狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

檜扇(ヒオウギ)その8。

2019年07月11日 23時20分28秒 | お花に関する日記





 本日7月11日は、東晋の恭帝が劉裕に禅譲して東晋が滅亡し宋が建国された日で、明の武将鄭和が第1次航海に出発した日で、マリー・アントワネットらが民衆に人気のあった財務大臣ジャック・ネッケルを罷免した日で、フランスの天文学者ジャン=ルイ・ポンが初めて彗星を発見した日で、アメリカ合衆国副大統領アーロン・バーと同財務長官アレクサンダー・ハミルトンが決闘を行った(ハミルトンは翌日死亡)日で、オーストラリアでアボリジニ・ヌンガー族の戦士イェーガンが彼の首にかけられた賞金狙いの白人少年により射殺された日で、御木本幸吉が真珠の養殖に成功した日で、サロモン・アウグスト・アンドレーが気球による北極飛行に出発して消息を絶った日で、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の支援を受けたモンゴル人民党が活仏ボグド・ハーンを君主とするモンゴル人民政府を樹立して中華民国から実質的に独立した日で、東京帝国大学に航空研究所・現 宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所が設立された日で、大日本生産党・愛国勤労党員らのクーデター計画が事前に発覚して約50人が検挙された日で、小倉米兵集団脱走事件が起きた日で、升田幸三王将・九段が大山康晴名人を破り棋界初の三冠となった日で、悪魔の詩の訳者が殺された日です。

 本日の倉敷は曇ったり雨が降ったりしていましたよ。
 最高気温は二十六度。最低気温は二十三度でありました。
 明日は予報では倉敷は曇りとなっております。




 上の写真に写っているお花は、「檜扇(ヒオウギ)」です。
 檜扇のお花に関しては、2018年7月11日の記事2017年7月13日の記事2016年7月19日の記事2015年7月23日の記事2014年7月8日の記事2013年7月26日の記事2012年8月4日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2018年と2017年と2016年と2015年と2014年と2013年と2012年の檜扇のお花の記事です。


 檜扇のお花の花言葉は「誠意」です。



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信用は鏡の硝子のようなものである。ひびが入ったら元通りにはならない。

2019年07月11日 21時30分36秒 | その他の日記




 党名を変えそして党を分解させたのは何故か?
 民主党という名前では選挙で戦えなかったからであり、民進党に所属していると選挙で戦えなかったから。

 では、何故にそのような事態に陥ったのか?
 本来ならば、その部分を旧民主党に所属していた議員達は徹底的に考えなければならなかったはず。
 そもそも選挙によって下野させられた理由を徹底的に考察して反省しなければならなかったはず。
 それを一切せずにいたからこそ、民主党という名を捨てなければならなくなり、そして民進党という政党では選挙で戦えなくなったのです。

 そのような恥知らずな行為を行って今もなお国会議員を続けている旧民主党の議員達は、しかしこの期に及んでも何故に民主党政権に選挙民がNOを突きつけたのかを理解しようとしていません。
 一切反省することなく自分達は全く悪くないと考えている。このような人達は現実を見つめる勇気のない人達と言えます。

 事実を無視して対策を取ることは出来ません。
 事実を無視した対策は必ず歪み多くの人に迷惑をかけます。
 政治家としては最悪です。
 自分達に都合の悪いことは無視をする。このような人達が現実に則した政策を作れるはずはありません。
 このような人達に我が国の国民の生命と財産を守れるとは思えません。

 過去の話ではなく現在の話です。
 旧民主党に所属していた議員達は今、何をしているのか? それが問われているのです。
 過去を見て事実を確認してその上で何をするのか? それが問われているのです。
 何もしていないのならば、揶揄されて当然でしょ。
 揶揄される状態のままでいることこそが問題なのですよ。
 今もなお、反省することが一切ない。その事こそが問題なのですよ。



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『アマデウス』

2019年07月11日 20時30分38秒 | 映画・ドラマに関する日記




 昨日の夜は、映画『アマデウス』のDVDを観ていました。

 1823年の11月のある日。
 ウィーンの街で自殺を図った老人が精神病院に運び込まれる。
 彼は、「許してくれ。モーツァルト。君を殺したのは私だ」とモーツアルトに許しを請い続けていた。
 神父であるフォーグラーは、病状が安定したその老人を訪問して彼が何故に自殺を図ったのか彼に話を聞こうとする。
 その老人は神父を蔑み拒否していたが、やがて驚くべき内容の告白を始める……。

