夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2017年 3月31日(金)「モンタージュと俳句」

2017年03月31日 17時11分39秒 | * 俳句 *
父親が重い病気で入院する。
妻や娘たちは病院に駆けつける。
医師は余命数か月を言い渡す。
家族は毎日のように面会に行き、父親も楽しかった思い出などを語り退院したら。。。。と。
家族愛の映画だったと思う。
しかし父親の病は重くなる。窓際の木はすでに葉を散らし始めている。
ある日、その木の最後の1枚がはらはらと落ちる。
この最後の1枚の葉が落ちる映像で父親の死を表現する。
このような表現をモンタージュというらしい。
映画の表現としていろいろな技術があるそうですが、これは監督なりの心の表現であったりもしますが、心の中にあるものを父親は死んだではなくて映像として1枚の葉が散るシーンで描く。
文学や詩も行間を読むというものがありますが、直接的な言葉で伝えるのではなくて表現として伝えますね。ここで作者の心と読者の心が一致するわけです。わかり合えるわけです。
では、俳句はどうでしょうか?
正岡子規は俳句はスケッチだと言います。
俳句も心の表現なのですが、その表現は言葉や風景を使って作り上げるものではない。
どちらかと言えば、受け身に俳句はある。
自然の営みと人とのかかわり。当然に人は自然に働きかけるのですが、根本は自然化に対して受け身です。
自然の営みを感じ取り生活の営みに取り入れる。ここで季語という俳句独自の形式が生まれますね。それをスケッチする。なぜスケッチするかと言えばその風景から心に伝わるものがあるからでしょう。この伝わったものを言葉でスケッチをする。17文字で。
ここでは心の表現でもありますが、目の前にある事象の表現でもあり、それを通じて読む人にも同じ心を伝えていく。
読むほうも極端に言えば俳句の意味はわからなくてもいい。意味ではなくて17文字から伝わってくる感情なのかもしれない。そこには対自然があり季語により簡潔にその自然派のスケッチは伝わる。
目の前にある自然や人間の営みから何を受け取ったかの表現ですね。自分の心の感情をいろいろな道具を使って表現することではない。
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よくお読みいただいている記事(36)

2017年03月31日 16時57分47秒 | よくお読みいただいている記事
         2017年 3月

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     3月 2日     カオス
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     3月 7日     Dear Girls
     3月 8日     商店街
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     3月10日     炭水化物+炭水化物
     3月11日     gooお題 最近卒業したものは?
     3月12日     先制攻撃
     3月13日     3月 12日という日
     3月14日     ベトナム珈琲
     3月15日     3月14日という日
     3月16日     3月15日という日
     3月17日     gooお題 お気に入りの靴
     3月18日     3月17日という日
     3月19日     「身欠きにしん」
     3月20日     新前の桜の精
     3月21日     春彼岸 線香の煙と・・・・
     3月22日     3月21日という日
     3月23日     gooお題好きなパン屋さんは?
     3月24日     ツワブキ
     3月25日     開花
     3月26日     道徳と現実の乖離
     3月27日     ことばのバブル崩壊
     3月28日     忖度
     3月29日     開発協力大綱(2)
     3月30日     サクラの精
     3月31日     夏の一粒種
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じゆうななもじ君句集 2017年 春

2017年03月31日 10時52分07秒 | 「じゆうななもじ君 句集」
         2017年 春

      寒空に立春大吉唱えおり
      西王母祈りて残し雛の顔
      木蓮や風に揺れて宵の空 new
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メモ。。。。gooブログ メンテナンス

2017年03月30日 17時58分01秒 | ご挨拶
4月6日(木)8時30分~10時まで
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2017年 3月30日(木)2「アジのチーズムニエル」

2017年03月30日 17時15分19秒 | 「男の料理」
久しぶりの「男の料理」です。
作や昨夜アジがおいしそうでしたので買ってきましたが、いつも塩焼きやフライばかりで飽きましたので、ムニエルにしました。
ムニエルと言ってもバターで焼くだけでは面白くないので「アジのチーズムニエル」なるものにしました。
味は3枚におろし酒と塩コショウで下味。
これに小麦粉をまぶしてソテーにします。両面(特に皮のほうは)カリッと焼きます。
焼きすぎないうちにアジの上にケチャップと粒マスタードを塗り、その上にピザ用のとろけるチーズをたっぷりと乗せてチーズが解けるまでふたをして蒸し焼きに。
仕上げにガーリックオリーブオイル(スーパなどにあると思います)を垂らして出来上がり。
さらに盛りつけたらお好みでパセリなどを。
とろけるチーズはたっぷりでフライパンに流れ落ちますが、これがまたかりっとしたチーズせんべいになり香ばしさを出してくれます。
家族に好評でした。。。。。
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2017年 3月30日(木)「夏の一粒種」

