高校ボート部の新年会の話。Part 1
1/2(月)のこと。
高校時代に入っていたボート部の新年会に行って来ました。
この新年会は毎年決まって1/2に開催されているのです。
何代にもわたる卒業生が一同に会し、飲めや歌えやの酒池肉林の大宴会です。
しかしこの日、佐渡にある祖母の家から新潟に帰って来たのが夕方だったため、一次会は断念。
時間がなかったってだけで金がなくて参加費が出せなかったわけじゃないんだぜ!(いや、本当はそういう理由もある!)
という訳で、二次会から参加。
二次会は何やら狭い飲み屋で、ほとんどが同期で、先輩が二人と後輩が二人、そしてコーチもいました。
俺が行った途端、みんなに歓迎された!…かと思いきや、そんなことは決してありませんでした!
「うお!チヒロだ!」などと、最初から珍しい者を見るかのごとき視線が痛く突き刺さる!つらいぜ!
まあ、それも仕方ないよな。
当時は三年間で六回くらいしかウケが取れなかった(故にその六回は全て覚えている)ような人間だったのだから……
まあ、当時は自分に自信もなければ自分が何がしたいかも分かっていませんでしたからね。
まさに、アイデンティティのなんちゃらかんちゃらです。
とは言っても、あの日々があるから現在の自分があると思うと感慨深い気持ちにならないわけでは決してないんですよね。
何やかんやで楽しんでいた三年間だったとも思うので、久し振りにボート部の人達に会えるのは、何だかんだ実は楽しみでした。
長々と回想シーンを連ねてしまいましたが、要するにボート部の飲み会に行って来たのです。
そして、やはり微妙な温度差がありながら友人達とぎこちなく話したり飲んだりしたのです。
「今、何やってるの?」とか聞かれれば、「卒業してから松本で演劇やってて、今は新潟で臨時職員で働いてる…」という微妙な肩書きを話すことになるわけです。
イケてる系の女子達とは何とも話がかみ合わなく、イケてる男達とも微妙に温度差が生じるわけで……負けるな、負けるな!俺!
そんな中、突然鳴り響く声。
コーチ「お年玉大会!」
なんと、じゃんけんで買った人が、コーチから数千円のお年玉をもらえるのだというではないか!
これは、何としてでも勝たねば!
しかし……俺は敗退しました。
そこで俺は思いました……これは神が与えし運命だと。
そう、楽をして金を得ようなどという考えがそもそも間違いだった……
これからはこんなギャンブルまがいの行為に心を動かされたりせずに、真面目に暮らそう……と、僕が思っていた時のこと。
先輩「次は俺にじゃんけんで買った人に3000円のお年玉大会だ!!」
ウオーーーー!!!!
絶対勝ってやる!!!!
そして……俺は見事勝利した!!
幸運の女神は、臨時雇用の俺に微笑んだのだ!!
しかし、イケてる男達が酒の勢いで俺を煽ってきたではないか!!
「その金でまたじゃんけん大会するんでしょ!」
面倒臭い奴らだ!!
高校時代の俺なら、「いや、それはちょっと……」と言ってお茶を濁し、空気を盛り下げるか、
逆に「よし、やっちゃうか!」と言って、自分の意志に反して彼らに迎合するか、どちらかだっただろう。
しかし、今の俺は違った!これでも俺はアイドルの端くれだ!
夢もあれば、空気も読むし、金は無い!
俺「やるわけねーだろ!フリーターの給料なめんじゃねーよ!」
この一言のあと、誰一人としてじゃんけんを強要するものはいなかったのです。
勝った!俺は勝ったんだ!じゃんけんに、いや違う、あの日の自分にだ!
チヒロ、25歳。
後に、世界を大いに盛り上げることになるこの男であるが、彼はまだそのことに気付いていない。
飲み会のネタは続くよ!
1/2(月)のこと。
高校時代に入っていたボート部の新年会に行って来ました。
この新年会は毎年決まって1/2に開催されているのです。
何代にもわたる卒業生が一同に会し、飲めや歌えやの酒池肉林の大宴会です。
しかしこの日、佐渡にある祖母の家から新潟に帰って来たのが夕方だったため、一次会は断念。
時間がなかったってだけで金がなくて参加費が出せなかったわけじゃないんだぜ!(いや、本当はそういう理由もある!)
