川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

後藤徹さんと鈴木エイト氏との名誉毀損裁判が結審します

2024年11月26日 | 法律・海外法務
明日の2024年11月27日(水)、家庭連合信者の後藤徹さん(12年半の拉致監禁被害者) vs 鈴木エイト訴訟が結審を迎えます。

  本件訴訟のウェブサイト

15時から東京地裁の公開法廷で裁判です。裁判後の、15時半から、東京地裁近くの新橋TKPカンファレンスセンター13階Bで、報告会を行います。

その報告会では、以下のことなどを、徳永信一弁護士、後藤徹さん、及び私がご説明差し上げます。

■ 概要

鈴木エイト氏の後藤徹さんに対する名誉毀損発言5つ

2013
やや日
「ニート」「ただの引きこもり」
2015
やや日
「引きこもり」「裁判で2000万円をGET」
2022.8
ミヤネ屋
「ほぼ引きこもり状態」
2023.7
シンポ
(福田ますみさんの質問に対して)「どうでもいいです。ご自由に受け取ってください。はい、以上です。」
2023.8
Twitter(X)
反社会的団体の「被害者面でアピール」は「どうでもいい」

■ 経緯

2023年10月提訴、全7回期日、相手方は渡辺博・川井康雄弁護士等10名

■ 概要

1 原告後藤さんの主張 

以下A・B2つの事実を摘示する「嘘つき」「ペテン師」という論評

A 後藤徹は、12年半、自らの意思で「引きこもり」をしていた
B 後藤徹は、ディプログラミング(拉致監禁・強制棄教)の被害を国内外に訴えてきた

2 被告エイト氏の反論

 (1) 事実摘示
  ア 発言①②③
   「論評」だから事実の摘示はない。仮に事実の摘示があるとして、
 
  (ア)「後藤が家族を説得するためマンションに留まった」
  (イ)「部屋からいつでも出ていける状態だった」
  (ウ)「体格劣る母と2人の時も出ていかなかった」  だけ
 
  イ 発言④⑤
    原告後藤につき述べていない(同定可能性がない)

 (2) 社会的評価

  ア 「引きこもり」は価値中立的だから社会的評価は低下しない
  イ 「論評」としての相当性を逸脱しない

 (3) 真実性  

  新たな証拠ゼロ。
  つまり、上記(1)ア(ア)~(ウ)の「後藤が家族を説得するためマンションに留まった」「部屋からいつでも出ていける状態だった」「体格劣る母と2人の時も出ていかなかった」3つにつき、2015年に最高裁で勝訴が確定した後藤監禁裁判で否定された検察審査会や後藤さん家族(当時の被告)の書面しか、エイト氏は提出できない。 

  これらの主張は、後藤監禁裁判で「採用することはできない」とされたのに、、、

 (4) 真実相当性 

   エイト氏による具体的主張・立証ゼロ
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「正しさ」と「美しさ」の違い

2024年11月26日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
「正しさ」と「美しさ」の違い

最近、私は「正しさ」と「美しさ(カッコよさ)」を区別しています。

「正しさ」は歪み得る。色褪せる。理屈でいくらでも言いくるめることができる。

例えば、会社ぐるみで不正をしているときに、その会社方針に従うことは、儒教的上下関係においては「正しい」。組織を守る、上司を立てる、先輩を敬うことだから。

しかし、「美しく」ない。カッコよくない。

かように、「正しさ」は往々にして歪み得る。でも、「美しさ」は歪まない。色褪せない。

この「正しさ」と「美しさ」の違いは、以下のように整理できます。

正しい

美しい

理性

感性

アタマ

ココロ

合理

不合理

コンプライアンス

インテグリティ

歪み得る(色褪せる)

歪まない(色褪せない)

歯止め効かない(暴走し得る)

歯止め効く(暴走しない)

横並び

横ブレしない(縦)

Right

Righteous


正しいけど、美しくない(=当時はある意味「正しかった」けど、数十年経って正しくないとされる)例を挙げてみますと、、、、
✓ 十字軍
✓ 尊王攘夷
✓ 富国強兵
✓ 満州事変
✓ 真珠湾攻撃
✓ 神風特攻
✓ 原爆投下
✓ ナチ虐殺
✓ 制限選挙
✓ 文化大革命
✓ 24時間戦えますか(的な会社の風潮)
以上が挙げられます。

みなさんの身の回りにも、「正しい」と言えるけど「美しくない」例はありませんでしょうか。そういう事例にどう対処するかに、インテグリティが強く問われます。

  • 参考:『組織不正はいつも正しい』(中原翔著)、「縦と横」(私のブログ)
 
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伊達政宗の五常訓 全文

2024年11月26日 | 古典・漢籍
知人が、私の新著『笑って死ねる人生論』から、伊達政宗の言葉を拾ってくれた。

私が一部引用した、政宗の遺訓の全文は、改めて、味わい深い。

~~~以下引用~~~

仁に過れば弱くなる。
義に過れば固くなる。
礼に過れば諂いとなる。
智に過れば嘘をつく。
信に過れば損をする。

氣長く心穏かにして、萬(よろず)に儉約を用て金銭を備ふべし。
儉約の仕方は不自由を忍ぶにあり。
この世に客に來たと思へば何の苦もなし。
朝夕の食事うまからずともほめて食ふべし。
元來客の身なれば好嫌は申されまじ。
今日の行をおくり、子孫兄弟によく挨拶をして、娑婆の御暇申すがよし。

~~~引用終わり~~~

私が引用したのは「朝夕の食事…」だったと思いますが、

 智に過ぐれば嘘をつく

ってのいいですね。令和日本には嘘つきばかりです。政治家とか、、

最後の

 子孫兄弟によく挨拶をして、
 娑婆の御暇申すがよし

もいいですね。死ぬときに、笑って死のう、ってことですね。
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私のLinkedinライブ(明日(水)夜)

2024年11月26日 | 自己紹介

明日夜7時、国際弁護士イベントで

なぜ中山達樹はそんなにエネルギッシュなのか? 人生の目的は?

