ドキュメンタリー番組を観ました。
インドから来た15名の゙女性看護師。
介護士として介護老人施設に来たのです。
福井県勝山市のさくら荘です。
活きいきと働いてくれています。
しかし、問題山積です。
彼女たちの生活に。
一番の問題は家族と離れて暮らすこと。
子供や夫や家族はインドにいます。
制度として家族ビザを取得出来ないのです。
この原因は日本の法律です。
島国根性が外国人に冷たいのです。
政治家の無理解。
官僚の自主性不足。
日本の介護士不足は深刻です。
給料は安い、仕事はきついから魅力が無いのです。
こうした現状は先進国の共通の問題。
番組の中ではドイツを取り上げました。
一番の違いが家族ビザです。
供給元のインドでは日本語を看護師に教えており、供給体制は整っています。
ところが、一度は日本で働いた人がドイツに切り替えるのです。
家族の問題は心の問題です。
経験をして、家族の大切さを知るのです。
そして、日本から離れていく。
インド人はアジア人です。
日本にシンパシーを感じています。
それでも家族という心の問題には勝てない。
番組は問います。
日本が一流国家でいられる間に制度を見直さないと、と。
給与面でも、制度面でも日本は魅力が薄れています。
速く制度設計をし直さないと、日本は急落します。