任してまだ1年足らずだった、秘書室長の大槻悟氏を交替させています。秘書室からの情報漏洩を疑ったせいだと聞いていますが、「籾井会長がプライベートのゴルフで専用車を使おうとしたのを大槻氏が咎めたことがあり、それが気にさわったのではないか」と言う人もいます。

後任の秘書室長・湧川高史氏は、会長の側近として、国会答弁の際などに想定問答集を用意して付き添い、答弁のペーパーを渡す役をしていました。彼はその後、いわゆる「ハイヤー問題」が発覚した直後に退任していますが、二人の様子は「二人羽織」と揶揄されるほどでしたから、ご記憶の方も多いでしょう。

理事の人事でも、籾井会長が理事全員に日付の入っていない辞表を提出させたことが問題になったとき、国会答弁で会長がシラを切り続ける中、最初に辞表の提出を認めた塚田祐之専務理事は、閑職に追いやられてしまいました。

民間企業なら、役員の人事と職掌は取締役会や指名委員会で決まります。しかし籾井会長は、意に沿わない人物に報復ともとれるような人事を行い、局内に「籾井派」を増やすことに汲々としています。遠ざけられた理事の中には、退任の挨拶で涙を流す人もいました。

何でも理詰めで決めるべきだ、と言いたいわけではありません。しかし、世の中には最低限守らなければならないルールや、しかるべき地位の人物が、身につけておくべき徳というものがあります。

法曹界からの反発や、国会での正しい手続きを無視して法案採決を進める安倍総理と、他人の意見を聞かない籾井会長の間には、「反知性主義」という共通点があるように思えてなりません。

私は籾井会長が、「オレは宴会は得意だ」と公言しているのを聞いたことがあります。根は悪い人ではないのだと思います。しかし、彼がNHK会長に向いていないことだけは明らかです。

(後記)本誌報道後、籾井会長は「来年度の番組編成については今、検討している最中。私は『なくなる』とは聞いていない。NHKの看板番組なので、丁寧に扱うと信じている」と述べた。

「週刊現代」2015年11月14日号より

 

 

 

 


(再)【案内】11/14 SEALDs KANSAI SALON#1 ゲスト:内田樹、岡野八代

2015-11-11 21:58:16 | ご案内

 

 
SEALDs KANSAI SALON#1
 
日時:11/14 19:00〜
場所:心斎橋DRAPEAU
1部:ゲスト内田樹「2015年の夏をどう見るか」
2部:ゲスト岡野八代「あるべき未来のための憲法学」
 
予約フォーム→http://goo.gl/forms/OkoPRrOpGo
定員に限りがございますので、参加の可否はメールにて返信させて頂きます。なお、返信のない場合は大変申し訳ございませんが参加不可となります。
 
※学生無料・一般入場料500円
※完全予約制(学生優先)
 
 
 今回のSALONは2部構成となっています。
第1部のテーマは「2015年の夏をどう見るか」。関西で抗議活動を行う・継続させる意味についてゲストに神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんをお招きし、メンバーとのトークセッションを行います。東京と違い、国会議事堂など具体的なアピール対象が無い関西という土地で学生が声を上げる意義、そしてその運動の様子を外からどのように見ていたのか等、SEALDs KANSAIの「これまで」について語り合います。
 
第2部のテーマは「あるべき未来の憲法学」。同志社大学教授の岡野八代さんをお迎えし、メンバーを交えてトークセッションを行います。安全保障関連法「成立後」の現在、立憲主義・民主主義を私たちの手に取り戻すために必要な「不断の努力」について語り合います。不断の努力を続ける為にはどんな知識や思想を身に付ける必要があるのか、そこからどんなアクションが起こせ、どんな展望、可能性が広がっているのかを一緒に考えていきたいと思います。
 
「SALON」とは、同じ趣味・思考・志・方向性を持つ人達が気軽に集まり、話し合い・意見交流をする場のことを意味します。私たちは、立場を超えた多様な意見の交流を目的として、SEALDs KANSAI初の試みであるSALONを行います。
私たちは「SALON」という場で、多くの意見・価値観の共有を行いたいと考えています。お互いに「どんな社会に生きてみたい」とか「理想の社会はこれだ」などフランクに、気軽に意見交流をできる場が私たちの考える「SALON」です。普段の日常会話の中の他愛の無い話の1つに政治の話が出来るようなきっかけ作りになればと思っています。
 
