異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

富士の裾野に世界最大の露天風呂と地熱発電所を(伊藤 千尋さんFBより)

2015-11-30 13:54:23 | 経済 金融
 
伊藤 千尋さんFBより
11月21日 9:36

富士の裾野に世界最大の露天風呂と地熱発電所を

 日本で地熱発電が広がらなかった大きな理由が二つあります。

 一つは、蒸気を地下から取り出すと温泉が涸れるのではないかという温泉業者の反対です。石油を掘るとやがて枯渇するというのと同じ発想です。...
 いえいえ、石油は汲み上げるだけですが、地熱発電では地下から取り出した蒸気の分は温水として再び地下に還元しています。地熱発電をしたからといって温泉が涸れるわけではないのです。さらに今や地下からくみ上げるのではなく、地下の高温の岩に地上から水を注いで蒸気として取り出す高温岩体発電方式も生まれました。これも日本の技術です。
 もっと言うなら、大分県の別府市にある有名な杉乃井ホテルは温泉を汲み上げるばかりか、同じ場所で自前で地熱発電をして電気をすべて自家消費し、さらに余った電力を九州電力に売電していますよ=写真右。同じようにすれば一石二鳥じゃないですか。まあ、最近は草津や伊東温泉からここに見学に来ていると言いますから、徐々に広がるかもしれません。

 もう一つの理由は、景観です。環境問題が盛り上がった1970年代、当時の環境庁は通産省に、国立、国定公園内に景観を壊す建物を造らないよう申し入れました。地熱発電がやりやすい場所は国立または国定公園です。自然を破壊しないために地熱発電所は建てられなかった・・・というのですが、ちょっと待ってください。
 いま日本で最大の地熱発電所は大分県にある九州電力八丁原発電所=写真左=で、ここは「阿蘇くじゅう国立公園」のど真ん中ですよ。稼働を始めたのは1977年です。環境庁の通達にもかかわらず造られたのは、建物の主要部分を地下に埋めて景観への影響を少なくしたからです。
 現にこうして地熱発電所ができています。また、国立公園の敷地から離れた場所から斜めにパイプを掘って地下の蒸気を取り出す方法もあるのです。さすがに政府も環境庁通達は時代遅れだとすでに認めました。
 こうしてみると、日本で地熱発電ができない理由はありません。今からでも遅くはない。国策として日本に地熱発電を広げようではありませんか。

 さて、前にアイスランドには地熱発電の副産物として世界最大の露天風呂があることを紹介しました。今回は日本の技術で地熱発電が世界的に活用されていることを書きました。そのうえで僕に提案があります。

 静岡の御殿場に東富士演習場があり、自衛隊が戦闘訓練をしています。そこに行ったとき、地元の人々が旗を掲げて反対運動をしていました。でも、反対運動はなかなか広がらないそうです。この広大な地を自衛隊に貸すことで国から町にカネが落ちるからです。
 僕は世界各地の市民運動を見てきましたが、現状で利益を得る人がいる以上、それを上回る活用方法を提案しないと運動は進みませんよ。ドイツで1970年代に原発2基の建設計画を市民が阻止したさい、原発に替わってレジャー施設などを創る案が提案され、実際にそうなりました。

 なので、この演習場を見ながら、どうしたらいいのかな、と考えてみたのです。そこで思いついたことがあります。
 富士の裾野で戦闘訓練をしていますが、富士には「戦闘」よりも「銭湯」が似合います。銭湯に行くと壁に富士山の絵がありますよね。ここには巨大な実物の富士山があるのです。だったら演習場の用地に世界一の地熱発電所を造り、その副産物としてアイスランドを上回る世界一の露天風呂を造るのはいかがでしょうか。
 いま、世界一の地熱発電所は米国カリフォルニアの90万キロワットの発電所です。これに10万キロワット分を追加すれば100万キロワットとなって原発1基分です。これができれば、同じ静岡県にある浜岡原発の存在理由はなくなります。富士が爆発したらどうする、と不安かもしれませんが、地熱発電所が噴火で埋まり温泉が川となって流れるくらいで、放射性物質は出ませんよ。浜岡原発を持つよりははるかに安全です。

