まつや清の日記 マツキヨ通信

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県知事選挙 二元代表制への認識は川勝氏が深く、溝口氏は浅い

2017年06月20日 | 市政

産経新聞が二元代表制のあり方について両候補にアンケート(6月14日)。川勝氏は「議会への根回しない」で有名だが「緊張関係がある現状に満足している」。溝口氏は「車の両輪が一定の方向性を持たない限り前進しない」。議会との関係について全く逆の主張だ。

「議会への根回しをしない」ことで改革知事の名をほしいままにしたのは鳥取県元知事の片山さんと三重県元知事の北川さんだ。二元代表制において首長に提案権はあるが議決しているのは議会である。公の場での議論こそが重要であり議会に説明責任がある。

ところが議員同士の議論はほとんどなく首長の与党になろうとすることでその役割を放棄しているのが現実だ。溝口氏の「議会をまとめる上で最大与党と組むことはマイナスではない」(中日新聞6月19日)は、一歩間違うと議会の言いなりになる危うさが残る。


県知事選挙 中日新聞「溝口vs川勝」(小沢慧一&河野貴子記者)インタビューは面白い!

2017年06月20日 | 市政

県知事選挙もあと1週間。県民が一番高い関心事である浜岡原発再稼働に二人の記者が候補者に食らいついている迫力が伝わって来る。加計学園めぐる菅官房長官への東京新聞の望月記者のジャーナリスト精神に触発されているのか。共に「浜岡原発再稼働は争点にならず」を宣言。

溝口氏が自民党に、川勝氏が連合に、気を配っているわけではないだろうがやはり両者に支持組織への配慮なのか、紛れがある。ただ溝口氏の「原発は現在ある中で必要なエネルギーだ」発言は「浜岡原発再稼働には反対でも全国各地の原発は容認論者」ということか。

川勝氏も全国各地の原発にはついては語っていない。「住民投票を自ら提案することに言質を与えない」どころか、中部電力との信頼関係、中部電力の原発依存度の低さ、再稼働への県知事の決定権のなさ、4年間に再稼働なし、統治者としての自信が垣間見える。