まるぞう備忘録

無題のドキュメント

【自家製パン】 夏のフライパンパン。

2022-08-21 10:19:21 | まるぞうレシピ


 自家製パンの記事を書くと「うちも作りたいけれどオーブンがないから・・」という声を聴きます。そうかあ。オーブンがなくても自家製パンが簡単に作れる今の季節だけの「夏のフライパンパン」の作り方を書きます。

【材料】
国産小麦粉(強力粉)190g
水 130g
砂糖 小さじ1
塩 小さじ半分
ドライイースト 小さじ半分
バター 適量

【作り方】
1,フライパンの準備
 まずフライパンにバターを適量のせて溶かします。底面に均一に溶かしバターが広がったら火を止めてフライパンを冷まします。




2,生地の混ぜ合わせ
 私が使う小麦粉は北海道産の春よ恋です。これに砂糖・塩・ドライイーストを入れて均一に混ぜ、水を加えます


 小麦粉は水を吸いにくいものです。カードまたはヘラを使って混ぜながら、小麦粉に水を吸わせていきます。



3,生地を捏ねる
 均等に混ざったら生地を流し台ワークトップにデンと乗っけて、手で捏ねます。


 生地は20℃以上だとダレます。だからこの時期夏のパン作りは大変と言われます。手で捏ねるとベタベタくっついてまとまらないからです。
 だけどここでベタつく生地をまとめようと一生懸命やればやるほどグルテンが千切れて失敗生地になります。
 だから左手を生地に乗せて、ぐるぐるぐると直径20センチくらいの円を描くように右回し左回し。カードでヒックリかえしグルグル右回し左回し。またひっくりかえしてグルグル右回し左回し。数分捏ねれば充分です。


 数分捏ね終わったあとの生地。ね。いかにもベタついてますよ〜。という感じですね。でも「夏のフライパンパン」の生地は、これでいいのです。一生懸命捏ねる必要はありません。


 ベタついた生地をまとめるにはカードが絶大な威力を発揮します。手についた生地をこそげ落とすにも役に立ちます。
 「夏のフライパンパン」は何も特別な道具は要りませんが、でもカードだけはあった方がいいです。100〜200円くらいです。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B001U1CX9E/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B001U1CX9E&linkCode=as2&tag=marushin0c-22&linkId=f7da5dd108617c445268bc978f24cf82&th=1



4,発酵
 フライパンが触れるくらい冷えていることを確認して、生地をやさしく伸ばしてフライパンに載せます。


 表面が乾かないように霧吹きでシュッシュッシュッと水をかけて、フライパンに蓋をします。
 あとは発酵を待つだけです。

 通常はオーブンの発酵モードを使うのですが、この時期は日本でも常温で30℃にはなりますから、部屋に放置しておくだけで発酵が進みます。
 だから夏の今の時期は、オーブンがなくてもパンが作れる絶好の機会と言えます。

 パン作りの教科書にあるような成形とか二次発酵なども不要です。生地に捏ねられたイースト菌の生命力におまかせです。

 酵母が発酵する時に、アミノ酸を作るので生地が美味しくなります。そもそも二酸化炭素で生地を膨らませるのでパンがフワフワになります。

 現代のパン作りの教科書は1次発酵は30分くらいです。しかしフライパンパンは太古のパン作りですからゆっくり発酵してもらいましょう。
 たとえドライイーストであっても、ゆっくり発酵することでやはりアミノ酸などのもろもろの成分もゆっくり作られていくだろうなと思います。
 なによりパンのグルテン網は寝かせるほど緻密な網になっていくのです。これは小麦分子と水分子の水和という現象なのです。

 だからフライパンパンでは捏ねるのは数分で良いんです。なぜならそのあと時間がパン生地のグルテン網をゆっくりと形成してくれるから。
 そしてそのゆっくりのペースに合わせて、イースト菌が生地を膨らませてくれます。



5,発酵終了
 昨日の東京は30℃曇りでした。もし日が差していたら窓際に蓋をしたフライパンをおいて温めても良いです。30〜45℃くらいがイーストの活発な温度帯です。
 時々は蓋をとって生地が発酵する過程をみるのは楽しいです。もし乾き始めたら霧吹きでシュッシュッシュと。


 3時間ほど放置した結果です。だいたい2〜3倍ほど膨らんでいます。ポツポツ二酸化炭素の気泡が表面に見えます。イースト菌が元気に膨らませてくれた証拠です。

 発酵は1時間ぐらいで良いのか4時間以上かかるのか。もうそれは生地の状態と温度によります。
 我々はプロのパン職人ではないので。太古のパン作りですから、生地の状態と対話しながらノンビリと行きましょう。