                                           転載元=http://sealdskansai.strikingly.com/
 
 
 
 
 
 
 

【11/11辺野古】市民ら500人車両止める  機動隊押し返す/国会議員糸数慶子さんまで羽交い締めにして

2015-11-11 14:34:48 | 沖縄

 琉球新報 http://ryukyushimpo.jp/news/entry-169757.htmlより転載

市民ら500人車両止める 辺野古 機動隊押し返す

 
機動隊の排除に対し、座り込みながら「暴力やめろ」と訴える市民ら=11日午前7時8分、名護市辺野古
 

 【辺野古問題取材班】

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、反対する市民らが11日早朝、米軍キャンプ・シュワブゲート前に500人以上集まり座り込んだ。午前7時ごろから機動隊が市民らに対し排除や隔離を繰り返したが、市民が一時、機動隊を押し返し抵抗、再びゲート前に座り込む場面もあった。

 市民らは座り込みながら「暴力やめろ」と訴えた。市民らと機動隊の激しい攻防で、新基地建設関連とみられる工事車両が立ち往生した。約1時間半後、基地に入った。周囲では渋滞が発生した。
 大浦湾海上では大型クレーン船が湾内で移動したほか、シュワブの海浜では2基目のスパット台船が組み立てられている。移設に反対する市民らは抗議船とカヌーに乗って、海上で工事をやめるよう訴えている。
 市民らは旧ゲートに続く国道329号でも工事関係車両を止めるため座り込んだ。その間、女性2人が腰や首の痛みを訴え、救急車で搬送された。国道329号も数十分渋滞した。


 平和運動センターの山城博治議長は、機動隊を押し返したことを「座り込んで以来初めてだ」とし、「市民が結集すればできることが証明された。暴力的なことはせず、座り抜いて闘おう」と拳を突き上げた。【琉球新報電子版】

 

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 三宅 俊司さんFBより  2015.11.10

警視庁機動隊による暴力的弾圧。手段も相手も選ばず。

参議院議員糸数慶子さんまで、両脇から羽交い締めにして違法な拘束場所に連行します。

... 辺野古は、警察の違法状態が常態化しています。


                                                            

三上 智恵さんFBより  2015.11.10 

毎朝悔しい思いをしている
辺野古ゲート前ですが
明日は完全封鎖を目指して
大集合かかってます

...

迷ってる方は
迷わず、明日だけは来てください
6時集合です
相手がたにもばれてるでしょうが
今回はもう、構いません
警視庁による弾圧に対して
本気の怒りを見せましょう

県民の選んだ知事
県民の選んだ国会議員に
敬意を表さぬ現政権が
他府県を幸せにするはずもない

全国の皆さん
治安の名の下に
正当な主張をする代議士まで
引きずっていくこの国の姿を
ようく、見て考えてください!

 

 


時事情勢~経済アナリスト藤原直哉氏が読む国内・世界情勢…安倍政権の今後は、米ジャパンハンドラーは?

2015-11-11 09:41:41 | 案内 紹介

※いずれにしても、安倍政治を終わらせること、来年夏の参院選が分かれ目、その前に大阪で維新を叩かないと!

 

We are all one  http://samadi.cocolog-nifty.com/sahasrara/2015/11/post-04f1.htmlより転載

2015年11月11日 (水)

来夏の参議院選挙を今の安倍政権は越せない!?既に自民党の中で公然と安倍批判が始まっている!?辺野古の基地問題はもう沖縄の勝ち!?米ジャパンハンドラーはみな粛清される運命!?…等々、経済アナリスト藤原直哉氏が読む国内・世界情勢。

 

マスコミでは決して報道されない、世の中の裏情報をもっと知りたい方はこちらをクリック!

