言論人ならば文化人ならば或いはマスメディアであるならば、ある言論が気に食わないのならば言論の場で反論すればよい。
訴訟を起こして相手を叩き潰すようなやり方や出版社に脅しをかけて廃刊を狙うとか本屋さんに圧力をかけて本を売らせないとかを扇動したり実際に行ったりする必要はない。
言論の場で反論すればよいだけなのです。
しかし何故か言論人や文化人や大手マスメディアに訴訟を起こして相手を叩き潰すようなやり方や出版社に脅しをかけて廃刊を狙うとか本屋さんに圧力をかけて本を売らせないとかを扇動したり実際に行ったりしている者達がいる。
そのような下品なやり方は言論の場を縮小させるだけであるにもかかわらず、何故か行っている。
そのような下品なやり方が反転して自分達に向かうという可能性は考えないのだろうか?
そうなれば言論の場は荒涼とした場となってしまう。
訴訟を起こして相手を叩き潰すようなやり方や出版社に脅しをかけて廃刊を狙うとか本屋さんに圧力をかけて本を売らせないとか、そのようなやり方は自分達の価値観は絶対でありその価値観に従わない者は問答無用で潰すという思想で独善的で排他的な考え方でしかない。
気に入らない言論であっても言論の場でやり取りをして多くの人の判定を貰うのが言論人や文化人やマスメディアの正道のはず。
訴訟を起こして相手を叩き潰すようなやり方や出版社に脅しをかけて廃刊を狙うとか本屋さんに圧力をかけて本を売らせないとか、そのようなやり方をするものは、『私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る』という精神は皆無であり言論の自由を脅かす者でしかない。
驚くべきことに反差別団体と称する連中が本屋さんに圧力をかけたり出版社を威したりしている。
差別と闘うことを目的とした団体が威圧行為で気に入らない言論を叩き潰そうとしている。
ナチスドイツが行った退廃芸術排斥運動のことを知らないのだろうか?
自分達の気に入らないものは問答無用で叩き潰すという行動に出ることは、他者の存在を無視した独善的で排他的な行為である。とは考えないのだろうか?
反差別団体と称しているにもかかわらず、そのようなことを一切考えないのだろうか?
自分の気に入らないものは問答無用で叩き潰すことが是とされる世界ができたならば、そのような世界はどのような世界になるか? そのことを考えないのだろうか?
訴訟を起こして相手を叩き潰すようなやり方や出版社に脅しをかけて廃刊を狙うとか本屋さんに圧力をかけて本を売らせないとか、そのようなやり方は何処に向かうか分からない。
自分達が支持するものにそのようなやり方が問答無用で向かうかもしれない。とは考えないのだろうか?
言論人ならば文化人ならば或いはマスメディアであるならば、ある言論が気に食わないのならば言論の場で反論すればよいはず。
何故にそれをしないのだろうか?
彼ら彼女らは言論の場を破壊したいのだろうか?