舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

久し振りの実験の味は苦く酸っぱかった。

2008-11-26 23:19:32 | Weblog
お久し振りです。忙しくてブログの更新がご無沙汰でした。
最近は土日に松本に行っていて、演劇の稽古やら卒業した先輩たちとの再会やら演劇祭の打ち上げやら色々あったのです。

昨日と今日は、塩尻の農業試験場に行って来ました。
これは、研究室で主にイネの研究をしている人が毎年この時期に試験場の施設をお借りして実験を行わせていただくものなのですが、何しろ1人で出来る実験では無いので、手伝ってくれる人たちも一緒に行く毎年恒例の研究室のイベントのようなものです。
今年はこともあろうに俺がイネの研究をしているわけで、ここ2日間研究室の皆さんのお世話になっていたわけです。


昨日、試験場に着いていざ実験を始めようとしたものの、何しろここ最近は薬品とかを使う実験らしい実験はずっとやっていなかったので、久し振りのラボワークに当の本人が一番何していいか分からずにいるという何とも悲しい展開でした。
ちょうど一年前に同じように試験場に来た時に、先輩たちがやたらと戸惑っていた理由が今ではよく分かりますが、当時の先輩たち以上に今年の自分は何も出来ずにいたと思います。

しまいにはホールピペットで希硫酸を吸ってしまうという、恥ずかしくて別においしくもない、ただただ不注意なミス(しかも実は危険)を犯してしまう俺でした。
口の中に広がる、苦く酸っぱい味・・・

そんな駄目な俺でしたが、優秀な3年生達に助けられる形で昨日の実験は途中まで終わりました。


今日は朝から3年生や4年生、しかも教授も一緒に来てくれたために、予定していた実験はほとんど終わりました。
頭の悪い俺の実験を嫌な顔一つせずに手伝ってくれる研究室の方々を見ていると涙が出そうになります。

優しくされると泣きたくなるのは、みんながそうだと思っていたのですが、これは精神が疲れている人によくある症状の1つらしく、決してあるある話では無いようなのです。
つい一昨日も友人2人に相談に乗ってもらいながら号泣していました。

もう少し、他人を頼るべきなのだと思います。



そう言えばこの前の土曜日に、今年卒業した研究室の先輩に偶然会いました。

俺「もうすぐ試験場で実験なんですよ」
先輩「ああ、ついに来ちゃったね・・・頑張って!私あれ2日で終わらなくて後でまた行ってたよ。だから、3日くらいかかると思ってた方がいいかもね」

(実際、今年も2日じゃ全部は終わりませんでした)

俺「本当に俺、実験とか何すればいいか全然分からなくて・・・」
先輩「大丈夫だって、やってれば絶対終わるから。去年手伝ってくれてありがとうね」
俺「いや、俺の方こそ色々教えてくれてありがとうございます」

先輩の優しさに感動する俺。

先輩「あと・・・」
俺「なんですか?」
先輩「あと、試験場行くとお昼にあの中華料理屋さんに行けるね!あと、試験場の人がお菓子くれるし!」



食い物の話ばっかりかよ! (実際今年もその中華料理屋さんに行ったし、お菓子もいただきました)



とは言え、いい先輩です。
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