2017年03月30日 09時45分17秒 | *  花  *
去年の夏の終わり。。。。。
ニチニチソウも終わるかなぁと思った時期に、根元に小さな芽が出ていました。
それを6つほど集めて鉢に植えておきました。
3つは大きな鉢に入れて部屋の日当たりのよいところで育てました。あと3つはかわいそうですが霜の当たらないところに置き日向に当ててやりました。
部屋の中のニチニチソウは小さいですが冬の間も花をつけて楽しませてくれました。
ベランダに出してイオタ3つも冬をじっと我慢して育ちました、やはり大きくはならなくて小さいままに。。。。
でも、春になって小さな花芽が出てきました。
植え替えても大珠部かなと思い小さな鉢に分けて植え替えました。
出窓の暖かなところにおいてあげましたのでこれから元気に育つかもしれません。
冬の間も花を咲かせたニチニチソウはそのまま夏を迎えさせようと思います。植え替えた3つは5月頃、大きくなったらプランタにまた植え替えてあげようと思います。
去年は、白・薄紫・赤と、3色あったのですが、今のところ2色だけ。今日植え替えた中に赤があれば3色そろうのですが。。。。。
2代目ニチニチソウ、頑張れ!!
2代目松葉ボタンも元気です。
2代目トリニアも小さな芽を出しました。
ブルーサルビアと名前を忘れた花も無事冬を越しました。。。。。
春ですなぁ。。。。
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gooお題「好きなコンビニアイス」

2017年03月29日 16時54分51秒 | 「男の料理」
家族の皆は「小豆バー」または「チョコチップ」(だったかな?)。
僕は「シロクマ」。。。。
ほんとは高いハーゲンダーツが好きだけど高いですからねぇ。。。。
棒付きの「シロクマ」はファミマだけかな?
ちなみにカップ麺を食べたいときは、セブンイレブンで「すみれ」
ホットコーヒーもセブン。アイスカフェオレは家族がお気に入りのファミマかローソン。
煙草は愛想のいい看板娘がいる。。。。おっと、これは好きなコンビニというわけではありませんなぁ。。。。アハハハ
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2017年 3月29日(水)「桜の精」

2017年03月29日 13時07分49秒 | 「詩情」
いつもの駅に電車から降りた。
いつもと変わらない自動改札機に定期券を入れて改札を出た。
いつものように車が走り、多くの自転車が入り乱れて走っていた。
横断歩道を渡りいつもの道を家に向かった。
そのとき春の空にあなたの声がして僕ははっとした。
はっとした僕はゆっくりと小走りに走り始めた。
あなたの声は先に行き僕はその声に胸が高まった。
朝のうちの雨は上がり薄日が射した春の空だった。
僕の小走りの足の向かう場所は僕は知っていた。
あなたがいる場所は僕は知っていた。
春の空のあなたの声は今年も美しかった。
やっとたどり着くと公園の桜がぱっと開いた。
そしてあなたは桜の木下にたたずんでいた。
こくんとうなずいたあなたは高く舞い上がり春の空に消えた。
春の精。。。。僕は桜の木を見上げていた。

【2010年3月29日 より】
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2017年 3月28日(火)「日米安保は日本の危機」

