狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

闇よりもなお昏きもの 夜よりもなお深きもの

2019年07月15日 23時01分46秒 | VSの日記




 本日7月15日は、第1回十字軍で十字軍によりエルサレムが陥落した日で、ワット・タイラーの乱の思想的指導者ジョン・ボールが最も重い首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑により処刑された日で、若狭国小浜に南蛮船で象が日本に初上陸した日で、イングランド王ジェームズ2世の甥でセッジムーアの戦いで敗れたモンマス公爵ジェームズ・スコットが刑死した日で、エジプト・シリア戦役の途上フランス軍人ピエール=フランソワ・ブシャールによってロゼッタ・ストーンが発見された日で、東京巨人軍と大阪タイガースが初対戦した日で、1940年に予定されていた東京オリンピックの開催権を日本政府が閣議で返上することを決定した日で、GHQが新聞社16社・通信社3社の事前検閲を廃止して事後検閲に移行した日で、中央線三鷹駅構内で無人電車が暴走し民家に突入した日で、河野一郎邸焼き討ち事件が起こった日で、キプロスでギリシャの支援を受けたギリシャ併合強硬派がクーデターを起こしてマカリオス大統領を追放した日で、台湾で1949年以来続いてきた戒厳令が解除された日で、原油高を受けて日本の17漁業団体の漁船約20万隻が一斉休漁した日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十九度。最低気温は二十四度でありました。
 明日も予報では倉敷は晴れとなっております。






 枕に就いたのは黄昏の頃。
 之を逢魔時、雀色時などといふ一日の内で人間の影法師が一番ぼんやりとする時に起つた事。
 狐が十の夏の終わり。



 部屋は四疊敷けた。
 薄暗い縱に長い一室。兩方が襖で他の座敷へ出入が出來る。
 詰り奧の方から一方の襖を開けて、一方の襖から玄關へ通拔けられるのであつた。
 一方は明窓の障子がはまつて、其外は疊二疊ばかりの漆喰叩きの池で金魚が居る。

 其日から數へて丁度一週間前の夜。
 夕飯が濟んで私の部屋の卓子の上で燈下に美少年録を讀んで居た。
 前後も辨へず讀んで居ると、私の卓子を横に附着けてある件の明取りの障子へ、ぱら/\と音がした。
 忍んで小説を讀む内は木にも萱にも心を置いたので、吃驚して振返へると又ぱら/\ぱら/\といつた。

 雨かしら?
 時しも夏の終わり。
 洋燈に油を注す折りに覗いた夕暮れの空の模樣では、今夜は眞晝の樣な月夜でなければならないがと思ふ内も猶其音は絶えず聞こえる。
 おや/\裏庭の榎の大木の彼の葉が散込こむにしては風もないがと、然う思ふと、はじめは臆病で障子を開けなかつたのが、今は薄氣味惡くなつて手を拱ぬいて思はず暗い天井を仰いで耳を澄ました。
 一分、二分、間を措いては聞こえる霰のやうな音は次第に烈しくなつて一時は呼吸もつかれずものも言はれなかつた。
 しばらくして少し靜まると、再びなまけた連續した調子でぱら/\。

 思ひ切つて障子を開けた。
 池はひつくりかへつても居らず、羽目板も落ちず、月は形は見えないが光は眞白にさして居る。
 とばかりで、何事も無く手早く又障子を閉めた。
 音はかはらず聞こえて留まぬ。
 何だか屋根のあたりで頻りに礫を打つやうな音がした。ぐる/\渦を卷いちやあ屋根の上を何十ともない礫がひよい/\駈けて歩行く樣だつた。



 一週間經つた。
 黄昏は少し風の心持ち、私は熱が出て惡寒けがしたから掻卷にくるまつて寢てゐた。
 眠くはないのでぱちくり/\目を明いてゐても物は幻に見える樣になつて天井も壁も卓子の脚も段々消えて行く心細さ。

 枕頭へ……ばたばたといふ跫音。
 ものの近寄る氣勢ひがする。
 枕をかへして頭を上げた。
 が、誰れも來たのではなかつた。
 ちうちう鳴く奴等かしらん?
 怖ひ。

 しばらくすると再び、しと/\しと/\と摺足の輕い譬えば身體の無いものが踵ばかり疊を踏んで來るかと思ひ取られた。
 また顏を上げると何にも居らない。
 其時は前より天窓からの景色が重く見えた。
 顏を上げるが物憂かつた。

