12の楽しみ!

ここでは色んな楽しいことをランダムにアップしていきます。

ワリモ岳・祖父岳 前編 2024.9

2024-10-17 15:07:56 | 


今年の夏は大キレットを計画していたが、のっぴきならない事情で(笑)中止となった。
代わりにどこか行こうにも迷走台風の影響でどうにもならず。
天気が安定してきた9月後半、休みを何とか調整して山行を決める。
行き先は、遠くてなかなか行けない雲ノ平!日本一行きにくい温泉:高天原温泉にも入ろう!😆

 

計画段階での第一関門は、有峰林道である。
何が問題かと言えば、林道の入り口にゲートがあり、通行時間が限られている。
『有峰林道は、20時00分~6時00分までの夜間、道路交通法に基づく車両の通行の禁止規制がされています。』【富山県】。時間外はゲートが閉鎖される。
折立キャンプ場に着く時間を逆算すると遅くても午後7時20分までにゲートを通過しなければならない。
これは日程的に無理なので、次に考えるのはゲートに着く時間を何時ごろにするかと言うこと。

 

1日目は、太郎平キャンプ場までなので時間はある。
しかし、ゲートを通過できたとしても40分ほど掛かって駐車場に着き、準備して登り始めるとどうしても遅い出発になる。
車中泊をどこかのサービスエリアか道の駅かと悩んだ末、結局ゲート前に並ぶことにする。
時期によっては、ゲート前に何十台もの車が並ぶと聞いている。😨

 

グーグルマップでは約270㎞で3時間半だが、そんな訳には行かないだろう(笑)。
仕事を終えて、22時半ごろ出発する。道中どうしようもなく睡魔に襲われSAで仮眠をとる。
帰りの林道でガス欠も困るので、山に入る前にガソリンを満タンにすべく富山の町で24時間営業のスタンドを探す。
そんなこんなで、ゲートの前に着いたのは午前3時前。トップに並べるかと思いきやすでに3台並んでいる。😮
3時間ほどの仮眠でも助かる。朝、辺りが騒がしくなってきた。すでに車の列が伸びている!

 

 

ゲートは6時に開き、通行料2000円を支払う。林道は快適だが谷側にガードレールがない。
縁石だけが並んでいる。下りでスピード出しすぎてハンドル操作を誤るとこの世とサヨナラである。
山道をグネグネと走ること30数分。駐車場はすでにいっぱい。
運よく空いているところを見つけて入ることができた。
これ後続の車、一杯ならどうするのだろう。後で聞いたのだが工事車両用の臨時駐車場に回されるそうだ。

 

 

準備完了、いよいよザックを背負って歩き出す。
はて?何の印?何を意味してる???🐻

 

 

いざ登山口へ。薬師岳を目指す登山者は多い。1泊2日で良い山旅ができる。
今日、薬師岳まで行けるかな?😄

 

 

ブナの林。

 

 

なぜかアラレちゃん⁉ 帰りに見た時はメガネはなくなっていた(笑)。

 

 

凄い大木だと思ってよく見ると、数本の木がくっついている!

 

 

 

 

ガスが掛かる森の中へ。

 

 

折立登山口から太郎平キャンプ場まで標高差約980m、距離約7.4km、コースタイム5時間。
ここまで2時間弱。まあまあコースタイム通り。

 

 

ベンチが充実。登山者がそれぞれ休憩中。

 

 

木道が現れる。

 

 

かと思えばざれた道。

 

 

これ何々? トーテムポール⁉と思うのだが、実は積雪計だと。こんなにも積もるのね。😲

 

 

何の花だろう?

 

 

ゴゼンタチバナの赤い実。

 

 

ヤマハハコ(山母子)があちこちに咲いていた。

 

 

まだ3㎞ある。テン泊ザックの重さがなかなかだ(笑)。

 

 

また木道が現れた。手前は崩れているけど・・・。

 

 

 

ガスの中に延びていく木道。まるで『天国への階段』Stairway to Heaven。😆

 

 

若い女性二人が、途中でばて気味。ガスの中、木道が延々と続くように見えるからね。メンタルも必要。

 

 

まだ延びている。💦 どこまで続くのか、と彼女たちの気分になる(笑)。

 

 

まだ、500mしか進んでいない。😅

 

 

ガスが晴れてきた、気分が上がる(笑)。あれが薬師岳か!