2017年03月28日 22時17分59秒 | 「政治・経済」
一部の人からは、戦後日本は平和主義と言われていたが、平和主義が日本を守ったのではなくて安保があったから日本の平和があった投意見がある。
一方で日米安保があるからアメリカ軍は日本に駐留し、その米軍があることから日本の危機があるという意見もある。日本という不沈空母から米軍はいつでも戦闘態勢に入れる。すると戦闘相手国は日本を攻撃してくるでしょう。僕の意見もこの後者です。
特に安倍政権において安保は集団的自衛権にまで踏み込みました。アメリカが日本を助けてくれるということから(これについては昔から眉唾物でしたが)日本もアメリカを助けることになりました。ということは戦闘相手国が日本の領土内にあるアメリカ軍を日本が守るという戦闘行為が成り立ってしまうことにもなりかねません。
アメリカと安倍政権の間にどのような踏み込んだ集団的自衛権の約束事があるかは機密でしょう。
やはり日米安保はアメリカの軍事戦略の一角を担うことが強化されたことに他ならないでしょう。
国会内において集団的自衛権が「戦争法だ」と言われていましたが、まさにその通りになってしまう危険性をはらんでいます。
アメリカが血を流しているのに日本は血を流さないのはおかしいという論理が強くなっていますが、何も自衛隊の血が流れるということではなくて、主戦場が日本となれば、「アメリカ国民」は血を流さずに「日本国民」が血を流す自体になりかねません。
日本自体も拉致問題を積極的平和主義でとなっているのではないでしょうか?
この積極的平和主義は強力な軍事の背景をも意味します。
日本は平和主義でなければ平和は保たれないことを再確認する時期です。
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2017年 3月27日(月)「忖度」

2017年03月27日 11時24分39秒 | 「思うこと」
まずはツイッターから
「知恵を出す」。総理大臣の名前や政府職員がついている公人の総理大臣夫人の言葉自体に大きな言葉の力がる。総理夫人が副校長になればなおさら。役人も「知恵を出す」ことも考えるでしょう。昔威張っている人が、「俺が言おうとしていること、お前わかっているよな」と。僕は知恵は出さなかったけど。
忖度。。。総理や夫人の意向を察することが「知恵を出す」ことで、同時に知恵を出しておかしなことでも進めていくことが知恵を出すということ。しかしその経過や結果を「知恵を絞って行いました」と報告して喜ばれるならもうその経過や結果は単なる忖度ではなかったということ。
俺は関わっていないということにはならない。

法的には証拠がないだろうと。。。。?
しかしこれがトカゲの尻尾切りの温床でもあります。
「俺が言おうとしていること、お前わかっているよな」この言葉の後ろには、「お前が勝手にやったのだから、うまくやらなかったら、お前の責任だからな」という言葉が隠れている。
残るのは法的な疑いの書けの流れなどが。。。
トカゲのしっぽきりが成立する。
しかしそのトカゲのしっぽが常に「俺が言おうとしていること、お前わかっているよな」と言った本人に経過や結果を報告していたならばその忖度には違法性も出てくるのではないでしょうか?
こういった忖度や「知恵を出す」行為は社会全般にあるのではないかと思います。
露骨に労基法に違反することでも一般社員に「お前、わかってるよな・・・・」と言われれば労基法に違反する残業などもやらざるを得ない。しかし結果として過労死したり心身の病気になったりしたら、自己責任に。しかし労基法に違反した事実を公表すれば初めて違反が発覚する。ブラック企業が蔓延する。
こんな社会なんでしょう。
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2017年 3月26日(日)「ことばのバブル崩壊」

2017年03月26日 22時27分08秒 | 「思うこと」
安倍総理は国会内の答弁等において「国民の皆さんにお約束します・・・・・」という言葉での約束を連発していたと思う。どことなくアメリカのトランプさんも同じように言葉の約束を連発していますね。
しかしその国民とのお約束がどのくらい実現したでしょうか?逆に国民にお約束世々に言葉として発していない事柄がどのくらい実現させたでしょうか?
アベノミクスはどうでしょうか?
結果は円安誘導による悪性の物価高により国民はそれをスーパーに行って実感として感じているでしょう。一方の賃上げは景気が良くなれば賃金も上がるとしましたが、実質賃金は上がらない。社会保障の充実は逆に向かっている(消費増税はすべて社会保障に)。消えた年金は最後の一人まではどうなったか。
女性の活躍はとん挫して、経済的理由での就業を余儀なくされた女性や年金支給年齢引き上げによる家計の助けとしての高齢女性。
南スーダンの自衛隊派遣は安全と言いながら何か月もしないうちに戦闘拡大によって撤退。
オリンピック開催に当たっては福島原発の事故は終結して汚染水もアンダーこんとーロールされていると。しかし事故は終結していないで汚染水や汚染度処理にめどが立たない。
たぶんこのほかにもこれを読んでいただいた方は、これもある、あれもあると出てくるのではないでしょうか?
森友学園についても総理自身あるいは夫人が関与している時は総理も議員もやめると言っていましたが、今後どうなるのでしょうか?たぶんこの言葉はことがここまで大きくはならないという中での軽い言葉だったのではないかと思ったりします。
第一次安倍内閣は「美しい国」という美しい言葉を国民に投げかけました。しかし現実は美しい国の実態にはならなかった。
安倍総理の言葉によるポピュリズム的政治の言葉がバブル崩壊をはじめているのではないでしょうか?
国内でも国民生活に大きくかかわる政治の変化を言葉のバブルで作り上げてしまった。
しかしことはまだ大きくなり、国際関係においてこの言葉のバブルがはじけたら・・・・
一つ重要なのが、というよりも危惧されるものが、アメリカの対北朝鮮の軍事的介入が増す中で、集団的自衛権は自衛のためで国民を守るためにあるとされましたが、この集団的自衛権が逆に日本の危機につながる可能性があるということです。すでに北朝鮮のミサイルは在日軍基地に向けられているとされます。日本はアメリカを守るために戦争に向かう危険性がないとは言えないでしょう。また拉致問題を積極的平和主義で解決という方向性が残ります。
言葉というのは軽く口先からあふれ出ます。
しかし出てしまった言葉を口に戻すことはできない。おびただしい数言葉が日本や国際社会を駆け巡る。
それに乗って国政は動く。その国政も後戻りできなくなっているのでしょう。
国民に主権はいらないどころか、ますます国民の主権がしっかりしないといけないですね。
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2017年 3月25日(土)「道徳と現実の乖離」

