3/13(水)、新潟絵屋「八木なぎさ展」を見に行って来ました。
白くて大きな和紙に、鉛筆でひっかいたような小さな黒い線が規則正しく並んでいるという、不思議な絵画が展示されています。
しかも、パソコンで打った文字のような機械的なものではなく、手書きの歪みの中に独特のリズムや味わいがあるのです。
それが丁寧に描かれたノートの文字や楽譜のようでも、きれいに田植えが行われた田んぼなどの風景のようでもあり、人口の中にも自然を感じるような、人間の手が生み出す温かみを感じました。
作者の八木なぎささんが在廊されていたので聞いてみたところ、この作品は金属板を金属の鉛筆でひっかいて腐食させて描く版画、リトグラフで描かれているとのことでした。