 

 

やっと登りが緩くなってきた。もう一つ向こうの丘を越えれば太郎平小屋かな。(まだその先があった😅)

 

 

この木道は歩きやすい。😁

 

 

太郎兵衛平に到着。テント受付けは、キャンプ場で出来ると張り紙がある。
あと30分ほどかかるので、トイレを済まして、ビールを2本仕入れていく(笑)。

 

 

太郎平キャンプ場は、この木道の先だ。

 

 

ガスが晴れてきて、遠くの山々が見える。
山座同定がはじめは出来なかったが、旅の終わりには分かるようになった(笑)。

左のポコポコしたのが水晶岳、右の尖がっているのがワリモ岳。
中央の平らなところが雲ノ平だね。😄

 

 

テントサイトが見えた。結構下るのね。

 

 

シラタマノキ。果実酒にすると美味しいらしいが、国立公園内での採取は御法度である。😎
しかしクロマメノキのような気もしてきた(笑)。😅

 

 

現在12時40分、ほぼコースタイム通りに到着。
受付けで管理人曰く、明日まではここにいるけどその後は山荘の方での受付になると。
ここでもビールを売っていた350ml缶だけど。山荘から担いで来た500mlビール2本を厚意で冷やさせてもらう(笑)。


さて、どこにテントを張ろうか。結構石がゴロゴロしている。
平らなところを探すが、大小の石ころが多くペグも刺さったり刺さらなかったりで少々手こずる。
早めに到着すれば、薬師岳に行けるかもと考えていた。テント設営して、荷物を整理してとしているうちに13時を回る。

 

薬師岳まで往復約5時間。サブザックで行けるからもう少し早いだろうけど、下りてきて18時前か。
暗くなってからのご飯も面倒だな~。などと考えているうちにモチベーションが下がって来る(笑)。
多少気になるが、3時間ほどの睡眠で疲れている。まあいいか、明日からの縦走に備えてゆっくりしよう!
そうと決まればとりあえずビール!!🍺

 

 

2本目のビールを取りに行くついでに、管理人に明日の行程の高天原山荘までの情報をもらう。
『大東新道ですよね。雨で増水もしていないし、さほど危険な個所はないので、まあ、頑張って歩けば大丈夫でしょう』
また、今日はガラガラのテン場だが、夏のシーズン中はここに380張りの日があったそうな。
地面が見えなかった!と。

そんなに張れる⁉キャンプ場に下りて来る段々のところにも張っていたらしい。😱
良かったそんな日に来なくて。予約のいらないキャンプ場は時にそういうことが起きる。

 

 

夕飯はアルファ米にフリーズドライカレー。なかなか美味しい😋。
ビールの後は持参したウイスキーのお湯割りとナッツをつまむ。
夕暮れが迫って来た。もしやと思い少し高台に上がってみる。やっぱり!

 

 

太陽は見えないが、夕焼けは見事だ。

 

 

樹々のシルエットが美しい。

 

 

そうして早い夜が更けていく。
満天の星空が素晴らしく天の川もはっきりと分かる。ここまでの星空は随分と久しぶりだ。
残念ながらそれを撮るカメラがないため写真はない(笑)。


翌朝、天気は上等。青空が気持ち良い。
さあ、縦走が始まるぞ。

 

つづく

💖

 


御在所岳 ヴィラフェラータ 2024.9

2024-09-17 11:58:32 | 

御在所岳ヴィラフェラータは、一般登山道ではなくバリエーションルート。
登山靴で行ける岩場でクライミングとまではいかない。ハーネスと自己確保の準備をすれば行けると聞いていた。
全く初めてなので、一応ロープと登攀用具を少しは携えて登ることにする。

