狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

思う存分、己の浅はかさを反省し、恥じ入り、死にたくなりたまえ。

2015年12月23日 20時45分16秒 | 休日の日記




 本日12月23日は、安政東海地震が起こった日で、日本共産党の宮本顕治らが中央委員の小畑達夫・大泉兼蔵を特高警察のスパイとして査問しリンチを行った(後日、小畑達夫が死亡)日で、大日本言論報国会が設立された日で、ベル研究所がトランジスタを公開した日で、極東国際軍事裁判で死刑判決を受けたA級戦犯7名の絞首刑が執行された日で、東京タワーの完工式があった日で、北朝鮮が11か月拘束していたプエブロ号の乗員82人を解放した日で、ソ連軍がアフガニスタンの首都カーブルを占領した日で、アメリカの二人乗りプロペラ飛行機「ボイジャー」が世界初の無着陸・無給油の世界一周飛行を達成した日で、名古屋ドル紙幣ばら撒き事件があった日で、今上陛下の誕生日を記念する祝日です。

 本日の倉敷は雨が降っていましたよ。
 最高気温は十一度。最低気温は五度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れたり曇ったりするとなっております。


 本日は私はお仕事がお休みの日でありました。
 今日はお出かけしやうと思っていたのですが、雨が降っていたので外出する気力が湧かずお部屋の中でまったりとしていました。
 南の島の大王様の御子様のやうに雨が降ったらごろごろすればよいのです。

 ところで南の島の大王様の御名前はハメハメハなのですね。カメハメハだと私、勘違いしていました。
 ハメハメハ……。失礼ながら申し上げますが、何だか淫靡な響きの御名前ですね。
 南の島に住む人は誰でも名前がハメハメハ。覚えやすいがややこしい。会う人会う人ハメハメハ。誰でも誰でもハメハメハ。
 ……。
 赤面してしまいます。



 私、まったりしすぎて頭の中に何かが湧いているやうです。
 戯言、失礼いたしました。恥じ入るばかりでございます。
 気を静めねばなるまい、と思っているところなのでございます。

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『妻への家路』

2015年12月23日 10時15分31秒 | 映画・ドラマに関する日記



 昨日の夜は、映画『妻への家路』のDVDを観ていました。

 1977年。中華人民共和国では文化大革命が終結する。
 思想犯として収監されていたルー・イエンチーは収容所から20年ぶりに解放されて我が家へと帰る。
 しかし、妻のフォン・ワンイーは心労から記憶障害となっていてイエンチーを夫だと認識することができず見知らぬ他人と認識して夫を家から追い出してしまう。
 独りで暮らしているフォン・ワンイーは記憶障害もあって生活が危なっかしい。
 追い出されたイエンチーは、妻を見守る為そして妻の記憶が戻ることを信じて、他人としてフォン・ワンイーの住むアパートの向かいの家に住み始める……。
 フォン・ワンイーに夫の記憶は戻るのか……。

 監督は、チャン・イーモウ
 出演者は、コン・リー、チェン・ダオミン、チャン・ホエウェン、チェン・シャオイー、イエン・ニー、リウ・ペイチー、ズー・フォン、など。

 中国映画で、記憶障害で夫を他人だと思い込む妻とそんな妻に寄り添い続ける夫の愛情を描いた映画です。




 中国共産党内部の権力闘争で文化大革命は否定されたから文化大革命を題材にした映画を中国国内で撮ることは可能となったけれども、今でも中国では中国共産党に都合の悪い題材で映画を撮ることは出来ない。
 今の中国共産党は文化大革命当時の中国共産党と変わらない。今も内部で熾烈な権力闘争を行っている。政敵を陥れることができるならば或いは自分達の身を守る為なら何でもする。

 この文化大革命で中国国内の貴重な文化財は破壊され知識人達は迫害され、組織的で暴力的な吊し上げが横行した。被害者は推定で1億人。死者は40万人から1000万人と諸説ある。
 多くの人が巻き込まれた文化大革命には様々なドラマがあったはず。ささやかな生活を送っていた人達が引き裂かれ裏切り利用しそれでも信頼する。
 共産主義を標榜しながら明らかな階級が存在する。しかしその階級は中国共産党内部の権力闘争の結果で末端にまで影響が出てくる。市井の人達は中国共産党内部の権力闘争に翻弄されてしまう。

 このお話は文化大革命は本格的には描いていません。
 焦点はそこではなく、夫を認識できなくなってしまった妻とそんな妻をいたわる夫、そして父親を密告して母親と仲が悪くなってしまった娘のお話です。
 しかし知識人の夫を認識できなくなってしまった妻というのは暗示が込められているような気がします。



 優しく切なく悲しいお話を抒情たっぷりに描いています。
 面白かったですよ。

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