 さらに言えば、東京の東にある米国のレジャー施設ディズニーランドで日々、日本の若者はアメリカに文化汚染されていますが、これに対抗して東京の西の富士山の麓に純日本的な露天風呂を造れば、お年寄りも含めてみんなが楽しめるではありませんか。ここで折り紙教室などいかがでしょう?大相撲富士場所なんていいかもしれない。
 さらに言えば、全国には「〇〇富士」と呼ばれる郷土富士が北海道に16、東北に16、関東に25、中部に29、近畿に24、中国に15、四国に7、九州・沖縄に19あります。全国のご当地富士の裾野すべてに地熱発電所と露天風呂をセットで造って電力を地産地消すれば、全国どこにも原発なんて不要でしょう。
 原発で不安に駆られるのと、温泉でくつろぐのと、あなたはどちらを望みます?

 こんなことを言えば「夢物語」だと思われるかもしれませんが、みんなでいろんな案を出し合って、原発に替わる使い道をあれこれ考えるのは楽しいものです。運動は活性化し、現状が当たり前だと思っている頑固な人々の頭を変えることができます。
 僕がそれを学んだのは、フィリピンで米軍基地を撤去させた1991年の運動を現地で見たことでした。次回、語りましょう。

 

 

 


原発をやめ地熱発電大国になったフィリピン(伊藤 千尋さんFBより)

2015-11-30 13:22:46 | 福島、原発

伊藤 千尋さんFBより
 

原発をやめ地熱発電大国になったフィリピン

 原発を造ったのに一度も使わず廃炉にしたのはオーストリアだけではありません。同じアジアのフィリピンがそうです。自然エネルギーを開発し、今や米国に次ぐ地熱発電の世界的な大国になりました。

 首都マニラから西へ車で4時間行くとバターン半島です。戦時中に日本軍が捕虜の米兵とフィリピン兵を虐待した「バターン死の行進」の舞台です。海に面した断崖にそびえる要塞のような建物がバターン原子力発電所でした。...
 マルコス独裁政権時代の1985年に完成したとき、建設費は予定額の4倍以上に膨れました。マルコス一族が着服し米国の会社に不当な利益がもたらされたと言われます。1986年2月、市民の「ピープルパワー」によって独裁政権は打倒され、女性のアキノ大統領が率いる政権が生まれました。
2か月後の4月26日、旧ソ連のチェルノブイリで原発事故が起きました。日本も欧米も無視しましたが、4日後、アキノ政権はバターン原発の廃炉を決めました。市民による市民のため政権だからこそできたのです。

 使われなかった原発は今、観光地です。入場料150ペソ(300円)を払って入りました。狭い鉄の階段を上り下りし、厚さ1メートルのコンクリートの壁が2重になり、厚さ50センチの分厚い扉を2つ通った先に、湾曲した大きな鉄の釜のような原子炉がありました。
 入り口の扉の下を見ると、黒いゴムがはずれています。強化ゴムのパッキンが地震のためにとれたのです。福島の原発も津波の被害だけでなく、地震による損傷があったことを連想させます。
 原子炉のわきの階段を上ると燃料棒を入れるプールがあります。燃料棒は取り去られていますが、プールから棒を抜き取って原子炉に入れるクレーンの操作を実地に見せてくれました。
 では、この原発をやめて、エネルギーをどうしているのでしょうか?この国は自然エネルギーでまかなっているのです。

 同じルソン島にあるマクバン地熱発電所に行きました。マニラから南に3時間。40年ほど前に操業を始めた古い地熱発電所です。1062ヘクタールの敷地に発電機10基を抱えます。ヘルメットをかぶって敷地に入りました。
 高さ10メートルの気水冷却器の屋上から滝のように水が流れています。「日本の三菱製です」と女性技師ジョセフィンさん。大分県の八丁原にある地熱発電所と構造も施設も良く似ていると思ったら、メーカーが同じでした。制御室に入ると、ガラス窓の向こうに巨大な発電機があります。「これも三菱製です」。主要部分はすべて日本の三菱製でした。