 

平日とあって車は少ない。道中、ロープウェイが点検中とあり稼働していないことを知る。
ロープウェイが動いていないということは、観光客もいないということ。
『⁉』と言うことは、カレーうどんもやっていないということか⁉ 楽しみにしていたのに・・・😭
まあ、おかげで静かな山歩き?岩登りとなった(笑)。

 

車はランクルの隣に留めた。隣の人のザックは大きい。御在所岳でテン泊?と思ったがおそらく登攀用具だろう。
裏道から入るが、その前に登山届をかく。
バリエーションルートなので、YAMAPにはルートが示されずオンライン提出が出来ないのである。

 

 

堰の水が澄んで綺麗だ。泳ぎたくなる(笑)。

 

 

まずは裏道と呼ばれる登山道を歩く。御在所岳は、裏道のほか、中道、表道もある(笑)。
沢は花崗岩に磨かれて水が透き通る。

 

 

国見尾根への分岐。
国見尾根(右)と湯ノ山温泉(左)で中を取って裏道を行く(笑)。

 

 

縦方向から見たウサギ岩。クラックが見事。この岩もクライミングで登られている。

 

 

横から見るとウサギ顔?

 

 

沢を渡らず、左側に進むとさりげなく矢印がある。

 

 

反対側を見る。滑落防止の木の向こう側が裏登山道(裏道)である。

 

 

さてさて、取り付きまでは森の中を行く。

 

 

赤丸印や、

 

 

矢印を見落とさないように進むと、

 

 

取り付きに到着。赤丸と鉄の杭が見える。

 

 

最初の登りはこの鉄杭。通称ホッチキス。😆
段差になっているところを左にトラバース、重心移動を上手にして登る。
さあ、どんなルートが待ち受けているのかワクワクである。

 

 

次の岩に出る。手がかり足掛かりはあるけどクライミングシューズではなく登山靴なので妙に慎重(笑)。
5mでも落ちればケガするもんね。

 

 

さて、この岩の間を抜けるのね。
岩を回り込むところで、落ちられない箇所がある。行けるけど初めてのところは緊張する。
と言うことで練習がてらロープを出してみる。渡ってしまえばなんてことはない。次は無しで行けそうだ。😁

 

 

なぜか、『2』のホールドが目印として?付いている。😆

 

 

次はクライムダウン(ロープ無しで岩を降りること)か懸垂下降で岩下り。
ここもロープ練習で懸垂下降を選択。セットしてしまえばクライムダウンより降りること自体は優しい。

 

 

こんな感じ。

 

 

ここもセルフビレイ(自己確保)は無くても行けるのだが取りあえずワイヤーに確保。
これで落ちると岩崖の下まで落ちない、というだけで支点までは落ちるので大事故にはならないというぐらい。

 

 

支点を架け替えてから、上の岩への乗り込みが大変そう、ガンバ!

 

 

抜けた岩からの眺めは良い。

 

 

向かいの岩は前尾根と呼ばれるクライミングルート。
途中登っている人を見かけた。朝、駐車場であった人に違いない。

 

 

次の岩が現れた。これ、写真右側の尾根ルートも歩けそうに見えるのだが、その下は切れ落ちている。😱

 

 

この四角い鉄杭の方がホッチキスぽい(笑)。

 

 

朝は曇っていたが、だんだんと青空が顔を覗かせる。

 

 

ホッチキスに手は届くのだが、最初の足上げが背の低い人はちょっと大変か。
なので木製のアブミが付いている。ちょっと信用できないので使わずに登る。

 

 

最後の登りは高さがあるルートだ。
そのまま登れるだろうけど、ザック背負って登山靴だとちと不安がよぎる。😅
念のためロープを出した。

 

 

足場のある所で余裕の表情。😄

 

 

登りきったところにある変わったホールド(笑)。

 

 

おにぎり岩⁉

 

 

初ヴィラフェラータ、無事完登。😎
抜けたところからの眺め、中登山道と合流する。やり切った感がある(笑)。

 