 アントニオ・サリオリは、神聖ローマ皇帝・オーストリア大公・ハンガリー王・ボヘミア王であるヨーゼフ2世に仕える宮廷作曲家。
 音楽の都・ウィーンで多くの人から尊敬を受けていた。
 しかし、ウィーンに作曲家のウォルフガング・アマデウス・モーツァルトが現れたことによってサリエリは心を大きく掻き乱すことになる。
 類い稀なる音楽の才を持つウォルフガング・アマデウス・モーツァルト。
 しかし彼は傲慢で天真爛漫で下品で礼儀知らずな男。
 サリオリは、モーツアルトが持っている至高の才能に圧倒され自分は凡庸な人間だと思い知らされる……。
 サリエリはモーツアルトの才能に激しく嫉妬し苦悩して……。

 監督は、ミロス・フォアマン。
 出演者は、F・マーリー・エイブラハム、トム・ハルス、エリザベス・ベリッジ、ジェフリー・ジョーンズ、チャールズ・ケイ、パトリック・ハインズ、ロデリック・クック、ジョナサン・ムーア、ロイ・ドートリス、リチャード・フランク、サイモン・キャロウ、ニコラス・ケブロス、クリスティン・エバソール、バーバラ・ブリン、シンシア・ニクソン、ヴィンセント・スキャヴェリ、ケニー・ベイカー、ケネス・マクミラン、など。


 この映画は大好きな映画なのです。
 なので繰り返し観てしまいます。


 サリオリを演じたF・マーリー・エイブラハムの演技が凄い。引き込まれてしまう。
 特に老サリオリが罪を告白するシーンはどれも秀逸。
 狂気。嫉妬。憧れ。憎悪。至福の快感。失望。優越感。絶望……。様々な感情をくるくると見事に表現していく。

 老サリオリの告白を聞く神父様は、この複雑な心情の懺悔であり自慢話であり自己肯定であり自己否定である老サリオリの告白になす術がないのです。
 説教することも慰めることも肯定することも憐れむこともできません。
 ただただ圧倒されて黙って聞くしかないのです。
 この神父様の心情はこの映画を観ている人と重なってくるのです。


 面白いですよ。
 傑作であります。
 お勧めでありますよ。



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さぁ今、擦り抜ける。自ら作った壁を。そう、その向こう側、夢に見たから。私のdesire……。

2019年07月11日 19時44分35秒 | VSの日記





 或る夜の事。

 狐は先輩と一緒に或るパブリック・ハウスのカウンター席に腰をかけて、絶えず氷入りのミルクを舐めてゐた。
 狐は余り口をきかなかつた。
 しかし先輩の言葉には熱心に耳を傾けてゐた。
 「君は御茶を濁すという言葉を知つているかね?」
 お。前にも同じことを云いましたね。繰り返しネタですね。
 「今回はネタが無いのだ。故に御茶を濁さななければならない。我等は其のような状況なのだ」
 あ。それは嘘ですね。本日最初の記事のネタが無いはずがないです。ネタがあるはずなのに無理矢理お座敷に上がつてしかも繰り返しネタ。ハードルはどんどん上がつていますよ。どうするつもりなのですか?
 「君は何を言つているのかね? お座敷上がつているのだ。The Show Must Go On。ネタが無いまま即興で演じなければならないのだ。故に御茶を濁さなければならない。我等は其のような状況なのだ」
 あ。まぢでネタが無いのに無理矢理お座敷に上がつたのかな? 馬鹿だ。三国一の馬鹿がいる。
 「君は何を言つているのかね? 君もお座敷に上がつているのだよ。逃げることは出来ないのだよ」
 嗚呼。そうか。まぢげろやばいじやん。繰り返しネタになつているので前のような御茶の濁し方は出来ませんよ。本当に如何するつもりなのですか?

 先輩はお喋りを止めて考え込んだ。
 狐の言葉は先輩の心を知らない世界へ神々に近い世界へと解放したのかもしれない。
 狐はカルーアを注文し、割賦の中で氷入りのミルクと混ぜ合わせてカルーア・ミルクを作り、舐めた。
 先輩は云つた。
 「ここらで一杯濃いお茶が怖い」

 ……。
 いやいやいやいや。
 そんなのではオチはつきませんよ?
 「否。これで良いのだ。これは立派なオチなのだ」

 何が良いのか? 狐にはさつぱり理解できない。
 狐は何か痛みを感じた。が、同時に又歓びも感じた。
 人の考えとは、様々なものであるな。面白ひものだ。
 そして本当に御茶は濁せたのだろうか? 狐は疑問に感じた。




 其のパブリック・ハウスは極小さかつた。
 しかしパンの神の額の下には赫い鉢に植ゑたゴムの樹が一本、肉の厚い葉をだらりと垂らしてゐた。


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