 最後にジョセフィンさんは「わが国は今や米国に次いで世界第2の「地熱発電大国です」と誇りました。それはそれでいいのですが、施設はほぼすべて三菱製です。なぜ日本のメーカーはフィリピンやアイスランドなど海外に地熱発電所を大量に造りながら、日本で開発しないのでしょうか。
 フィリピンが世界第2位なら、地熱発電の技術が世界一の日本は、米国を抜いて世界一になれるではありませんか。40年前にフィリピンでこのような発電所を造っているのですから、日本でもやれたはずです。日本で地熱発電を開発すれば原発20基分の電力がとれるという政府系の研究機関が発表した数字があることは前に紹介しました。
 では、どうして日本で広がらなかったのでしょうか。大きな理由が二つあります。あ、長くなりました。次回、書きます。どうしたらいいのかの提案も含めて…。

 

 

 


【参院選】野党は共闘! 一人区このままだと 民・共 9選挙区競合(東京新聞)

2015-11-30 02:49:08 | 政治 選挙 

野党は共闘!!統一候補!!自公を利するな!!独裁許すな!!
                                                                                                                           
                                                         画像by 大友 洋樹さんFB

 

東京新聞 TOKYO Webhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201511/CK2015112902000112.html より転載

1人区このままだと 民・共 9選挙区競合

写真

 来年夏の参院選に向け、野党では民主党と共産党が候補予定者を発表している。市民団体が求める非自民系統一候補は、現段階で一人も実現していない。

 32の改選1人区のうち、民主党は10選挙区で公認・推薦候補予定者を擁立。共産党は26選挙区で公認候補予定者を決めた。このままだと秋田、宮城、岐阜、三重、和歌山、奈良、滋賀、大分、宮崎の計9選挙区で競合する。他の野党が擁立すれば、競合する選挙区はさらに増え「共倒れ」の懸念が強まる。

 候補者調整が進まないまま時間が過ぎていく中で、政党側も市民団体の取り組みに注目している。

 民主党の岡田克也代表は26日の記者会見で「提案を歓迎する」と指摘。「民主党公認で出る人もいれば、市民団体が中心になって擁立した人を民主党が推薦するやり方もある」と述べ、特に民主党候補を立てない選挙区での統一候補に期待を示した。

 共産党の志位和夫委員長も同日の会見で、市民団体の働き掛けを「大変大事な動き」と評価。候補予定者を発表済みの改選1人区でも、統一候補で合意できれば「私たちが立候補を取り下げることもあり得る」と踏み込んだ。

 
 

 

 


日本の安全保障を損ない続ける戦後最悪の安倍首相 (新党憲法9条 天木直人)

2015-11-30 02:01:45 | 歴史  歴史歪曲

新党憲法9条 インターネット政党

http://new-party-9.net/archives/2976より転載

2015年11月29日
 
             天木 直人
 ...

