4/9(火)、イオンシネマ新潟西で『ぼけますから、よろしくお願いします。』を観てきました。
新潟ではイオンシネマ新潟西だけでの上映だったようです。
予告編はこんな感じです。
この映画は、数多くのドキュメンタリーを手掛けてきた住友直子監督が、ご自身の90代のお父さんと80代のお母さんを約4年間にわたって自ら撮影したドキュメンタリーです。
撮影が進むにつれて、80代のお母さんが認知症と診断され徐々に認知症が進行していく様子も記録されます。
印象的だったのは、監督がこの映画を撮影する10年くらい前に、監督が癌の治療を受けることになった際にお母さんがお見舞いに来てくれた映像も途中で挿入されたりもすることでした。
10年前には自分を助けてくれたお母さんを、10年経って今度は介護する側になるという、この親子の歴史みたいなものが浮かび上がってくる映画でした。
基本的には、両親との日常をただ淡々と記録した、ただそれだけの映画なんだけど、カメラを通して両親に真っ直ぐ向き合う監督の気持ちが伝わってくるようでした。
同時に、「老い」という誰からも逃げられないものにまっすぐ向き合うことの大切さを感じさせられる映画でした。