まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

環境省 07年度温暖化ガス排出量90年比で8,7%増加を公表

2008年11月12日 | ニュース・関心事
 環境省の発表によると、07年度の温暖化ガス排出量は13億7100万トン90年12億6100万トン比で8,7%の増とのことです。主な原因に柏崎刈羽原発の完全停止による火力発電による2800万トン増があります。

 京都議定書による90年比6%削減を守ろうとすると14,7%の削減となり、1週間に1日真っ暗な日がないと達成できない数字です。『月刊 自治研 11月号』の中で島根県中山間地研究センター藤山浩さんの構想です。

 「現在総人口の9割を占める都市から、2050年までに総人口の5割を中山間地へ還流させ、食糧とエネルギーの国内自給率8割を確保した上で、国全体としてのCO2排出8割削減に寄与する新たな田園文明」。

 静岡市が環境省から委託された「都市と森林のCO2地産地消のリンケージ」調査が始まりつつありますが、CO2問題だけに限定されない「都市と農村」の対立関係の解消に向かう方向に持っていってほしいものです。

『月刊 自治研』11月号、「限界集落」特集を読む

2008年11月12日 | ニュース・関心事
『月刊 自治研』11月号の特集は「『限界集落』へのまなざし」で5つの論文やルポ、早速全部を読み通しました。政令市議会議員選挙に挑戦する身としては、非常に刺激的で、これだ!の実感です。

 特集の第1は、「限界集落」に熱いまなざしを インタビュー 第2は、「限界集落」でなく「文明の限界」を見据えて 第3は、山に人が住むということ 第4に、小金稼ぎが地域の元気を作る

 第5が、「限界集落」に見た地域の力 で、この著者は大江正章さんですが「虹と緑の500人リスト運動」のバイブル本である『地方から政治を変える』を出版してくれた出版社「コモンズ社」の創設者です。

 彼がルポの最後に書いている言葉「農山村の高齢化・過疎化だけが問題なのではない。人と人とのつながりがきわめて希薄な、都市部の出現しつつある「限界団地」のほうがずっと大きな問題を抱えている」。

 「限界集落」と「限界団地」、「限界自治体」、「限界国家」。今、医療の世界の「後期高齢者医療制度」が問題になっていますが、75歳以上の方々のこれまでの「人生」が全て問題だと言うことだと思います。