 繰返へして三度、また跫音がしたが其時は枕が上がらなかつた。
 室内の空氣は唯彌が上に蔽重つて、おのづと重量が出來きて壓へつけるやうな重さ。
 鼻も口も切なさに堪へられず、手をもがいて空を拂ひながら呼吸も絶え/″\に身を起こした。
 足が立つと思はずよろめいて向うの襖へぶつかつたのである。
 其のまゝ押開けると、襖は開いたが何となくたてつけに粘氣りけがあるやうに思つた。
 此處では風が涼しからうと、其れを頼みに恁うして次の室へ出たのだが矢張り蒸暑い。
 押覆つたやうで呼吸苦い。
 最う一つ向うの廣室へ行かうと、あへぎ/\六疊敷を縱に切つて行くのだが瞬く内に凡そ五百里も歩行いたやうに感じて、疲勞して堪へられぬ。
 取縋るものはないのだから、部屋の中央に胸を抱いて、立ちながら吻と呼吸をついた。

 かの恐しい所から何の位ゐ離れたらうと思つて怖々と振返へると、ものの五尺とは隔たらぬ私の居室から不気味な気配がする。
 ちうちう鳴く奴等ぢゃない!
 大きな昏い不気味な何か!
 薄ぼんやりと揺ら揺らふらふらとゆつくり近づいてくる!

 思はず駈け出した私の身體は疊の上をぐる/\まはつたと思つた。
 其のも一つの廣室を夢中で突切つたが、暗がりで三尺の壁の處へ突當つて行處はない。
 此處で恐しいものに出遭うのかと思つて、あはれ神にも佛にも聞こえよと泣き叫んだ。
 恐しいものに出遭つた時に唱えるやうに教えられていた呪文を叫んだ。
 そして熱に魘されながら叫んでいた私は其の儘気絶した。

 其の時、何が現れたのか知らない。
 熱に魘されていたので幻を見たのかもしれない。
 禍々しき昏いぼんやりとした黒い何か。



 気絶していた狐は家の者に起こされた。
 其処にはもう禍々しき昏い黒い何かはいなかつた。
 其の時以来、禍々しき昏い黒いものを見ていない。
 呪文が効いたのかしらん?

 でも時々、暗闇の中に奇妙な気配を感じる時がある。
 闇の中で息を殺し此方をぢつと見る何か。
 そんな時は其処から直ぐに離れるやうにしている。




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『三匹の侍』

2019年07月15日 20時19分06秒 | 映画・ドラマに関する日記



 昨日はの夜は、映画『三匹の侍』のDVDを観ていました。

 旅の浪人・柴左近は代官松下宇左衛門支配下の村の水車小屋で代官の娘を人質にした農民3人に出逢う。
 彼らは水車小屋に立て籠もり、代官に年貢の軽減を要求しようとしている。
 芝は水車小屋で高みの見物を決め込むことにした。

 代官は牢に閉じ込めていた浪人達に水車小屋に立て籠もった農民達を切るよう命ずる。
 その浪人達の中に桜京十郎もいた。
 代官の用心棒をしている桔梗鋭之助は浪人達を連れて水車小屋に向かうが……。


 監督は、五社英雄。
 出演者は、丹波哲郎、長門勇、平幹二朗、桑野みゆき、香山美子、葵京子、藤原釜足、石黒達也、井川比佐志、伊沢一郎、多々良純、木村俊恵、三原葉子、上田吉二郎、富田仲次郎、左卜全、永田光男、青山宏、今橋恒、梅津栄、織本順吉、青木義朗、保科三良、大井潤、雲井三郎、宮沢元、森幸太郎、佐藤京一、滝恵一、相原昇三郎、カトウハジメ、田村錦人、南泰介、滝左太郎、田中謙三、倉新八、門田高明、永井邦近、岡本忠行、西宮健二、安田昌平、松本宗四郎、和歌浦糸子、笹川富士夫、光妙寺三郎、鎭目勲、成田舟一朗、蓑和田良太、曽呂勝、中勢謙次郎、大北和男、宮城稔、浅岡譲、河内麗子、荒木肇、林扇太朗、三原博、橋爪譲二、星野久、津々井功二、伊達力、波戸崎徹、津山伸一、藤沢竜二、など。