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経済アナリストの藤原直哉氏が、また新しい講演で世界情勢の分析を披露してくれてます。今回も大変参考になる深い内容が語られていますので、是非聞いてみてください。90分ほどの音声です。主な内容の文字起こしも添付しました。

第8回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会 2015年11月7日 時事情勢 認定NPO日本再生プログラム推進フォーラム理事長 藤原直哉

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景気は確実に後退している。円安になっても輸出は伸びなかった。もはや金融緩和、規制緩和で景気を良くしようと言うのも限界。やっぱり根本的に中身を変えないとダメだろう。

 

今年急速に台頭してきた国にロシアがあるが、ロシアはもともと強い国で、ソビエト崩壊の混乱から力強く復活してきた。日本も同じように潜在力がある国だから、中長期的には今の混乱を乗り越えることは十分に可能で、決して悲観することはない。

ただ短期的には混乱は避けられない。マイナンバーは普及しないのではないか?あんなややこしい物を普及させるには、誰かが死にものぐるいにならなくては無理だが、政府には誰もそんな人がいない。

オリンピックもそうで、森喜朗は坊主頭になって「責任をとった」などと言ってるが、ふざけている。遠藤大臣もなんだかのんきな感じで、「死にものぐるいで前に進む」という覚悟がない。全体を見て「必死に、死にものぐるいで前進する」ぐらいの覚悟が責任者にないと、この期に及んでオリンピックなど実現できないのではないか。政府も民間も完全に緩んでしまっている。

今年ここに来ていよいよ見えてきたのは、国債の値下がりこれは怖い。これでなんかのはずみに金利が上がったらそれっきり。それでも財務省は他人事のような態度だ。日本の国のことを何も考えていない。組織が完全に弛緩している。誰も「日本経済が大変だ」という意識がない。

郵政株も上場してちょっと上がったが、次の買い手がいない。機関投資家も、外国人投資家も買う気配がない。ということは、今買った個人投資家が、次に売れる相手がいないということ。つまりあのまま値下がりすればもうおしまい。

日銀やFRBも株やその他色んな物を買っているが、次の買い手がいない。中国の株も、油もそう。不動産もそうで、見えてきたのは「今金融資産を抱え込んでいると、あらゆるものの買い手が全くいなくなって、転売できなくなって最後はババをつかむことになる」ということ。金融市場は流動性が枯渇した。これが世界大恐慌の兆候で、いろんな物が止まってしまう。

来年は激しい秩序の変化が起きるだろう。夏の参議院選挙を今の自民党政権は越せない。すでに「終わりの始まり」に入っている。アベノミクスは「金融緩和をして景気を良くする」という考え方だったが、それはもう機能しない。日銀もFRBも「景気は良くなっている」と言い張っているが、これはもう狂気の沙汰。瀕死の人を見て「元気だ」と言っているようなもの。

安倍政権がやったことで一つだけ良かったのは電力自由化。これはすごい変化を起こす。電気代は大幅に下がるだろうし、原発も全く要らなくなり、私達の生活・仕事を根本的に変える可能性がある。既存の電力会社は片っ端から潰れるだろう。税金入れてなんとかしようという動きもあるが、それでなんとかなるほど甘いものではない。

今週辺りから自民党・与党の中で、公然と安倍批判が始まった。自民党内から「アベノミクスは終わっている。このままでは来年の選挙は戦えない」という声が上がっている。安保のことも、景気のことも、TPPのことも、有権者から相手にされていない。

おおさか維新の会の橋下氏は改憲論者で、安倍氏はあれを取り込んで憲法改正をやろうという目論見があった。しかし、今度の大阪の同日選挙、来年の参議院選挙で橋下を支援するということは、自民党の大阪府連を裏切るということ。大阪では自民党と維新の会が激突しているのだから。…これで完全におかしくなり、収拾がつかなくなった。しかも維新の会は勝てるかというと、かなり厳しい。

今年日本の政治を根底から変えたのは公明党だったと思う。安保法制とTPPを強行して、更に沖縄の辺野古問題で弾圧をやってる張本人が、公明党の国交大臣。公明党の大臣が沖縄を踏み潰している。その石井国交大臣は理屈っぽくて、自分たちの正当性を主張するので、それで創価学会はみんな引いてしまう。創価学会の支部長クラスの人達が完全に切れて「もう公明党は関係ないですよ」と言っている。創価学会が自民党も公明党も支援しないとなれば、自民党はもう勝ちようがない。創価学会はもう国政からほとんど撤退で、これはもう元に戻らない。ということは来年以降、自民・公明は国政選挙で勝つ道がないということ。

