『正義と繁栄』
— 幸福実現革命を起こす時 —
〜あとがきより〜
「安倍政権は、消費税の再増税を二年半延ばし、衆参同時選も見送って、「アベ
ノミクスは失敗していない。」と言い続けて参院選に突入するようである。幸福
実現党の消費増税反対の主張や熊本大地震の神意による警告を、かなり真実性を
もって受けとめたようである。
しかし本書には、まだまだマスコミの報じていない大切な論点が織り込まれてい
る。一つは、一〇〇〇兆円を超える財政赤字は、国民の借金ではなく、自民党が
選挙で勝ち続けるシステムとしての公的バラまき買収の結果であったこと。
もう 一つは、明治維新の志士なら、「北朝鮮の核開発」や「中国の覇は権けん主義」
に対して決して黙っていないこと。
伊勢志摩サミットとオバマ米大統領の広島小演説は、好感をもって受けとめた方
も多かろうが、日本は抑止力としての核防衛の手足を縛し ばられ、アメリカに
は、北朝鮮と中国の脅きょう威い から日本を守らない口実が与えられたことを
忘れてはなるまい。
「アベノミクス」が「アベノリスク」であるとの疑いも残っ た。
甘美な言葉で、国民を欺あざむく姿勢が印象的だった。 」