http://the-liberty.com/article.php?item_id=13334
《本記事のポイント》
・米暴露ニュースサイトで、CNN幹部の偏向が明らかとなった。
・CNN幹部は視聴率のため反トランプ報道をしている。
・しかし、いまだ日本の主要メディアは見当違いなトランプ報道を繰り返している。
トランプ叩きで溢れるアメリカメディアに追随し、日米主要メディアもアンチ・トランプ一色です。
朝日新聞がこのほど、米CNNのジェフ・ズッカー氏に東京都内でインタビューしました。ドナルド・トランプ米大統領の「フェイクニュース」という発言に対して、ズッカー氏は「本当のフェイクではなく、自分が気に入らない報道や考えを指している」と発言(27日付朝日新聞)。
さらに、大統領選前からトランプ氏と交流があったズッカー氏は、「以前からつきあいがあった分、自分に有利な報道を期待していた部分もあるのではないか。でも、それは我々の仕事ではない」と語っています。
公正な報道を掲げるジャーナリズムを、トランプ氏が理不尽に批判しているという語り口ですが、はたして本当でしょうか。
◎「トランプはいいビジネスだ」
隠しカメラを使った潜入取材で事実を暴露するインターネットニュースメディア、「プロジェクト・ヴェリタス(Project Veritas)」が6月、CNN幹部の"本音"を暴露し、米社会に衝撃を与えました。
CNNの監修プロデューサー、ジョン・ボニフィールドはロシアゲート問題に関して以下のようにコメントしています。
「ロシアゲートには確かな証拠は存在しない」「ほとんどでたらめだ」「すべては視聴率を取るため」
さらに、CNNの方針について、ジェフ・ザッカー社長がトランプ氏を叩くよう指示をしていることに言及し、このように述べています。
「CNNの視聴者の多くが、アンチ・トランプ報道をすれば喜ぶ(中略)トランプはいいビジネスだ」
真実を公正に報じるというジャーナリズムの使命を忘れ、ただ視聴率のために偏向報道をしていることが明らかとなりました。
また、ボニフィールド氏は、トランプ氏のみならず保守的な国民の行動や発言についても、メディアはバイアスをかけて報道していると話しました。
これを受け、ホワイトハウスの副報道官、サラ・ハッカビー・サンダース氏は、どの動画かは明示しないまでも、間接的にこれらの暴露動画を視聴することを、メディアや国民に勧めました。その上で、サンダース氏は「もしこれが本当だとすれば、すべてのメディアやジャーナリズムに対する侮辱だと考えます」と、CNNの報道姿勢を批判しています。
◎見当違いの日本メディア
サンダース氏の批判は真っ当なものであり、CNNは倫理観を失った報道姿勢を糾弾されることとなるはずです。
それに加え、日本国民として問題視すべきは、日本メディアの国際ニュースに対する感度の鈍さでしょう。
暴露動画が発信され、サンダース氏がそれに言及したのは6月末のこと。そのことを知ってか知らずか、朝日新聞は7月の終わりにズッカー氏にインタビューを行い、トランプ氏を批判しています。紙面に暴露動画への言及もありません。
日本の主要メディアのみを見ていれば、今アメリカで何が起こっているのか、見当違いの情報しか手に入らない、といった状況です。国民一人ひとりに、情報を判断する知恵を得ることが求められます。(片岡眞有子)
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