村松昭「ちくまがわ・しなのがわ」
母が「面白いよ」と言って自治会館から借りてきたのですが、何気なく読んでみたらあまりに面白くてじっくり読んでしまいました。
上流の長野県の千曲川から下流の新潟県の信濃川まで、風景を非常に丁寧に描いた絵本。
山々などの自然や動植物、町の建物や文化まで非常に情報量が多く、1ページを読むだけで何分もかかってしまい、決して長くはない絵本なのに1時間もかけてじっくり読んでしまった。
個人的に新潟県民だし長野県に住んでいたこともあるので、表紙・裏表紙の信濃川河口の新潟市や、新潟県と長野県の往復で通ったことのある場所など、知っている場所が出てくるとそれだけで「あそこだ!」と嬉しい。
でも、長野県の千曲川の上流には行ったことがないし、長野市の周辺あたりも近くを通っただけの場所も多く、また新潟県でも信濃川上流の十日町市や小千谷市などあまり行ったことがない場所も多いのですが、絵本を読んでいるだけで想像力がかきたてられ行ってみたくなりました。