狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

運の悪い人は安心するがよい。 なぜなら、なおいっそうの悪運に陥る心配はないのだから。

2015年12月13日 17時24分31秒 | 知人、友人に関する日記


 本日12月13日は、犬養内閣の初閣議で日本の金輸出再禁止を決定して金本位制から管理通貨制度に移行した日で、南京攻略戦が終結した日で、ハンガリー・ルーマニアがアメリカ合衆国に宣戦布告した日で、泉山三六蔵相が会期中の国会食堂内で泥酔して女性議員にセクハラをして野党に懲罰動議を出された日で、ギリシャ国王コンスタンティノス2世が軍事政権に対する逆クーデターを仕掛けて失敗してローマへ亡命した日で、イラクのサッダーム・フセイン元大統領がアメリカ軍に拘束された日で、長江流域のヨウスコウカワイルカがほぼ絶滅と宣言された日で、お正月を迎える準備を始める日です。
 年末まであと18日。

 本日も倉敷は晴れでありましたよ。
 最高気温は十四度。最低気温は五度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れたり曇ったりするとなっております。







 忘年会。
 それは、下っ端にとっては様々な罠が待ち受ける恐るべき行事である。
 一般的には年内の苦労を忘れる為に年末に行われる宴会を意味する。
 しかし、下っ端は忘年会を慰労の為の宴会などとは思ってはいけない。
 下っ端にとって忘年会とは、生きるか死ぬかを決する戦場なのである。






 先日のこと。
 仕事帰りにたりらりんとふらふらと歩いていたら、またしても友人達の待ち伏せに遭いました(前回はこちら)。orz。
 君達。事前に連絡を入れなよ。お願いだから。私にも都合があるのだよ。暇ではないのだよ。

 友人達は「今宵はAさんから宴のお誘いなのです」「君も呼ばれているのです」「一緒に来てもらいます」「問答無用です」と言うのです。
 A(←とある知人の名前)さんからのお誘いかぁ……。断るとまずいよなぁ。
 「非常にまずいです」「後でお仕置きをくらいます」「お仕置き怖い」「まぢげろやばいです」
 うん。お仕置きは怖い。

 Aという知人には説教癖があります。
 そして私の友人にはぼんくらが揃っています。
 Aさんは我等ぼんくらどものあまりのぽんこつぶりに対していつも嬉々として駄目出しをします。
 そして当然、Aさんの駄目出し&説教の最大の標的はぼんくらの最筆頭である私となります。
 Aさんの宴に出席すればぼんくらの最筆頭である私は飛んで火にいる夏の虫となります。冬だけど。
 しかし、ばっくれれば後で膝詰説教を延々とくらうことになります。
 ここは飛んで火にいる夏の虫とならねばなりません。冬だけど。
 仕方がない。顔を出すとしますか。

 「おぉ。今回は素直だ」「せっかく元陸上部員と現役バスケットボール部員を連れてきたのに」「なんかつまんない」「がっくしです」
 うおぃ。
 見ると元陸上部員さんと現役バスケットボール部員さんがニコニコと笑いながら控えています。
 君達。私を捕らえる為にまたしても呼ばれたのかね。ご苦労様です。
 今日は君達もAさんの宴に参加させてもらうといい。Aさんは器がとても大きな人だから2人ばかり参加者が増えても文句は言わないよ。と元陸上部員さんと現役バスケットボール部員さんに申し上げました。
 すると、元陸上部員さんと現役バスケットボール部員さんは「いい人!」「わぁい!」と言いながら私に懐いてきました。

 あれあれ? 手懐け易い?
 この2人を友人達から引き剥がして私の手駒にしちゃおっかな? とAさんのお宅に向かいながら腹黒いことを呑気に私は考えていたのです。
 この先に何が待ち受けているかも知らずに。





 明日の記事に続きます。


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『アナザー』

2015年12月13日 16時11分44秒 | 映画・ドラマに関する日記






 昨日の夜は、映画『アナザー』のDVDを観ていました。

 夜見山北中学校に転入した榊原恒一は、持病で入院していて1学期の最初の時期を病院で過ごすことになってしまった。
 退院後、これから1年を過ごす教室に入るとクラスメイトの中に病院で見かけた少女がいることに気が付く。
 しかし、他のクラスメイト達や担任はその少女が存在していないかのように振る舞う。そしてその少女・見崎鳴もクラスメイトや担任と接触することなく自由に行動している。
 恒一は見崎鳴のことについてクラスメイトに訊いてみるのだが、クラスメイト達の言うことは要領を得ない。
 なので鳴本人に話しかけてみた、のだけれども……。

 監督は、古澤健。
 出演者は、山崎賢人、橋本愛、宇治清高、井之脇海、岡山天音、岡野真也、秋月三佳、今野真菜、正名僕蔵、佐藤寛子、三浦誠己、つみきみほ、銀粉蝶、川瀬陽太、恩田括、荒木誠、今本洋子、佐藤誓、藤井武美、中山絵梨奈、馬場有加、袴田吉彦、加藤あい、など。

 原作は、綾辻行人の小説『Another』です。



 原作を読んでいたので(原作は面白かったです)脳内補完が可能だったから理解できたところがあるのだけれども、原作を読まずに初見で設定を理解するのは無理なんじゃない? と思える映画でありました。
 原作の小説はかなりの分量があってじっくりと物語を進めていたのです。そして小説ならではの仕掛けもありました。
 それを映画で表現するとなると骨格の部分を見定めて多くを切り落とさなければなりません。しかし小説と映画は表現方法が違います。小説をなぞっても面白くならないのならば工夫が必要となります。
 この映画にそれがあったのかと問われると「?」マークを付けざるを得ません。面白くないし怖くない。そして感性が悪趣味。
 感性が悪趣味でも構わないのですがこの映画には合わないと思います。この映画でグロいものを見たいわけではないのです。
 原作の小説の魅力の核となる部分を製作者側が見誤っているとしか思えません。要領よくまとめているとも思えません。
 否、それ以前にツッコミどころが多すぎます。

 むぅ。
 原作の小説は面白かったのになぁ。
 残念な映画でありましたよ。

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