2017年03月25日 20時18分23秒 | 「思うこと」
毎日新聞に教科書検定、道徳 修正細部までという記事がある。
「友だちの家のパン屋でおいしそうなパンを土産に買ったりして、自分のまちに愛着を持つ--という設定」(上記サイトより引用)
ところが
「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」を学ぶ(同引用)
という検定の結果、「パン屋」が和菓子を扱う「お菓子屋」になったという。
今テレビの番組で「日本はすごい」というようなものがあるが、国が同じようなものを子供に教えるというようなものです。
パン屋はだめで和菓子を扱うお菓子屋ならいいと聞くと笑ってしまいそうになるが、そうも笑ってもいられないでしょう。
「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」。。。国を愛する態度を子供に教えるというのでが、国を愛することとはどのような態度かがパン屋ではなくて和菓子屋なのです。この和菓子屋に「伝統と文化」を見ることになるのでしょう。
これでは相当画一的なことを子供たちにその態度を教え込むことになります。
「朝食はパンではなくてご飯です!」と言えば、先生も国も喜びますね。子供の評価もよくなるかもしれません。これが教育でしょうか?
伝統や文化というのは時代によって変化していきます。朝食にパンの家庭も多いでしょう。一時若い人のコメ離れも話題になりました。生クリームがたくさん入った菓子パンのほうが大福よりもいいという若い人も多いでしょう。すでに日本の文化や伝統はパン食もあれば日本食も入り混じったものになっているのが現実です。
これで思い出すのが明治政府による廃仏毀釈です。
それまで神道も仏教も混在一致した進行になっていました。明治になり神道が国教のようになり、廃仏運動が広がりました。記憶によると世界遺産の法隆寺も危なくは維持になる寸前だったとか。それを救ったのが外国人のフェノロサ。。。。
ですからパンはだめで和菓子ならいいというのは笑い事ではなくて深刻な教育をはじめとした社会システムの悪化なのです。
このような社会においての「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」としての道徳とは何でしょう?
伝統や文化を壊すのも廃仏毀釈に見る、パンはだめで和菓子という思考方法なのです。それを国が行うのです。
国が主導する道徳とはこのような矛盾があります。
子供たちには道徳を教え、大人には公助よりも自助で国への奉仕です。
しかし実際の社会は、お年寄りを敬いという道徳の代わりに年金切り下げ(支給年齢も含めて)が行われます。
ブラック企業がはびこります。100時間未満の残業をしろと言います。
社会保障は受けにくくなり、子供を保育園にも預けられない。
国への道徳や奉仕と現実社会の仕組みは乖離していく一方です。これを我慢しろというのもまた道徳なのでしょう。
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gooお題「桜は開花しましたか?

