まつや清の日記 マツキヨ通信

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「全量回復約束」無しなら南アルプスルート変更睨み6・20協定を凍結し環境影響評価をやり直させよ!田辺市長に申入れる

2019年09月20日 | 市政

街頭での市民の皆さんの反応はすごくよかったです。チラシを取りに来る人、演説をしっかりと聞いて拍手する人、リニアは危ないぞ、と意見を言ってくる人、次から次に。8月20日、21日、9月12日、13日の静岡県環境保全連絡会議や9月5日の川勝知事のと大村愛知県知事面談で「南アルプスリニア新幹線トンネル」の実情がマスコミ報道によって知られるようになったことが大きいですね。9月27日(金)午前中にJR東海に申入れに対する(9月4日)回答をしたいと連絡が来ました。
田辺市長には前田企画局長に申し入れました。10月15日が回答期限です。

※申入れ文書

田辺信宏静岡市長様                2019年9月20日
「全量回復約束」無しなら南アルプスルート変更睨み6・20協定を凍結し環境影響評価をやり直させよ!
  南アルプスとリニアを考える市民ネットワーク静岡
共同代表 有元利通 八木 功 服部 隆 増田和明 松谷 清
              連絡先 静岡市葵区鷹匠3-3-1地球ハウス
tel054-209-5676 Fax054-209-5675
8月20日、21日及び9月12日、13日のリニア新幹線静岡県環境保全連絡会議・専門部会において大井川の水の全量回復に向けた「合理的で有効の対策」が存在しないことをJR東海は認めました。山梨県、長野県の境界において10ヶ月、7ヶ月の期間で210万トンの大井川の水が山梨県、長野県に流失するとのことです。また、大井川の中下流域への影響のみならず西俣など上流部の生態系保全策も不鮮明で燕沢での残土処分の技術工法レベルも未確定、トンネル工事地域でのボーリング調査をこれから始めるという事態です。日本列島の屋台骨・南アルプスに対して文献知に依存するだけで実際の地質構造も把握できていない段階で「トンネル工事を始めて見なければわからない」で押し通そうとしてきたJR東海の杜撰さ・傲慢さが今日の事態を招きました。
 静岡市は、昨年6月20日の「中央新幹線の建設と地域振興に関する基本合意書」をJR東海と締結しましたが、昨年の12月に始まる63項目にわたる公開質問状や「リスクの存在と解析モデルの単純化、透水係数の平均化による不確実性」の観点から「リスクの回避を徹底して求める」静岡県の基本姿勢をどのように評価してきたのでしょうか。田辺市長の6・20JR東海との協定締結「抜け駆け」批判に「政治とは利害調整。それが出来るのは政治家」(中日新聞 8月4記事)と答える姿に静岡県中部地域のリーダーとして8市2町の切実な大井川の水問題への不安に真摯な向き合い方をしようとしているのでしょうか。 
以下、申入れしますので10月15日までに文書による回答を求めます。
1、静岡県環境保全連絡会議の専門委員から様々な指摘に「おっしゃるとおり」を繰り返すJR東海を静岡市はどのように評価しているのか明らかにすること。
2、リニア新幹線建設事業影響評価協議会を開催し現段階の情報共有を行いJR東海の環境影響評価のやり直しに関しする諮問をすること。
3、コアボーリング調査を考慮すると基本協定まで長期間が予測される以上、6・20協定を凍結し、大井川「中下流域」自治体との共同歩調をとること。
4、南アルプスルートの変更も視野に入れる県知事との協議を行うこと。


唐瀬街道雨水幹線から地下7メートル、中央高校前を通って安東川への迂回幹線の400メートルの建設事業計画に期待!

2019年09月20日 | 市政

昨日は台風・豪雨の度に
床上浸水が起こる水害常襲地帯でもあるわが城北町内会
での台風シーズン前の防災講演会でした。

この地域は
静岡市の市街化区域の雨水や都市排水が集まる
一番低い麻機遊水池周辺にあたります。

巴川から水位上昇時に海に流す大谷川放水路の完成で
一時、水害が減少しました。

しかし、最近の異常気象・豪雨によって
ふたたび事態が変化してきました。

もちろん、この間も静岡市によるポンプの設置や
町内会による土嚢購入など様々な対策をとってきました。

こうした中での下水道建設課による
地下7メートルという「伏せこえ」工法による
排水管工事で2019年~23年事業計画です。

市議会議員の役割を痛感します。
ただ、すぐに解決策が具体化するわけでなく時間もかかり悩み深いところです。