マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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めぐみの郷

2011年11月19日 08時34分11秒 | 食事が主な周辺をお散歩
昨今、産地直送を掲げた直売店が増えているそうだ。

「めぐみの郷」もその一つで斑鳩にある。

昨年の秋に開店したことは知っていたが足は向かなかった。

県内には葛城新庄や田原本町にもあるそうだ。

この夏から度々目にする斑鳩店。

ここを通る度に入ってみたいという欲望が湧き出る。

室生で出会った男性は仕事の関係でこの店に品物を卸していると聞いた。

それも知りたくて入店してみた。

店内の様子といえばまるで道の駅のような売り場。

ありとあらゆる野菜が並べられている。

普段は見かけないものもある。

それはスーパーで売っている野菜とは違った。

瑞々しい野菜は買ってほしいと願っているようだ。

付近の生産者が丹精こめて作った野菜たち。

そんなに多くは買えない。

何がほしいかはかーさんに聞かねばなるまい。

売り場状況を伝えるケータイ電話。

今夜はこれでいいと数種類の野菜を買った。

野菜と言えば天候不順で高値になっている。

それがなんと・・。安いのである。

もちろんスーパーで売っているような値段もある。

それは手にせず安価なものばかりを買った。

食べてみれば好評であった。

この店ではなにも野菜ばかりではない。

近くにあるトーフ屋さんもあれば醤油屋も。

魚はないが肉屋はある。

仏さんに供える仏花もある。

収穫した新米もある。

おふくろは米がないから持ってきてほしいと言っていた。

お米は重たい。

買っても4階の住宅へ上がるにはきつい。

年寄りだけにそれは辛い。

それならば買っていこうと二人で寄ってみた。

そうして買ったお米は大阪に送りたいと申し出た。

それは可能だと宅急便の送り状をもってきた店の人。

応対も優しい。

時間は夕刻で既に集配は終わっていたから翌々日になるといっていたが、翌朝に着いた。

嬉しい電話をかけてきたおふくろ。

喜ぶ顔が目に浮かぶめぐみの郷。

農家にとっては販路を見いだせるし、消費者にとれば新鮮で美味しい食事が摂れる。

ありがたい地産地消のシステムだ。

おそらく次々と展開されることだろうと思っていれば、市内郡山でも産直市場が開店近く建築が進んでいた。

(H23.10.13 SB932SH撮影)