 

中道の8合目。曇り空からすっかり晴れて来た。

 

 

結構、やり切った感があったのだが偵察がてらこれまた初めての富士見尾根へ向かう。
取り付きは一般登山道から岩へ入る所を見落として通り過ぎた。
戻って地図で確認する。どうもこのあたりから入るらしいと足を踏み入れると亡くなった方の銀プレートを発見。
ここだ!
この岩の間を攀じ登り上へ出る。

 

 

狭いスペースに抜け出てから岩を見る。
左側の岩壁と正面に立つ岩、登るルートを確認する。
尖がった岩あたりに出る。(別角度からの写真)

 
 
 

どうも正面の灌木の生えている方へ上るらしい。しかし、そこにはボルトはない。
ロープ確保ができずにフリーで登らなければならない。
右側はスッパリ切れ落ちていて今回一番の高度感がある所。
落ちれば銀プレートか。😱

その先のルート状況も分からない。これはどうするかとしばし考えて、撤退を決める。

右に見える岩を攀じ登るのがルート。高度感はなかなか😅
 
 
 
 
今回はヴィラフェラータが目的だったので無理はしない。次はここを目標にして登ろう。
後日分かったのだが、左側から巻いて登るルートもある。
さすがバリエーション、登るルートは自分で決めるということね。
 
撤退は良いのだが、クライミングは登るより降りる方が難しい。
足元が見にくいうえ、攀(よ)じ登れても攀(よ)じ降りられない(笑)。
空身なら、降り易いと考えてザックをロープで釣って下ろすことにする。
先ほどの岩間に慎重に入り岩壁に足を張りレイバックで降りる。踏める所に足が付けば、一安心。

 ほどなく一般登山道へ戻る。とりあえず富士見岩の展望台まで足を進める。
う~ん、良い眺め!

 

 無事下山。
ヴィラフェラータは、楽しかったけど富士見尾根はちょっとビビった(笑)。
登山靴で行けるコースではあるけど、クライミングシューズが欲しいとも思った。ただ、これぐらいの岩場を登山靴で歩く技術がないとバリエーションルートを楽しむ登山はできない。

 
剱岳などは、難しいと言っても一般登山道なので鉄杭もチェーンも整備されている。
体力と慎重に歩けば登れる山である。バリエーションはやはり難度が上がる。
それを楽しむには総合的な山の力が必要だと納得。
 
さあ、次はどの山に行こうか!😎
 
 
💖
 

飛騨頂上・御嶽山 2024.8

2024-08-17 19:53:19 | 
濁河温泉から登りたいという知人のサポートで今年3回目の御嶽山(笑)。
今年の4月から登山を本格的に始め、低山歩きで体力を付けてそろそろ行けるかなと言うことで御嶽山。
自分は、それなら重荷を背負ってトレーニング登山にしようと計画。
しかし、前日から体調不良に・・・。少し迷ったが安全登山で行こうとザックも軽量にしてサポートすることにする。
天気は晴れマークだ。
 
 
 
 
ドラゴンアイでなければ、駐車場も空いている。
準備して出発。
こんな看板、以前は無かったけど。😅😅😅
 
 
 
 
濁河登山口。五の池小屋のお知らせがある。
 
 
 
 
 
こちらのコースの魅力は何といっても御嶽山の原生林。
 
 
 
 
 
朝日が差し込んで気持ち良い。
 
 
 
 
 
木道が整備されているところは歩きやすい。
 
 
 
 
 
初めてのジョーズ岩を見る。
 
 
 
 
ザ・ジョーズ ❕ ❓ 😁
 
 
 
 
 
対岸に滝を見る。楽しんでもらえているようで良かった。😎
 
 
 
 
 
順調に高度を稼ぐ。
 
 
 
 
 
カエル岩。目や口を描きたくなるらしい。こういうのは想像力で見たいと思うのだが・・・。
 
 
 
 
 
避難小屋へ到着。休憩せずにそのまま進む。
 
 
 
