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小人閑居して不善を為し
君子は独りを慎む
『大学』
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好きな言葉。20代の頃、「子どもが生まれたらこの言葉から『慎独』って名前にしようか」って思ったくらい。
ダメな人間は、暇になるとロクなことをしない。
立派な人間は、誰もみていなくても立派な振る舞いをする。
「誰も見ていなくても正しい・美しいことをする」というインテグリティそのものだ。
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最近、この言葉に、「孤独に耐える」「孤独を楽しむ」という新しい解釈を加えている。
独りを慎む。独りでいるときもちゃんとする。孤独なときも、天は見ている。
孤独であっても、孤立しているわけじゃない。天とともにある。
周りが間違っていても、自分が独り正しければいい。そんなニュアンスも読み取れる。
コンプライアンスとかインテグリティとの関係では、Speak upする(勇気を出して発言する)のが重要。
じゃあどうやって勇気を出すか? が問題なのですが、「不幸を恐れない」「孤独を恐れない」のが必要。
不幸や孤独を恐れないメンタリティになるためには、哲学や信念や使命感・死生観が必要。
逆に言えば、きちんとした哲学がない者には勇気は出せない。
あたっていよう。哲学なきものには勇気がなさそうだ。
勇気がない人には哲学がなさそうだ。