狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

今から一年も経てば私の現在の悩みなどおよそくだらないものに見えることだろう。.

2015年01月30日 18時30分31秒 | その他の日記




 本日1月30日は、蓮華王院本堂が落慶した日で、議会と対立したイングランド国王チャールズ1世が清教徒革命で処刑された日で、オリバー・クロムウェルが国王チャールズ1世を処刑した反逆者として墓を暴かれ遺体が斬首された日で、『大日本史』が江戸幕府に献上された日で、西郷隆盛が鹿児島で主宰していた私学校の生徒が政府の武器を奪取して西南戦争が始まった日で、オーストリア皇太子ルドルフと愛人マリー・フォン・ヴェッツェラがマイヤーリングの狩猟館のベッドの上で拳銃で撃たれて死んでいるのが発見された日で、日英同盟がロンドンで締結された日で、ウラジオストク - ハバロフスクの開通によりシベリア鉄道がほぼ全通した日で、トルコの共和人民党政権がコンスタンディヌーポリ全地総主教コンスタンディノス6世を国外追放した日で、ドイツでヒンデンブルク大統領がヒトラーを首相に指名した日で、東プロイセンの避難民や傷病兵を乗せた客船・ヴィルヘルム・グストロフに乗っていた乗客9343人がソ連海軍の潜水艦の攻撃で死亡した日で、マハトマ・ガンディーが暗殺された日で、北アイルランド・ロンドンデリーでカトリック系住民のデモとイギリス治安部隊が衝突して市民13人死亡した日で、15歳の学生リッチ・スクレンタが世界初のコンピュータウイルス「エルク・クローナ」を作成した日です。


 本日の倉敷は雨のち曇りでありました。早朝は雪だったのかなぁ? 積もってはいませんでした。
 最高気温は六度。最低気温は一度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れたり曇ったりするとなっております。


 今、私の体はあかんたれになっていて、何かあった時に逃げる為のスプリント力が皆無です。
 かつて長距離・短距離両方に対応でき尚且つスプリントを繰り返しながら長時間走ることが可能だった脚力は消え失せているので、何かあった時に脚力で逃げ延びる事は不可能。
 街を歩く時は多少びくびくしながら歩いております。
 こんな時は、正確なポジショニングを常に心がけながら危機を未然に察知する能力を磨かねばなるまい。
 君子危うきに近寄らず。
 無茶はできぬ。用心用心。と気を付けて日々を送っているのでございます。

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『上流階級 富久丸百貨店外商部』/高殿 円

2015年01月30日 13時18分56秒 | 小説・本に関する日記




 昨日の夜は、高殿 円の小説『上流階級 富久丸百貨店外商部』を読んでいました。



 主人公の鮫島静緒は勤めていた洋菓子店から老舗百貨の店富久丸百貨店に引き抜かれ、契約社員として百貨店の洋菓子部門でキャリアを重ねてきた。
 洋菓子以外にも手がけたフロアリニューアルが成功して、評価されて富久丸百貨店の正社員となる。
 しかし人事異動で今までの仕事とは全く違う外商部に配属される。

 富久丸百貨店外商部ではハイクラスの顧客を大勢担当しているベテラン外商員の葉鳥が早期退職を希望していて、葉鳥が担当している顧客達を引き継げる人材を探しあるいは育てる必要を迫られていた。
 新たに様々なメンバーが外商部に集められ、葉鳥が担当している顧客を担当し、仕事を審査されることになった。

 お客様からのあらゆる要望に応える百貨店の外商部。
 ノルマは月1500万円。
 静緒は任された顧客との信頼関係を築けるのか?




 高額の商品は高額になるだけの理由が存在している場合が多いのだけれども(理由無しで高額なだけなら淘汰される)、専門家でないとその理由が分からない場合があります。
 ブランドはブランドとなる理由があるし、またブランドの商品でもTPOに合わない場合があります。
 ハイクラスの人の場合、TPOに合わなければ礼儀に反することになります。そして彼ら彼女らが礼儀に反することをした場合、おそらく我々が想像できないほどのペナルティーが彼ら彼女らに課せられてしまうのでしょう。
 それ故、ハイクラスの人達はミスは許されず、多くのことに精通していることを要求されます。
 しかし全ての事に精通することは難しいです。
 なので「知っている人」を身近に置こうとするのでしょう。
 
 ハイクラスの人達にとって老舗百貨店の外商員は、ハイクラスの人達に求められている本物を調達する為の人であって(それに自身の好みも加わる)、それ故、日頃から外商員を観察している。
 言葉。服装。所作。物腰。態度。作法。それらが本物であるかどうか? 信用できるかどうか? 求めているものを調達できるのか?

 百貨店の外商員であっても全ての事に精通することは難しいのですが、お客様は(お客様にとっての)本物を求めます。



 主人公はそんな顧客達の信頼をどう勝ち取るかで悪戦苦闘します。
 さらに百貨店の商品はそれ自体がブランドでそのブランドの誇りをどう守るかという問題にも直面します。

 読みやすい筆致で面白かったですよ。
 お勧めです。

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