狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

平坦な戦場で僕らが生き延びること

2015年12月07日 20時28分29秒 | VSの日記



 本日12月7日は、キケロが暗殺された日で、伊能忠敬が日本地図の作成を開始した日で、陸奥湯之助及び中井庄五郎らが三浦休太郎を暗殺するために討ち入りした日で、昭和電工事件で芦田均前首相が逮捕された日で、蒋介石が中華民国の首都機能を台湾・台北に移した日で、行方不明になっていた作家・鹿地亘が東京の自宅に戻りアメリカの諜報機関・キャノン機関に拉致監禁されていたと語った日で、秋田県秋田市でニセ千円札事件(チ-37号事件)が発生した日で、ローマ教皇とコンスタンディヌーポリ総主教が911年にわたる相互の破門を解消した日で、オウム真理教の規制を目的とした団体規制法が公布された日です。


 本日も倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は十四度。最低気温は四度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。



 忘年会。

 それは、下っ端にとっては様々な罠が待ち受ける恐るべき行事である。
 一般的には年内の苦労を忘れる為に年末に行われる宴会を意味する。
 しかし、下っ端は忘年会を慰労の為の宴会などとは思ってはいけない。
 下っ端にとって忘年会とは、生きるか死ぬかを決する戦場なのである。

 忘年会では、諸先輩方が居並ぶ酒宴となるケースがほとんどである。
 諸先輩方はその席で下っ端達に様々な罠を仕掛けてくる。罠にかかった下っ端は見るも無残な形で粛清されてしまう。
 さらに諸先輩方は「無礼講」などと言いながら酒宴での下っ端達の振る舞いを観察している。下っ端が少しでも気を抜けばやはり後で抹殺の対象となる。
 そしてお酒が入ったことを言い訳にして酔ったふりをして狼藉に及ぼうとするお方も出てくる。下っ端はそんな先輩の狼藉を華麗に躱さなければならない。ただ躱すだけでは駄目だ。華麗に躱さなければならない。難易度が高い。
 先輩が説教モードに入ったら酔っていても神妙な顔つきで絶妙の相槌を打ちながら先輩の説教を拝聴せねばならない。我慢だ。逃げることは許されない。逃げれば後で地獄を見ることになる。

 世の下っ端どもよ。下っ端にとって忘年会は楽しい酒宴などではない!
 「お酒が飲める!」と浮かれぽんちで忘年会に出席すると最悪の場合は死ぬことになる。
 心せよ! 下っ端にとって忘年会とは戦場である!
 生きるか死ぬかは諸君等の心がけ次第だ! 決死の覚悟で忘年会に臨め!
 粗相をすれば羽目を外せば死が待っている。
 しかし、忘年会を生き延びることができたなら諸君等は一回り大きく成長していることだろう!

 生きろ! 諸先輩方の巧妙な罠を掻い潜り何としてでも生き延びるのだ!
 私は諸君等の健闘を陰ながら祈っている。
コメント (2)
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『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

2015年12月07日 13時25分59秒 | 映画・ドラマに関する日記



 昨日の夜は、映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のDVDを観ていました。

 リーガン・トムソンは、かつて『バードマン』という映画でバードマンというヒーローを演じている有名な俳優。
 しかし、バードマンを演じた後はヒットに恵まれず、今は落ちぶれている。
 バードマンを演じた俳優というイメージから脱却する為にもがいていたリーガンは、演劇界で自身の存在感を示そうとレイモンド・カーヴァーの短編小説『愛について語るときに我々の語ること』を原作にした舞台を企画する。

 脚本・演出・主演を自らが担当したその舞台のプレビュー公演が目前にせまったある日、出演する俳優の一人が怪我で降板する。
 代わりに入った俳優は優れた才能を持っているが、身勝手な言動を繰り返して周囲を振り回す。
 人生を賭けた舞台が成功するのか失敗するのか。
 プレッシャーに悩むリーガンの前にかつてリーガンが演じたバードマンが現れる。
 バードマンはリーガンに付きまとい、リーガンを嘲り挑発する……。

 監督は、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。
 出演者は、マイケル・キートン、エドワード・ノートン、エマ・ストーン、ナオミ・ワッツ、ザック・ガリフィアナキス、アンドレア・ライズボロー、エイミー・ライアン、リンゼイ・ダンカン、メリット・ウェヴァー、ジェレミー・シャーモス、フランク・リドリー、ダミアン・ヤング、ナタリー・ゴールド、キーナン・シミズ、など。




 フォーマットはコメディ……として観るべきなのかな?
 映画業界とか演劇業界の人が観たならまた違う感慨があるのかもしんない。

 現実と虚構が何重にも重なっています。
 そして、それらがごっちゃまぜになって進んでいきます。
 苦く重く切ない笑いをおこす露悪的なお話でありますよ。
 色々と解釈できるお話でそれ故に観る人を選ぶ作品かもしんないです。


 面白かったですよ。

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