狐の日記帳

倉敷美観地区内の陶芸店の店員が店内の生け花の写真をUpしたりしなかったりするブログ

紫式部(ムラサキシキブ)の実その7。

2019年09月25日 20時18分06秒 | お花に関する日記


 本日9月25日は、ニコポリスの戦いでバヤズィト1世率いるオスマン帝国軍がヨーロッパ諸国軍に圧勝した日で、アウクスブルクの和議が成立して神聖ローマ帝国がルター派を容認した日で、沢村栄治が日本プロ野球初のノーヒットノーランを達成した日で、セイロン首相ソロモン・バンダラナイケが仏教僧により銃撃された(翌日に死亡)日で、田中角栄首相が中華人民共和国を訪問(9月29日に日中共同声明を発表して国交樹立)した日で、1971年に極左暴力集団・過激派の革命的共産主義者同盟全国委員会・中核派の投げた火炎瓶の直撃を受けた放火によって焼失していた日比谷公園内のレストラン・松本楼が再建された日で、藤ノ木古墳で石室と家形石棺が発掘されたと発表された日で、ロシア・イルクーツク州の上空で天体衝突による爆発が発生した日です。

 本日の倉敷は晴れていましたよ。
 最高気温は二十七度。最低気温は十六度でありました。
 明日は予報では倉敷は晴れとなっております。



 上の写真に写っているのは、紫式部(ムラサキシキブ)の実です。
 紫式部の実に関しては、2018年9月19日の記事2017年9月17日の記事2016年9月20日の記事2015年10月9日の記事2014年10月17日の記事2009年11月2日の記事もよろしかったらご覧くださいませ。
 2018年と2017年と2016年と2015年と2014年と2009年の紫式部の実の記事です。



 紫式部の花言葉は、「深い愛」或いは「聡明な女性」です。


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無駄とも思える努力の積み重ねが美しさを維持するのよ。

2019年09月25日 16時20分45秒 | VSの日記


 昔、或る田舎の蔵屋敷が並ぶ村の傍の小山に一匹の狐が住んでいました。
 この狐の住処の隣の家に年の若く麗しい女人が一人で住んでいました
 狐はこの若い女を不思議に思っていたのは勿論です。
 実際また彼女の身の上をはじめ、彼女が何をして暮らしているかは誰一人知る者もなかったのですから。

 或る風の無い秋のはじめの日の暮。
 狐がふと外へ出て見ると、何かこの若い女の罵っている声が聞えました。
 それはまた何処かの庭鳥がのんびりと鬨を作っている中に、如何にも物ものしく聞えるのです。
 狐は如何したのかと思いながら、彼女の家の前へ行って見ました。
 すると柳眉を吊り上げた彼女は、年を取った木樵りの爺さんを引き据えて、ぽかぽかと白髪頭を擲っているのです。
 しかも木樵りの爺さんは顔中に涙を流したまま蹲っています。
 「これは一体如何したのです? 何もこういうお年寄りを擲らないでも善いじゃありませんか」
 狐は彼女の手を抑え、熱心に窘めにかかりました。
 「第一年上の人を擲るということは、修身の道にも外れている訣です」
 「年上の者を? この木樵りは私よりも年下です」
 「冗談を云ってはいけません」
 「いえ、冗談ではありません。私はこの木樵りが生まれた時からこの木樵りを知っているのですから」
 狐は呆気にとられたなり、思わず彼女の顔を見詰めました。
 やっと木樵りを突き離した彼女は美しい――というよりも凜々しく蒼白い顔に血の色を通わせ、目じろぎもせずにこう云うのです。
 「生まれてすぐにこの者は捨てられて、私がこの者を育てました。私はこの変態どMの所為でどの位苦労したのか分かりません。けれどもこの者は私の言葉を聞かずに欲望の儘に我儘ばかりしてきました。その我儘を折檻するとこの者は喜ぶのです。この変態どMはあろうことかその欲望を私に向けてき続けました。そのような者に永遠の若さを得る秘術を与えるわけにはいきません。今もこの変態どMは私に淫らで浅ましい欲望を向けてきました。そのことを折檻したところでこの者を喜ばすだけです。しかし怒りのあまり折檻をせざるを得なかったのです」
 「では……、この木樵りはもう七十歳位でしょう? 貴女は一体幾つになっているのです?」
 「私ですか? 私は三千六百二十一歳です。」
 狐はこういう言葉と一緒に、この美しい女人が仙人であることに気付きました。
 しかし、もうその時には、何か神々しい彼女の姿は忽ち何処かへ消えてしまいました。
 うらうらと初秋の照り渡った中に木樵りのお爺さんを残した儘……。


