マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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山城町綺田台湾ラーメン大ちゃんの焼豚入り台湾ラーメン

2019年06月11日 09時38分50秒 | 食事が主な周辺をお散歩
午前中いっぱいは古川座をお迎えし、与力座がもてなす膳作りがあった。

その間に行われる七度半(しったはん)の呼び出し

その取材から戻ってきた時間帯は午前11時20分ころ。

昼の時間ともなれば座の人たちも昼食を摂る。

社務所で食べる人もおれば自宅に戻って食べる人もいるそうだが、私はどこか近くの店を、と思っていた。

ただ、昼の時間はまだ早いから、深夜に与力座の一老と宮司が密かに行われるはばかれ神事の四ツ塚の祭り方の状態を調べていた。

それだけでも昼の時間にはまだ早い。

そう思って足を伸ばした所は古川総本家。

線路を越えたところにたしか神社があると思って渡った。

たしかにあった神社は綺田山際綺原神社。

勧請縄を確認して天神川沿いに下れば木津川沿いを走る国道24号線に出る。

すぐ近くにある信号は綺田の辻。

度々でかける和食店のよし家がある。

その隣に大きな看板がある。

表示は「台湾ラーメン 大ちゃん」である。

この日は無性にラーメンを食べたくなった。

しかも、台湾ラーメンである。

私の場合はコンビニ店跡を利用した台湾ラーメン店である。

最近は、とうか心臓病を患ってからはとんと行けなくなった。

塩分含有量がとても多いと医師から、栄養士から云われているからラーメンは避けてくださいという御下命であるが、意識しているのはカップラーメン。

成分表表記があるから判断できるが、お店でできたてラーメン食べる場合はまったくわからない。

つい数か月前からはふくちゃんラーメンに行くようになった。

それも一か月に一度。

それぐらいであれば・・と勝手な自己判断で味わうことに心を鬼にして切り換えた。

台湾ラーメンを最後に口にしたのは平成27年6月21日に食事した奈良県葛城市にある「燃燃」である。

さっぱり系だがとても辛いラーメン。

何故か京都南部地域では同じようなお店を見たことがない。

その味とは比較しようもないが、試しに食べてみようと決断した「台湾ラーメン大ちゃん」。

隣のよし家は入り口前にメニューと価格帯を表示しているから安心して入れるが、大ちゃんはどのようなラーメンがあるのかさっぱりわからない。

なんの表示もないから不安になる。

台湾ラーメンはいくらで食べられるのだろうか。

心配しつつ入店したら、お一人様の場合はカウンターに案内される。

目の前にあるメニューを開いてみればあった。

台湾ラーメン一杯を注文したら、チャーシューはと問われる。

それがあればどれほどの味の違いがあるのかわからないが、これも試しのチャーシュー(焼豚)入りを頼んだ。

お店の案内によれば台湾ラーメンは辛い。

辛さを欲しない人は控えめ、逆にもっとという人は辛目を指示することもできる。

その点に関しては問いもなかったので並みの辛さであろう。

同店舗のメニューは他にもある。

台湾ラーメン味噌味や夏季限定の台湾冷麺もある。

面白いことに丼ものもある。

豚マヨ丼、キムチ入りの豚マヨ丼、明太子のりマヨ丼。

いずれも中盛り価格。

これも試しに食べてみたいが、次回に・・・。

そうこうしているうちにできあがった焼豚入り台湾ラーメンが配膳された。

見るからに美味しそうな焼豚入り台湾ラーメン。

大きな焼豚が4枚も7ある。

ニラにモヤシはかつて食べたことのある台湾ラーメン店と同じだが、肉ミンチはない。

肉ミンチはその匂い、味から好き嫌いもある。

その代わりに焼豚を添えたのであろうか。

スープは濃いように見えるがそうでもない。

まずはスープ。

コクのあるスープが美味い。

麺を食べてみたいが、ちょっと待て、である。

カウンターにあった壺がある。

表示は「やんにん」。



ラーメンや餃子、おでん等にどうぞ、とあるから焼豚入り台湾ラーメンに盛ってみた。

混ぜて飲んだスープに締まりがでてきた。



これはいけるぞ。

箸で掬った麺にスープが絡んであがってきた。

口にもっていってつるつる。

うどんじゃないからつるつる、ではなくジュルジュルとでも言いかえよう。

これは満足する麺である。

コシのある麺に絡んだスープは喉の奥を通っていく。

いやぁ、もう美味すぎるやないの。

あっさり系でもないしこってりでもない。

なんだろう。

スープ汁は何で作っているのかさっぱりわからない。

獣系ではなく野菜系のように思える優しい味。

いや、そんなことはどうでも良いと思える美味しさがある。

ただ、辛みはそれほど強くない。

むしろ辛みがほとんど感じないくらいだ。

おこちゃまでも食べられそうな味付け。

そういえば、同店舗にやってきた家族連れは小さな子どももいる。

まさか台湾ラーメンを食べるとは思えないが、おこちゃまと同じ席で食べられる家庭的な雰囲気もあるのだろう。

テーブル席はほぼ満杯。

レジを済ませたグループはどうやら常連さんのようだ。

この日初めてと思われるグループもあったが、味を覚えたグループが度々来店していると思われた。

ちなみに「やんにん」っていったい何なの。

「にん」は大蒜のように思えるが強烈な香りもない。

「やん」って何だろう。

次回に訪れたときにでも尋ねてみるか。

そうそう、焼豚の味である。

とろとろでもないが、脂身はとろけてしまうほど。肉身は堅くもないが、下味、煮込み処理はさほどしていないような食感。

豚肉の味もするが、不味くはないのだ。

ただ、調理の味がしているような、それともないようなという感じだった。

(H30. 2.18 SB932SH撮影)