2017年03月24日 18時29分34秒 | 「詩情」
一輪咲きそうでしたが北風が寒い。。。。。
宵の桜の幻想。。。。
2008年に書いたものがホームページから出てきましたので採録

もう何年前だろ。。。
小さな川を渡った次の駅に
僕は誘われるように
降り立った
どうも不思議なのである
いつもの通勤電車の車窓に
桜の季節になると
ピンクの桜が満開になる
線路から五百メートルぐらいだろうか
小さな川のほとりにその桜は咲いている
しかし。。。。
朝の通勤には見えないのである
きまって宵から夜にその桜は見える
ぼうっと浮かぶようにその桜の木は立っていた
その日も桜が満開だった
暮れる宵の空には
春宵月
オレンジ色の欠け行く月が
ぼうっと低く浮かんでいた
小さな川を渡った次の駅。。。
降り立つと宵の暖かな空気が
僕を包み込んだ
僕はひきつけられるように商店街を抜け
小さな川を探してゆらゆらと歩いた
まだ宵というのに人通りが少ない
すれ違う人の顔が見えない
うつむいているのか。。。。
ぼうっと影のように見えない
やがて小さな川のほとりに
その桜は大きな桜だった
もう夕闇になり
桜は霞むように立っていた
一枚そして一枚と
花びらが散り始めた
僕は見上げた
春の風は心地よい
春の風は花びらを落とす
僕は一瞬めまいを感じた
花びらはさらさらと降る
「こんばんわ」
「いらしてくださったのですね♪」
僕は驚いて後ろを振り向いた
そこには透き通るような女性が
僕を笑みを浮かべて見ていた
「こんばんは。。。。」
白いワンピースがゆらゆらと
それは桜色に染まりつつあった
くるくると舞う
くるくると花びらも舞う
「ハハハハ・・・・」
春月夜に声が響いた
僕は周りを見つめた
そこは小さなお墓が
孤独に立つ墓地だった
僕は春月夜を見上げる
くるくると花びらは舞っていた
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2017年 3月24日(金)「開花」

2017年03月24日 10時00分35秒 | *  花  *
「開花」と言っても桜のお話ではなくて、冬の間に出窓で育てていた松葉ボタンが開花しました。
赤い花が1輪。。。。。
今朝、だいぶ蕾が大きくなっていたと思ったら、帰ってきたら開花していました。
他の蕾もだいぶ膨らんでいますので1週間ぐらいすればいくつかの花を楽しめるようになると思います。
そろそろプランタに移し替えてもよい大きさに育っているのですが、まだ朝晩は冷え込みます。少し窮屈でしょうがしばらくは我慢してもらい4月の気候を見ながら移したいと思います。
先日蒔いた種もたくさん発芽してぽつぽつと松葉ボタンたしい葉が出てきました。
こちらは5月ぐらいちょうどい時期に開化すると思いますのですぐにプランタに移そうと思います。だいぶ多く種をまいてしまい密集しています。半分ぐらい煮まわて移してもよいのかと思っています。
トリニアが発芽しました。
1か月ほどで成長してやはり5月には開花かな。。。。。
松葉ボタンと一緒にプランタに植えるのが楽しみです。でも、ビオラも5月下旬から6月上旬あたりまで元気ですから植え植え付け時期も難しい。フリージアが4月中旬ごろまで策と思いますが、咲き終わってしばらくしたら球根をあげてトリニアを植えたいと思います。
そういえば去年のニチニチソウの小さなものが冬を越して元気になってきました。
これも植え替えねばならない。。。。
なんだかんだと言って忙しいです。
そういえばこのいろいろな花たちは去年の花から種を採ったり小さな芽を植え替えたりしたものですから、今年の夏の花は予算ゼロ円です。
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2017年 3月23日(木)「ツワブキ」

2017年03月23日 20時01分42秒 | 「男の料理」
ツワブキの花が咲きました。。。。
こんな詩が銀色さんの詩になかったかな?
と、言っても、今日は花ではなくてツワブキのきんぴらです。
鹿児島産のツワブキをもらったのですが、食ったこともないしどうしたもんだろうと悩みました。
ツワブキは石蕗で、蕗の一種だろうと思い塩ゆでをして灰汁を抜きました。
残り物のちくわが1本ありましたので一緒にきんぴらにしたのですが、うまかった。。。。
普通の蕗よりもエグミというのか旨みが強いですね。
そういえば穴がなかった・・・・
蕗も石蕗も同じキク科のようですが、石蕗には穴がない。
つわぶきは花もきれいですね。。。。。
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