来年以降は完全に「浮動票の選挙」になる。しかも来年は若者(18歳)が投票権を持つので「革命」が起こる。カナダでは実際それが起きた。カナダの先の選挙では、野党の議席がいきなり5倍になった。それは前の首相があんまり右翼で、戦争屋で、TPPに熱心で、弱者イジメをやるので、国民がカンカンに怒ってしまったから。一気に全部をひっくり返した。TPPはもうカナダはやらないだろう。

オーストラリアもそう。右翼で戦争屋でTPP推進派のアボット首相が、党首選でいきなり首になった。安倍氏と仲が良くて、日本の潜水艦を売る話ができてたが、それも全部パーになった。…来年はいよいよ日本の番。面白いことになる。

日本で最近驚いたのは、秋の叙勲。外国人にラムズフェルドとアーミテージが入っていて、みんな目が点になった。ラムズフェルドはイラク戦争で一番戦争を煽った張本人で、アメリカで市民団体からいくつも訴訟を起こされている。ラムズフェルドを入国禁止にしている国もあるほど。アーミテージは本物の武器商人で、アメリカでは犯罪者扱い。ふたりともお天道さまの下を堂々と歩けない人間。これに勲章を出したことで「安倍内閣はネオコンのおもちゃで、自分では何も考えてないんだ」と、みなはっきりと分かった。こんな二人に勲章を出すのは、世界で日本だけだろう。とんでもない話。ヒットラーや金正日に勲章出すようなもの。さすがにみんな呆れ果てた。

ネオコンはオバマ政権になってからアメリカで居場所がなくなった。彼らが始めた中東の戦争は、今ロシアが仕切っていて、米軍は完全に負け。太平洋ではなんとか中国を仮想敵にして利権をつかもうとしたが、オバマは騙せない。習近平、オバマ、プーチンは仲良くやってるから。でも、日本の安倍はアホだから騙せる。経団連もそうで、世界中で「うちは武器製造・輸出を一生懸命やってる」なんて国はない。世界中から白い目で見られるから。そんなアホなことを言うのは経団連だけ。だからネオコンに「ここはいい」と目をつけられた。

日本はネオコンに噛ませ犬にさせられそうになったが、アメリカ(オバマ政権)が止めたので、中国と戦争にはならない。習近平と全部話が付いている。だから自衛隊が行く話も、米軍と共同行動の話も、なにもない。

沖縄は今回絶対に妥協する気はない。とことんやる気。理由は沖縄経済にとって基地が全く不要になったから。それにあんまり馬鹿にされて、沖縄の人たちは本当に怒っている。だからやればやるほど泥沼にハマるだろう。もし流血事件でも起こったら、今度は嘉手納の返還闘争にも火がつく。本当は米軍にとっては沖縄に海兵隊を残す意味は無いのだが、日本政府がいてくれと頼んで辺野古を作ろうとしているのだが、それで「帰れ、帰れ」の大合唱が起きたのでは、米軍もかなわない。…これはもう沖縄の勝ちだろう。

アメリカの太平洋軍(アメリカ海軍)は利権団体。だから太平洋軍の司令官は「TPPは空母と同じか、それ以上に大事」と言っている。TPPは大企業儲けさせるために、他国を切り裂いて富を大企業に吸わせる仕組み。そして肥え太った大企業がネオコンに献金して、軍事費を出させて、太平洋軍が使う…こういう構造になっている。これがひっくり返るかもしれない。

アメリカのセキュリティの専門家から「いずれラムズフェルド、アーミテージ、ジョセフ・ナイ、マイケル・グリーンなどの利権屋は粛清される運命」と2年前から聞いている。来年は大統領選挙だし、色々あるかもしれない。