 1963年から1969年にかけてテレビ放映された連続テレビ時代劇を映画化した時代劇のモノクロ映画です。



 モノクロ映画で、光のコントラストが美しいです。
 この光のコントラストをカラーでしたらどぎつくなるのかなぁ?
 モノクロならではの美しさかもしんない。

 勧善懲悪のお話かと思ったらそうでもないので吃驚。
 お話を少し詰め過ぎ過ぎとは感じましたがキャラが立っていて楽しかったです。
 かっこいい丹波哲郎様。
 ほろ苦くて痛快なお話でありました。
 面白かったです。



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人は運によって上昇しても能力が無かったらその地位に留まれない。チャンスを掴む以前の下っ端の時に上の地位に相応しい実力を普段から蓄えておく。それが大事かと思います。

2019年07月15日 17時17分42秒 | その他の日記






将校は4種類に分類できる。
賢明な者、勤勉な者、愚鈍な者、怠惰な者である。
ほとんどの将校はこのうちの2つの属性を併せ持つ。

一部の者は賢明かつ勤勉であり参謀本部におくべきである。
愚鈍かつ怠惰な者――彼らはすべての軍人の90%を成す――は、ルーチンワークに適している。
賢明であり同時に怠惰な者は最高管理責任者に適任だ。重要な決断に必要な明晰な頭脳と図太さを持つ。
気を付けるべきは愚鈍であると同時に勤勉でもある者だ。責任ある立場に就かせるべきではない。常に損害を引き起こすことしか行わないからである。








 政府が半導体材料の韓国向け輸出管理を強化したことに対して、立憲民主党の福山哲郎幹事長は「(いわゆる徴用工問題など)政治的問題に通商的な対抗措置を取ったと国際社会から見られるのは国益上マイナスだ」と述べ、日本共産党の小池晃書記局長は「政治的紛争の解決に貿易問題を使うのは禁じ手だ」と政府を批判し、社民党の吉川元幹事長は「ナショナリズムを煽ることはやめるべきだ」と述べました。

 つまり、立憲民主党や日本共産党や社会民主党は、核兵器の開発や毒ガス兵器の材料となる物資の管理が杜撰な国にノーチェックで輸出することに賛成というわけなのですね。
 核兵器の開発や毒ガス兵器の材料となる物資が何処に消えたか分からない国にノーチェックで輸出することに賛成というわけなのですね。
 立憲民主党や日本共産党や社会民主党は、何処かの国或いは勢力が核兵器や大量破壊兵器や毒ガス兵器を大量生産しても構わない、というわけなのですね。
 立憲民主党や日本共産党や社会民主党は、国際社会が何を懸念していて何を危惧しているのか全く理解していない、と考えてもよいというわけなのですね。

 半導体材料の韓国向け輸出管理を強化したことは、いわゆる朝鮮半島出身の労働者の問題で韓国に対するカウンターではありません。
 まだ、いわゆる朝鮮半島出身の労働者の問題で韓国に対するカウンターは日本は発動させていないのです。
 そして半導体材料の韓国向け輸出管理を強化したことは輸出管理の強化であって禁輸ではありません。
 核兵器の開発や毒ガス兵器の材料となる物資の管理が杜撰な国に対して今迄は優遇していた輸出管理を優遇を無くして普通の対応に切り替えているだけです。

 そのことが理解できない立憲民主党や日本共産党や社会民主党に国の管理が出来るとは思えません。
 立憲民主党や日本共産党や社会民主党が政権を取れば、核兵器の開発や毒ガス兵器の材料となる物資を日本が世界中に野放図に輸出することになりかねません。理解していないのですから。
 立憲民主党や日本共産党や社会民主党が政権を取れば、立憲民主党や日本共産党や社会民主党の所為で世界中に核兵器や毒ガス兵器や大量破壊兵器が拡散されて核兵器や毒ガス兵器や大量破壊兵器が大量に作られることになるかもしれません。

 戦略物資の取り扱いについて韓国は日本との協議を拒否し続けてきました。
 そして韓国国内で消費されるはずの物資の内で約30%が何故か韓国国内で消費されずに何処かに消えている。この時点で管理が出来ていないと見做さざるを得ないのです。
 このことについて韓国政府に説明を求めても、韓国政府は協議を拒否し続けました。
 こうなると危険な物資を輸出する責任上、日本は韓国向けの輸出管理を強化せざるを得ません。
 それをしないならば、日本は世界中に核兵器や毒ガス兵器や大量破壊兵器を拡散させた主犯となってしまいます。
 この問題は、国際連合安全保障理事会でも問題となっているのです。

 そのことを理解していない立憲民主党や日本共産党や社会民主党に国の管理が出来るとは思えません。



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