というテーマで、英語でLinkedinライブをします。

ご興味あれば是非聴いてください!

Itzik Amiel on LinkedIn: 🌟 𝗬𝗼𝘂𝗿 𝗟𝗶𝗳𝗲 𝗣𝘂𝗿𝗽𝗼𝘀𝗲 ➜Join Inter-Pacific Bar Association…

Itzik Amiel on LinkedIn: 🌟 𝗬𝗼𝘂𝗿 𝗟𝗶𝗳𝗲 𝗣𝘂𝗿𝗽𝗼𝘀𝗲 ➜Join Inter-Pacific Bar Association…

🌟 𝗬𝗼𝘂𝗿 𝗟𝗶𝗳𝗲 𝗣𝘂𝗿𝗽𝗼𝘀𝗲 ➜Join Inter-Pacific Bar Association (IPBA) chair of the publication committee Olivia Kung and international speaker and…

 

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キルケゴールの思想

2024年11月26日 | 人物
執行草舟の本を読んでいると、よくキルケゴールが出てくる。

名前は訊いたことがあるけど、キルケゴールの思想がどんなものなのか、パッと一言で言えない。

そこで、ChatGPTにキルケゴールの思想を150字で説明したもらったら:


キルケゴール(1813–1855)は、デンマークの哲学者で、「実存主義の父」と呼ばれます。

彼は、個人の自由と責任、主体的な選択を強調し、「絶望」を通じて真の自己を見出す過程を探求しました。

神との関係を重視し、信仰を「恐れと戦慄」の中で主体的に受け入れる行為と捉えました。

人間の生きる意味を内面的な視点から問い、現代思想に大きな影響を与えました。

だそうです。

ここに「主体的」という言葉が2つ出てきます。神との関係を主体的に捉える、って感じでしょうか。

以下の本は、今読んでいる執行草舟本。彼の本で14冊目くらい。

特にここにキルケゴールが出てきた、というわけではありません。

 
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輪島の真横に倒れた6階ビル ー令和6年の日本の実力

2024年11月26日 | 社会・時事など
輪島の、能登地震で、真横に倒れた6階ビル。


このビルの下敷きになって、居酒屋の奥さんと、20歳くらいの娘さんがなくなりました。旦那さんは最初の揺れで外に出たから助かった。。

震災(今年元日)から10ヶ月以上経って、ようやくこのビルの解体が始まりました。

ということは、あの地震から、10ヶ月も、こうやって横たわったままだったのです、、、、

かように、能登では、道路復旧などのインフラ整備も遅々として進まず、、

そのため、この能登地域(人口30万人、今は他県とかに避難した人もいるから20万人くらいか)では、つい最近まで(体育館、原発施設のような)避難所生活が続いていました。ようやく先週あたりに仮設住宅に入れたりした人もいます。

10ヶ月も、体育館のような、段ボールで区切るような避難所生活! プライバシーなし! 

これが能登の実態、、、

これが令和日本の実態、、、

時代が進み、政治が発達し、人心も豊かになったと思っていました。

しかし。

令和6年の我々日本は、「大地震の被災地の人を10か月も避難所生活させる」程度のインフラ・援助しか提供することができない、、、

これが令和6年の日本の実力です。

豊かで立派になったような感覚をもっていましたが、私たちは、もっともっと謙虚にならねばいけぬようです。
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UPF魚谷さんの講演

2024年11月26日 | 法律・海外法務
ちょっと前になってしまいまたが、先週あたりの姫路の人権シンポジウム。

UPF事務総長の魚谷俊輔さんが、国際法の観点から、フランスのパトリシア・デュバル弁護士の切り口などを紹介していました。

国際人権規約18条3項からすると、日本の宗教法人法の解散命令規定は、おかしい。

「法令」に違反なんて抽象的な言葉で宗教法人を解散できるわけがない。

「公共の福祉」なんて抽象的な言葉で宗教法人を解散させてはいけない。

そんな話をいただきました!









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金沢といえば金箔

2024年11月26日 | 旅行記
金沢といえば金箔。

加賀前田藩の伝統だろうか。何にでも金箔。コーヒーにも金箔。

金沢の家庭連合の教会は、金箔の会社施設を購入したものなので、ゴージャスでした。

日本の家庭連合施設で一番ゴージャスでは。松濤本部よりゴージャス感ありました。










他に、金沢といえば、和菓子。

いろんな美味しい和菓子をいただきました。

「宝達」ってどら焼き https://morihachi-shop.com/SHOP/houdatsu-7.html にも金箔・金粉が盛ってありました! 

これは写真撮り損ねました。。

至れり尽くせりの歓待に感謝します!

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