南シナ海ではもうアメリカと中国の戦争はなくなった。もっとすごいのはオーストラリアが南シナ海で中国と軍事演習をやること。つまり、オーストラリアは完全にアメリカ・ネオコンに背中を向け、中国と組んだ。理由は「戦争より貿易投資を重視するから」。…今もネオコン外交でアメリカと付き合ってるのは日本の安倍だけ。

中東はアメリカもイスラエルもロシアに手も足も出ない状態で、もう決着が付いている。ロシアはイスラエルに「パレスチナと和解しろ。人種差別政策はやめろ」と言ってるが、ネタニヤフはこれを「いやだ」と言っている。安倍氏もネタニヤフも同じ極右だが、違うのは安倍氏はポンで実力ゼロだが、ネタニヤフは頭が良くて、実力がある…だから危ない。何をするかわからない。ヘタすれば原爆を打ち込んでくる危険もある。…ひょっとすると先のロシア機の墜落もイスラエルの仕業かもしれない。

来年はイスラエル国家存亡の時を迎える。全面降伏してパレスチナと和解するか、ロシアとハルマゲドンに突入するか?

サウジアラビアでは公務員に給料の遅配が始まった。油が暴落してカネがなくなったから。さらにサウジの王子が麻薬密輸でレバノンで捕まった。それを国民に売って商売して、ISISを雇っていた。これは確実に死刑になる罪。これはもう、サウジの王家は崩壊だろう。

トルクメニスタンはソ連崩壊の時に独立した国で、石油・天然ガスが豊富。永世中立国を宣言している。この国に安倍氏が行くことになった。そこで2兆円の石油・ガス化学プロジェクトを作る、パイプラインを引くという話になった。…これにロシアが態度を硬化した。ロシアはトルクメニスタンを、もともと旧ソ連の領土で、今も本当は自分たちのものだと思っている。それを「ネオコンの噛ませ犬」である安倍氏が日本から来て、石油・ガスを「盗みに来た」ので、ロシアは怒ってしまった。プーチンは来なくなり、千島に軍事基地を作ると言い出した。

バルト三国の新聞に日本の甘利大臣が出ていた。理由はマイナンバーカードのシステムがエストニア製だから。エストニアは米軍がロシアと対峙するために軍隊を送っているところ。つまり、マイナンバーカードは、ネオコンの利権なのではないか?あんなものは日本が自国で作ればいいので、わざわざエストニア製のものを使うというのは、言ってみればロシア包囲網の一環なのではないか?そうとしか考えられない。もう滅茶苦茶。本当に安倍内閣はネオコンのおもちゃ。

麻生大臣は橋下のことを非難していた。ポスト安倍で有力な麻生が橋下を非難するのは、つまり、一緒に憲法改正はやらないということ。…自民党は四分五裂が始まったような気がする。

アメリカの大統領選挙が混迷しているのは、有力スポンサーがいないから。どの産業も不調で、カネが出せない。一番有力なのはヒラリー・クリントンだが、まだわからない。戦争屋・金融屋の代理人だったヒラリーは寝返ったのではないか?このままでは選挙に勝てないので、仲間割れしたのかもしれない。いずれにしてもネオコンの継続はない。

中国経済はどうにもならない。中国は世界から投資を呼び込んで経済成長していたので、それが止まると経済成長はピクリともしなくなる。更に致命的なのは「反腐敗闘争」。中国の公務員が商売熱心なのは、賄賂がOKだから。それ以上に成長すればいいというのがこれまでの方針だった。しかし「反腐敗闘争」で賄賂はダメだという話になったので、公務員のやる気が無くなった。習近平は経済オンチ。これでは経済成長は止まる。

いかがでしょう、相変わらずの藤原氏のすごい読みには、舌を巻くばかりです。それにしても安倍政権の無能・ダメぶりが目につきますね。特にこれは僕も全く把握していなかったのですが、ネオコンの言うなりにトルクメニスタンの石油・ガス利権に手を伸ばし、ロシアの怒りを買ったというのは気になりますね。ロシアとだけは喧嘩して欲しくなかったですが…。一刻も早く安倍政権には退陣してもらわないと、日本の国益はどんどんボロボロになってしまうばかりです。