民主党の枝野幸男幹事長は21日、町村信孝前衆院議長死去に伴う衆院道5区(札幌市厚別区、石狩管内)補欠選挙の候補者選考について「民主党が勝つかではなく、町村さんの後継を落選させることが大事。民主党が擁立するのでいいのかも含めて考えている」と述べ、公認候補の擁立にこだわらず、野党統一候補も視野に入れる意向を示した。 

 札幌市中央区で開かれた安全保障関連法に反対するシンポジウムに出席し、会場からの質問に答えた。枝野氏は「補選で勝てば参院選でかなりの展望が開ける」と強調。共産党との選挙協力については、「安保法に反対したみなさんの期待に一番応えられることをできる範囲で最大限やっていく。推察していただきたい」と明言を避けた。