まるぞう備忘録

無題のドキュメント

奇跡の車椅子の物語。

2022-08-27 08:36:03 | 今日のひとり言

防災カレンダー
27日。新月。壬の重なり。




奇跡の車椅子。

 私の好きなテレビ番組の一つに「カンブリア宮殿」という番組があります。何回かに一回は良いお話だなあと感銘いたします。

 先日のカンブリア宮殿はちょっといつもと違いました。
 足の不自由な方4名がある会場に集まられています。そして足漕ぎ型の車椅子に試乗するところから始まっておりました。
 足が動かない方のはずが、その車椅子に座ってペダルに足を乗せると。本当に不思議なことに自力で漕ぎ出すことが出来るのです。

 テレビ画面からは、その方々の「喜び」「歓喜」が本当に我が家のお茶の間に伝わって来るようでした。
 カンブリア宮殿始まって数分の話ですが、私はその静かな歓喜に涙が出そうになっておりました。全く予期しない番組の始まり方に私は驚いていました。





人間が本来持っている力を引き出す。

 この奇跡の車椅子は、元々は東北大学医学部の半田教授の研究成果を元に設計されました。
 それは人間が元々備わっている「歩く本能」を刺激する車椅子なのです。ご本人はもう足が動かせないと諦めている場合でも、その方が本来持っている歩く力を引き出すことによって、動かないはずの足を使って、自力で車椅子を漕げるようになる。

 私は人間の本来持っている可能性を信じています。だから人間の知恵技術がそれを最大に引き出す試みは本当に素晴らしい。心が震える。

 この車椅子の特長は3つ。
1,動かない足が動く
2,自分の力で移動できる
3,筋肉が戻る


(テレビ東京カンブリア宮殿より)



たった一人の宮沢賢治。

 当時山形の小学校の教諭だった男性は、この東北大学の先生の話をテレビで観たそうです。歩けない人が、その教授の車椅子に乗ると動かないはずの足が動く。
 自分の教え子に車椅子の子供がいたその男性。この車椅子が広まれば、車椅子の子供たちが、自分で自分の力で動くことが出来る。

 男性は教師を辞めて、その車椅子を販売している大学ベンチャーに営業マンとして転職しました。しかし重量80キロ価格300万円もするその車椅子は、4年間で1台も売れず、会社は倒産してしまいました。

 しかしその男性はどうしても諦めきれず、教師の退職金とコツコツと貯めた貯金で自分で会社を起こします。
 そして車椅子メーカーも100社以上断られながら、ようやく軽量化を手伝ってくれる職人集団にたどり着きます。そこはスポーツ用車椅子を設計製造していた会社でした。

 その職人の手により、車椅子の重量は15キロまで軽量化されました。価格も30万円台にまで下げられた。



もっと多くの人に知られるべき。

 番組のあと村上龍氏は「1万台ほど売れたというがまだまだ圧倒的に少ない。多くの人にもっと知られるべきだ。」と述べておりました。私も全く同じように思います。



 番組の途中でこのようなやりとりがありました。
 その男性は静岡出身でありました。
 しかし彼は岩手の大学に進み、そのまま東北に残っています。今もその会社は本社は仙台です。

村上龍「静岡出身の鈴木さんがどうして岩手なんでしょう。やはり宮沢賢治なんでしょうか。」
鈴木氏「はい。そうです。宮沢賢治です。それしかありません。」




おまけ(読者の方によって教えて頂いたこと)
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デジタル献花
おはようございます。
ほかの方からも投稿あると思いますが、
安倍元首相へのデジタル献花のサイトです。
https://offering-flower.com/bgm?path=%2F
たくさん集まるといいですね。

→ 情報ありがとうございます。

安倍元首相にどのような形であれ弔慰を示すこと。それはその人の心の中の「日本を大切にする心」に対する敬意である。と私は思います。

人にはいろいろな考えがあるので。人それぞれと思います。結局一人ひとりの心の中に還っていくと思います。

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ラジオから流れる人の声、いいですよね!
私も勇気づけられました!
情報は取れないけど、持ち出し袋に常備してまーす。

→ 備えあれば憂いなしです。非常袋に用意していつでも使えるようにしていると、その非常袋は一生使わなくてもすむ。そういう人生になりやすい。私の好きな言葉です。

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全ての日本人が感染する勢い(参考文献まるぞうさん小説)だとすると
今度は高齢の父(2枠)母(未枠)の番かもしれません。
そうなった時にはしっかり動けるように体調整えて
またコロナとお付き合いさせていただきます🫡

→ たとえどのような結果になったとしても、それぞれの身体は最善を尽くしていたのは間違いないのですから。だからその最善を尽くす身体を後押し応援したいです。

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まるぞうさん、先日お騒がせしてしまいましたが、おかげさまで無事生まれました。ありがとうございました。

→ お知らせありがとうございます。良かったです。
おめでとうございます!!

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今年は破壊と再生の年だそうですが、
日本の多くの工場も、
この材料高騰を何とか乗り切って、
その高い技術に陽が当たる事を願うばかりです。

→ 本当に。
日本の産業を支えてくださっている方々に心から感謝です。ありがとうございます。

コメントありがとうございます。

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自分はとても店主にはなれないです。時間の区切りのある雇われだからこそ、その時間内は頑張れるだけ頑張るという感じで仕事をしています。
 だから、店主や社長を尊敬します。

→ コメントありがとうございます。
社長や店主じゃない方も、それぞれの人生の仮説と検証が面白いです。

今日は飛び入りで奇跡の車椅子でしたが、愛の貧乏大出題作戦はもう少し続くかもしれません。

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