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『涼宮ハルヒの退屈』/谷川 流

2019年09月25日 14時59分23秒 | 小説・本に関する日記

 昨日の夜は、今更なのですが、谷川 流の小説『涼宮ハルヒの退屈』を読んでいました。

 高校入学早々、突飛な自己紹介をした涼宮ハルヒ。
 その性格や言動は変人そのもの。
 高校の全てのクラブに仮入部して運動能力の高さから多くの運動部から勧誘を受けるが、その勧誘を全て断る。
 クラスの生徒達が話しかけても拒絶する。
 なので涼宮ハルヒはクラスの中で孤立していた。
 しかし、そんなハルヒに好奇心で話しかけた「ただの人間」である、キョンとだけは会話をするようになる。
 ゴールデンウィークも過ぎたある日、校内に自分が楽しめる部活がないことを嘆いていたハルヒは、キョンの発言をきっかけに自分で新しい部活を作ることを思いつく。
 キョンを無理矢理引き込んで、文芸部部室を占領し、唯一の文芸部員であった長門有希を巻き込み、上級生の朝比奈みくるを強制的に参加させ、5月という中途半端な時期に転校してきたという理由で古泉一樹を加入させ、「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶこと」を目的とした新クラブ「SOS団」を発足させる……。
 キョンは何だかよく分からないこの目的にうんざりしながら、変わり者のハルヒの行動に付き合っていたのだが……。

 涼宮ハルヒと出会ってから半年。
 その間、SOS団が平穏な日々を送れたはずもなく、ハルヒの思いつきの所為で理不尽且つ訳の分からない事件に巻き込まれていた。
 初夏には急遽草野球チームを結成する。
 七夕にタイムトラベルを経験する。
 失踪者の捜索にかり出される。
 夏休みには絶海の孤島に出向いて殺人事件に巻き込まれた。
 ハルヒを退屈させない為に、キョン達の日常は……。

 涼宮ハルヒシリーズの第3弾であります。



 永井豪の漫画『バイオレンスジャック』の学園版でありますね。でもってSF小説であります。
 学園生活を楽しく描いていると思ったら、お話はとんでもない方向に向かっていきます。




 面白かったですよ。
 続きを読んでみることにいたします。


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人々はお金で貴いものは買えないという。そういう決まり文句こそ貧乏を経験したことのない何よりの証拠だ。

2019年09月25日 14時27分20秒 | その他の日記


 経済を発展させることで人類は貧富の差をより小さくする方向に向かっています。
 経済成長に失敗した国は貧富の差が拡大しました。
 経済成長に成功した国は貧富の差が縮小しています。
 経済が発展させることで人は死ぬ可能性を減らし利便性を高め余剰な時間を生み出し文化を発展させてきました。
 防災に関するインフラや高度な医療や福祉に投入される資金は経済が発展することで増えていきます。
 食料の輸送システムと貯蔵システムを構築することで飢餓が起こる危険性を減少させることが可能となりました。
 経済を成長させることができれば、他国の人達をも助けることができる財源と余力が生まれます。
 人類全体の環境問題も経済を成長させることで問題を解決する為の財源と余力が生まれます。
 人の社会が原始に戻れば、貧富の差は恐ろしいほど拡大し、ほとんどの人は死がより身近な社会となるでしょう。
 そしてそのような社会は、富を持つ者こそが有利な社会となるのです。

 社会全体の経済が成長していけば、個人では大儲けすることができない人達も社会全体の経済成長の恩恵を受けることができます。
 社会のインフラが整っていくことはそれだけで人の生存率を高めていくのです。

 個人で質素な生活を楽しむというのでしたら、それは別段構いません。
 それは個人の好みの問題であり主義の話であり生き方の問題です。
 しかし、社会全体で経済成長を否定しろという意見には私は賛成することは出来ません。
 社会全体で経済成長を否定すれば、弱者を切り捨てる社会が生まれてしまう可能性が極めて高いです。
 私はそのような社会は好みません。
 それ故に社会全体で経済成長を否定する考えを肯定する気にはならないのです。



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