という訳で、二次会から参加。
二次会は何やら狭い飲み屋で、ほとんどが同期で、先輩が二人と後輩が二人、そしてコーチもいました。
俺が行った途端、みんなに歓迎された!…かと思いきや、そんなことは決してありませんでした!
「うお!チヒロだ!」などと、最初から珍しい者を見るかのごとき視線が痛く突き刺さる!つらいぜ!
まあ、それも仕方ないよな。
当時は三年間で六回くらいしかウケが取れなかった(故にその六回は全て覚えている)ような人間だったのだから……
まあ、当時は自分に自信もなければ自分が何がしたいかも分かっていませんでしたからね。
まさに、アイデンティティのなんちゃらかんちゃらです。
とは言っても、あの日々があるから現在の自分があると思うと感慨深い気持ちにならないわけでは決してないんですよね。
何やかんやで楽しんでいた三年間だったとも思うので、久し振りにボート部の人達に会えるのは、何だかんだ実は楽しみでした。
長々と回想シーンを連ねてしまいましたが、要するにボート部の飲み会に行って来たのです。
そして、やはり微妙な温度差がありながら友人達とぎこちなく話したり飲んだりしたのです。
「今、何やってるの?」とか聞かれれば、「卒業してから松本で演劇やってて、今は新潟で臨時職員で働いてる…」という微妙な肩書きを話すことになるわけです。
イケてる系の女子達とは何とも話がかみ合わなく、イケてる男達とも微妙に温度差が生じるわけで……負けるな、負けるな!俺!
そんな中、突然鳴り響く声。
コーチ「お年玉大会!」
なんと、じゃんけんで買った人が、コーチから数千円のお年玉をもらえるのだというではないか!
これは、何としてでも勝たねば!
しかし……俺は敗退しました。
そこで俺は思いました……これは神が与えし運命だと。
そう、楽をして金を得ようなどという考えがそもそも間違いだった……
これからはこんなギャンブルまがいの行為に心を動かされたりせずに、真面目に暮らそう……と、僕が思っていた時のこと。
先輩「次は俺にじゃんけんで買った人に3000円のお年玉大会だ!!」
ウオーーーー!!!!
絶対勝ってやる!!!!
そして……俺は見事勝利した!!
幸運の女神は、臨時雇用の俺に微笑んだのだ!!
しかし、イケてる男達が酒の勢いで俺を煽ってきたではないか!!
「その金でまたじゃんけん大会するんでしょ!」
面倒臭い奴らだ!!
高校時代の俺なら、「いや、それはちょっと……」と言ってお茶を濁し、空気を盛り下げるか、
逆に「よし、やっちゃうか!」と言って、自分の意志に反して彼らに迎合するか、どちらかだっただろう。
しかし、今の俺は違った!これでも俺はアイドルの端くれだ!
夢もあれば、空気も読むし、金は無い!
俺「やるわけねーだろ!フリーターの給料なめんじゃねーよ!」
この一言のあと、誰一人としてじゃんけんを強要するものはいなかったのです。
勝った!俺は勝ったんだ!じゃんけんに、いや違う、あの日の自分にだ!
チヒロ、25歳。
後に、世界を大いに盛り上げることになるこの男であるが、彼はまだそのことに気付いていない。
飲み会のネタは続くよ!
あるときは民宿店員
またあるときは塾講師
しかしてその実態は……
料理人の俺。
高校時代、筋肉が凄かった部活第二位のボート部だったのか……
チヒロの凄さを垣間見たよ
チヒロさんは成長したのだな!\(・∀・)/
素晴らしい文才だ。
さすがはかつて10shockと呼ばれた男だ。
ボート部は筋肉凄かった部活第二位ってのは分かるなあ。
部活の成績は大して良くなかったが、体力はそこそこついたな。
引退してから普通の人に戻ったが、体は丈夫になったと思う。
>きのこ
俺も最初は適当に書くつもりだったのに、書いてるうちに熱が入ってきて最終的に無駄に感動的
な文章になってしまったよ。
こうして俺のサクセスストーリーが始まるのである。
>しょうた
おお!しょうたがコメントしている!
ありがとう!
次の記事ではネタにしまくってサーセン!