6,パン焼き
 フライパンに蓋をして弱火で焼いて行きます。まずは20分くらいでしょうか。


 うちのフライパンには蓋がないのですが、ビタクラフト鍋の蓋が丁度はまるのでこれを使っています。
 蓋をする理由は生地の内部に均一に火を通すために蒸し焼きにするためです。


 なんとなく生地が焼けてきた香ばしい匂いがします。底面を持ち上げてみるとうっすら焼色が付きはじめているので、ここからは蓋を外して焼きます。ここからは生地の水分を飛ばすことも目的となります。
 底面が美味しそうな焼色になったらひっくり返します。


 反対側も焼色がついたら出来上がり。網の上にのせてパンを冷やします。ここで生地の予熱を利用して生地内部の水分をしっかりとばすことが重要なのです。
 焼きたてパンを食べたい気持ちはわかりますが、30分はこのまま静かに放置です。


30分〜1時間放置しました。切ると断面はこんな感じ。


 フランスパン生地に似た高加水のリーンなパンです。でも噛むほどに小麦の味が広がるシンプルなパンです。生地の中の砂糖はほとんどイースト菌の餌になって分解されていますから。これは本当に薄い塩味と本当に小麦の味だけのシンプルなパンです。

 30℃を超えるこの時期しか作れないオーブンの要らない「夏のフライパンパン」召し上がれ〜。





おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
==========
まるぞうさんに来世の逆立場を描いていていただいたので、そこを自分の視点の落とし所にして?な相手を観てみるのは参考になりました。なるほど、試してみようと思います。

→ コメントありがとうございます。
誰もが「自分道」の試行錯誤の経験値の真っ最中であると思います。だから遠回りと思えたことが一番の近道だということがよくあるのが、本当に人生は面白いですね。

==========
 そして、以前書いた私の実体験、単に私の自転車に、昔住んでた遠い町の駅の切符が置いてあったことは、タロットと同じような物理現象でした。それを超常現象と受け取り、死後の世界があると思った転換点になったのは、私の縁がそうしたのですね。箱の蓋が開いたーなんとなく判って来ました。

→ 縁が揃えば超常現象も普通に起きるのが量子力学であるまるし力学なのです。面白いです。

==========
コメントありがとうございます。私も今朝、たとえ??な食材を使用した食べ物であったとしても、美味しいねと思いながら食べることが物凄く重要なのでは?と考えていたところです。子供は毎朝納豆を、夜にはお味噌汁を食べています。とにかく物凄い偏食で、こだわりと不安の多い子なので、納豆とお味噌汁を食べてくれるのはホッとします。ゆかりごはんやゆかりオニギリが大好きです。

→ ご馳走さまです!

==========
自家畑で栽培している(野生化している)赤紫蘇の成長を待っていたら土用をすっかり過ぎてしまい、梅の天日干しは晴れの日1日だけ干し、3日間しまい、昨日は晴れたので1日干し、またしまい、って感じで3日連続で干せません(´;ω;`)
できれば真夏のカンカン照りにやりたかったなぁ〜。

→ 自然の歩調で作るものだから、美味しいと思いまっす!

==========
列車に乗っていると、田んぼ一面に実っている風景を見ます。日本に生まれて良かったなと思います。

→ 本当に。稲穂の国です。ありがとうございます。

==========
サツマイモの蔓のきんぴらに出来そうですね。美味しそう。
本当は雑草と作物が共存していても、土が合うところに自然に生えるものが美しく育つのではないか?と妄想してます。
収量も自給率もカロリーベースで考えると本当は米を食べて、家庭菜園があったら日本だけで間に合うはずだと感じます。
農業もこれが儲かる、となったら皆んなで作り始めて水菜なんかは暴落しました。適地適作、足るを知るだったらきっといいんでしょうが、私はたまーにラーメンは食べたいなぁ。私が小さい頃までは手打ち麺のラーメン屋さん兼蕎麦屋とかあったなぁ。今のラーメン屋さんも芸術的ですが、たまに昔の手打ちのラーメン食べたくなります。

→ 雑草はその土地が呼び寄せたその時点の一番相性の良い植物なので。だから雑草半分、作物半分。収穫量は減りますが、虫食いも農薬もいらない農業の実験です。

==========
まるぞうさんの記事を参考にして、うちの梅干し、ゆかりも出来上がりました。初めて手作りしました。今日のお昼には、梅干し・とろろ昆布・刻みねぎにお湯を注いで、梅干し汁を頂きました。梅干しを崩しながら頂きます。自分で作った梅干しは美味しく感じますね。梅酢でお刺身やってみます。楽しいですね。

→ ご馳走さまです!

