愛する人を喪ったとき。
人生の意味を考えたいとき。
運命とは…と嘆きたいとき。
挫折をした子供を慰めたいとき。
そんなときにまず思い浮かぶのは、V.E.フランクルの本。
『夜と霧』が有名ですが、『それでも人生にイエスと言う』って本の、題名もいいですよね。装丁もいいです。
一節だけ抜粋。
生きる意味は、すくなからず、外面的な運命に対してどのような態度を取るか、もはや運命を形成することができないとき、またははじめから変えられないとき、どうふるまうかにこそあります。
人生に意味があるんじゃない。
人生に意味を求めるんじゃない。
人生に意味を与える。
それが我々に投げられているボールなんですよね。
愛する人の死によって、我々は無条件に、唐突に、そのボールを突きつけられる。
私も数年は、そのボールを持て余すことになるのか。