 一国の安全保障にとって一番重要なものは何か。

 それは自主防衛力を高めることでも、対米従属に走ることでもない。

 世界の信頼と尊敬を勝ち取ることだ。

 その国とだけは戦ってはいけないと思わせることだ。

 ところが、安倍首相の下で日本が世界に発信している事はその真逆だ。

 この国は国際社会に挑戦しているのではないかと思わせる事ばかりやっている。

 最近の好例が、国際司法裁判所で国際捕鯨条約違反と判定された調査捕鯨を再開すると発表した事である。

 すなわち水産庁は27日、中止していた南極の調査捕鯨を再開すると発表した。

 それが判決で許される範囲内の調査捕鯨であると、いくら水産庁の官僚が強弁しても、世界には通用しない。

 激しい国際非難を受ける事は必至だ。

 すかさず豪州とニュージーランド両政府が強い反対声明を発表した。

 なにしろ、「法の支配」の重要性を繰り返す安倍首相の日本が、国際司法裁判所の判決に公然と挑戦する政策に踏み切ったのである。

 なぜ水産庁の省益を優先して、日本の信用を貶めて国益を失うのか。

 そう思っていたら、きょう11月29日の各紙の報道を見て驚いた。

 安倍首相みずから日本の国際的信用を傷つける超ド級の発言を行ったというのだ。

 すなわちきのう11月28日夜、自らが会長をつとめる超党派議員連盟「創生日本」の会合に出席して、次のように発言したという。

 「憲法改正をはじめ、占領時代につくられたさまざまな仕組みを変えていくことが立党の原点だ」と。

 いくらなんでもこれはひどい。

 まともな自民党議員であれば、立党精神を曲解するなと怒るべきだ。

 それが自民党内部の争いならまだ害は少ない。

 しかし、世界から見れば、この発言は、ポツダム宣言や東京裁判を否定する発
言と受け止められること間違いない。

 戦後の国際秩序に挑戦する日本は、危険極まりない国ということになる。

 日本の事をほとんど知らない世界は、安倍首相の日本を、ナチスドイツやイスラム国のように見るだろう。

 これは決して冗談で言ってるいるのではない。

 それほど深刻な暴言なのである。

 世界の信頼と尊敬を勝ち取るには長年の努力の積み重ねが必要だが、その信頼と尊敬を失うのは一瞬である。

 戦後の日本が築き上げて来たものを失う発言を軽々しく繰り返す安倍首相こそ、日本の安全保障を損ねるA級戦犯だ。

 安倍首相は戦後最悪の首相である(了)

                                                                                                  画像byShoichiro Ikenaga

 

 


【辺野古】弾圧、暴力、差別、沖縄を虐げる者たちの心は人である限り、やがて壊れるだろう。

2015-11-30 01:37:09 | 沖縄

海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/ecd2c0b5e19e0d0769d25391b223d708より転載

弾圧、暴力、差別、沖縄を虐げる者たちの心は人である限り、やがて壊れるだろう。

2015-11-26 21:57:55 

  

  

 26日は沖縄も寒い1日となった。海も高波が続いており、海上行動は中止となった。そのことが予想できたので早朝からゲート前に行き、座り込み行動に参加した。

 作業車が入る旧ゲートの前には、約70人の市民が座り込んだ。その前に機動隊員が並び、対峙するなかで平和市民連絡会の城間さんが、県民には不法な工事を阻止する権利がある、暴力を振るう機動隊は写真を撮って告発しよう、とマイクで呼びかける。

 午前6時59分、指揮官の合図で強制排除が始まった。

 

 

 力づくで排除しようとする機動隊に対して、市民もやられているだけではない。非暴力の抵抗が必死に続けられた。

https://www.youtube.com/watch?v=SgpL5FDm9eI&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=3en7YroRlic&feature=youtu.be

 互いに腕を組み、前の人が3,4人がかりで引きはがされようとするのを後ろから止める。アスファルトに寝転んだり、機動隊のバスの下に潜り込んだりして、権力の弾圧に屈しない意思を示した。

 

 

 20分ほど抵抗が続いたが、市民の多くが排除された後、作業員が載った車に続き、からのトレーラーやブルーシートをかぶせた機材、石を積んだダンプカーやローラー車(1台は舗装用)などが基地内に入っていった。

  

 警視庁機動隊もいつものように沖縄県民の弾圧に狂奔している。しかし、若い機動隊員の中には、県民に問い詰められて、良心の呵責に駆られたのか、涙ぐむ者もいた。

https://www.youtube.com/watch?v=xcNqMiaqEVQ&feature=youtu.be

 この若い機動隊員は、あとで上司から叱責されるか、指導されるかするのだろう。そうやって心を閉ざし、思考を停止して仕事と割り切り、お年寄りや女性の腕をつかんで引きずっても何も感じない、「一人前の隊員」になっていくのだろうか。

 しかし、人間の心を持ち続けるなら、自らの頭で考えることをやめないなら、沖縄が強いられている理不尽な状況に、心が痛まないでいられるだろうか。葛藤を覚えずにいられるだろうか。まともな人間がこんな弾圧を毎日やっていれば、いつか心が壊れるだろう。これで平然としていられるなら、身も心も権力の暴力装置そのものと化している。

 

 早朝行動に参加したあと、カヌーのテントに行って作業を行った。この日は辺野古基金から新しいカヌー20艇が届けられた。数人のメンバーでカヌーを運び、取り付けるロープなどの準備を行った。

 カヌーチームが主に使っているマリブは、安定性があり操作しやすいが、輸入品で入手が難しい。連日酷使しているので破損もあり、20艇も増えたのは大変ありがたい。カンパを寄せていただいた皆さんに深く感謝したい