===========
まるぞうさん、お忙しい中ご返答ありがとうございました。「ウント合戦に負けてはいかがでしょうか。」そうします。気持ちが落ち着きました。😊

→ 今回「ワタシマケマシタワ」達成できると、このあとの人生(来世含む)で、もう同じような人と合戦する縁が消える。という実験も面白そうです。

==========
下記おっしゃっていますけど、とても無理なんです。

→ 私も。無理をする必要はないと思います。(大丈夫。私の心の声)

==========
誰かと美味しいねってご飯食べたいです。
そんなこと人生で思い出さないです。
ただ食べるものにはいつも感謝はしています。

→ ご馳走様です。ありがとうございます。

==========
まるぞうさんはスペルト小麦ってご存知でしょうか?私が住んでる地域ではエポートルと呼ばれていて、割とポピュラーな穀物なので今まで気が付きませんでしたが、昔からほとんど品種改良のされていない一種の古代小麦なのだそうです。アマゾンで検索したらちゃんとスペルト小麦丸粒、として日本でも入手可能でした。この丸粒小麦を茹でたものにキュウリやプチトマトをザクザク切った物も一緒にあえて梅酢をさっとかけて食べると大変おいしいのです(できたら茗荷もあれば理想)。雑穀サラダみたいでいくらでも食べられちゃいます。そしてお腹に大変良い感じです。グルテンフリーではないけど、アレルギーが起きにくいシリアルとか。おすすめです。

→ 一度驚くべきパンを食べました。
スペルト小麦をそのお店の石臼で挽いて、同じくそのお店の天然酵母数種類を組み合わせて、超高加水で焼いたパンでした。パンとは思えない次元の違う食べ物でした。

==========
やはり、医学論文掲載の段階で圧力がかかっているようです。

https://twitter.com/bingsuzuki/status/1536373218444881920?t=Fr4FfneLnVLRwNYvbbVU6Q&s=19
Blaylock RL. What is the truth?. Surg Neurol Int 22-Apr-2022;13:167


COVID UPDATE: What is the truth?
Russell L. Blaylock
Surgical Neurology International

言論の自由とインフォームド コンセント情報の提供に対するこの怒りの良い例は、メリル ナス博士の医師免許を最近メイン州の医療委員会が停止し、イベルメクチンを処方し、彼女の専門知識を共有するために精神医学的評価を受けるよう彼女に命令したことです

もう1つの前例のない戦術は、異議を唱える医師をジャーナルの編集者、査読者としての地位から外し、科学論文が印刷された後でもジャーナルから撤回することです. このパンデミックが起こるまで、これほど多くのジャーナル論文が撤回されたのを見たことがありません。

製薬業界の巨人が後援する詐欺であることが証明された「ゴーストライター」記事は、JAMA や New England Journal of Medicine などの主要な臨床ジャーナルに定期的に掲載されています。

参考
https://alzhacker.com/covid-update-what-is-the-truth/

→ 情報ありがとうございます。記録としてデジタルの海に残します。

==========


まる(=・3・=)ぞうのネタ帳。
今後記事にするかもしれないししないかもしれない。気になる情報は、とりあえずここに放り込んであります。
https://twitter.com/J5F6eZXx6YgJP2x




本ブログに共感される方はクリックのほどよろしくお願いいたします。

にほんブログ村ランキング



■ブックマーク
備忘録検索(β版)
ゆっくり解説(Youtube)
ゆっくりまるぞう動画(YouTube)

■防災意識リマインダー
防災に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


■地震雲写真投稿方法
地震雲(飛行機雲のように短時間で消えない立ち上がる雲)を目撃された方は、雲の御写真と目撃情報を下記のメールアドレスにお送り頂ければ幸いです。
ohisama.maruzo@gmail.com
御写真とともに送って頂きたい情報
・目撃された日時(何日何時頃など)
・目撃された場所(県名や地名など)
・目撃された方向(可能なら)
地震雲かわからない方は地震雲の見分け方をご参考になさってください。
(個人情報は厳重に管理し、私以外の第三者に投稿者のメールアドレスなどの個人情報を開示することはありません。また御写真の画像情報や機種情報は消去いたします。人物が特定できる映り込みなどのぼかし加工もこちらで対応いたします。なおお送り頂いた御写真と目撃情報は関連サイトにも掲載させて頂くことがあります。)

■非掲載希望のコメントについて
1.公開を希望しないコメントは投稿しないでください。基本的に投稿されたものは他の読者の方の目にもふれるとお考えください。
2,どうしても公開されたくないメッセージを送りたい方はメールでお願いします。
ohisama.maruzo@gmail.com
3,ただしメールでお送り頂いた内容に対し、私はメールで返信をお送りすることは一切ありません。一方通行となります。
4,上記のようにコメントは原則公開ですが、炎上つながる場合や個人情報が含まれている場合、読者間での私信コメントは、私の判断で非公開とする場合があります。

■引用転載について
本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。