2/23(火)、イオンシネマ新潟西でワンダーフリーパスポートで5本連続の4本目、「さんかく窓の外側は夜」を観てきました。
予告編はこちら。
幽霊が見える体質に悩む三角康介の前に、幽霊を祓う能力を持つ冷川理人が現れ、彼に誘われるままに戸惑いながらも共に除霊の仕事をすることになる。
冷川を頼る警察の協力もあり、二人が様々な事件の犠牲者達を除霊していく中、一連の殺人がとある呪いの儀式に繋がっていることを知る…というホラーミステリー。
呪いの謎を追う中で非浦英莉可という女子高生の存在が浮かび上がる。
彼女が真犯人なのか…と思わせておいて実はその裏にはさらなる謎があり、彼女の秘められた過去が明かされていく。
と同時に、それは冷川理人の過去の謎とも少しずつ繋がっていく。
こうして二転三転する物語が、最後の除霊というクライマックスへと集約していきます。
ホラーミステリーと聞いて、僕は白石晃士監督の「不能犯」「地獄少女」が好きなのでああいう面白さを期待したんですが、それらと比べるとちょっと物足りなかったかなあと思いました。
また、除霊の物語というと中島哲也監督の「来る」の除霊シーンがめちゃくちゃ好きなんですけど、それと比べてインパクトが足りなかったなあと思ってしまいました。
あと、平手友梨奈さんも「響 HIBIKI」がすごく良かったので期待したのですが、いい役者さんなだけに物語が物足りなかった分、ちょっと勿体なかったですね。
決して面白くない映画というわけではないし、平手友梨奈さんだけでなく、ダブル主演の志尊淳さんと岡田将生さん、警察官の滝藤賢一さんも、役者さんもみんな良かっただけに、勿体ないと感じてしまいました。
あと、ホラーとミステリーの融合とか、色々な謎が最後に繋がるラストとか、清水崇監督の「樹海村」と重なる部分も大きいんだけど、同じ日に「樹海村」を観たあとだと比べて物足りなかったというのが正直なところでしたね…
あの幽霊や呪いの強烈なビジュアルを見てしまったあとだと、やっぱり物足りなかったですね。
それと、過去の謎が明かされるところがクライマックスなんだけど(そこも「樹海村」に似ている)、そこで起こってることが結構びっくりなレベルの大量虐殺なんですよ。
でも、大量に人が死んでいるはずなのに、物凄く軽く描かれていて、痛みや恐怖が伝わってこなかったのが残念だったなあと、役者は良かっただけにモヤモヤするポイントが気になってしまう映画でした。
原作が漫画ということなので、もしかしたら漫画で読んだ方が面白いのかもしれませんね。
漫画は…機会があったら読んで観るか…くらいの気持ちです!