 
 
ミヤマアキノキリンソウ。
 
 
 
 
 
低山歩きで鍛えた足取りは確か。安心して見ている。😄
 
 
 
 
 
8合目まで来た。お助け水はいずこ?(笑)。
 
 
 
 
セリバシオガマ。白い花が可愛らしい。
 
 
 
 
 
いよいよ森林限界を超える。頂上のナンバーは42あと1㎞と言う表示。
 
 
 
 
 
ハイマツの世界へようこそ。少しガスってきた。
 
 
 
 
 
雷鳥岩に雷鳥は見当たらず。
 
 
 
 
 
霧雨っぽいのでザックカバーとレインウエアを付ける。
雨降るんだっけ?と自分。もっと雨が降ると思っていた知人(笑)。
 
 
 
 
 
ほどなく飛騨頂上は、2811m。
 
 
 
 
 
傍らに立つ修験の像。三笠山霊神とある。御嶽山信仰の歴史を理解するには時間がかかる。😅
 
 
 
 
 
イワギキョウ。葉っぱには鋸歯(ギザギザ)がまばらに付いている。
 
 
 
 
 
先ほどの霧雨は止んだ。ガスってるけど、雨は降らないとみてベンチで早めのお昼休憩。
テラス席は宿泊者用。登山口に書いてあるお知らせより。
 
 
 
 
 
お湯を沸かして、カップ麺を食べる。なんか味しない。(風邪かな~)
コーヒーを淹れる途中で、ガスが晴れてきた。
小屋番こといっちゃんがマットを干している。手が空いたところで話しかける。
前回は6月だったので2カ月ぶり。
 
8月の終わりに業者が入って大規模修理をするという。
来年は、ランチを始めようかなとか考えているらしい。しかしSNSの弊害にどうしたものかと思案中。
人気の五の池小屋は、SNSの格好のターゲット。
手の届く範囲で色々サービスしたいと思っているのに、拡散されるととんでもなく人が来るという。
有難いが、すべてに対応できないということになり、宿泊者限定にする苦肉の策となる。
 
数限定とかにすると走って登って来る人もいるのでそれもどうかと考える。
なかなか、これと言ったアイディアが出てこない。
人気の山や山小屋はどこも似たような課題を抱えているのだ。
がんば!五の池小屋、いっちゃんとスタッフ!
 
 
さてお昼を終わって、体力と時間を見て、摩利支天より三の池をぐるりと一周することにする。
ガスっていたのも歩き出せば、少し晴れて来る。さすが晴れ男(笑)。
夏のお花畑もそろそろ終盤だがキレイ。写真を撮るのに忙しい知人。
 
 
 
 
 
隠れていた三の池も姿が見える。
 
 
 
 
 
似ている黄色い花は多くて迷うけど、葉っぱから判断してミヤマダイコンソウかな。
 
 
 
 
 
四の池は、高層湿原である。池にはなっていないが水は豊富で沢となって流れている。
 
 
 
 
 
こちらか眺めるのも久しぶりで新鮮だ。
 
 
 
 
 
五の池小屋方面からちょうど真向いの位置に来た。
午後は、雨予報だったらしいのだが青空が顔をのぞかせてくれた。
 
 
 
 
 
三の池に下りてきた。龍神が祭ってある。新しい石像だ。
 
 
 
 
 
龍は水をつかさどる想像上の生き物。神の使いとしての『龍神』である。
今年は辰年ね。😁
 
 
 
 
 
こちらはヨツバシオガマ。ヨツバシオガマの仲間はいくつかあるようで山域によって変化する。
 
 
 
 
 
三の池で、3リットルほど水を汲んでザックに押し込む。『重!』(笑)。
さて戻ろう。雪があれば近道になるはずだが、今はハイマツの中。
夏道の登山道で登り返す。
さて下山だ。
 
五の池小屋から少し下ったところには、コマクサがあちこちに咲いている。
近くに良い被写体があったので、スナップショット!
なかなかイイ感じ。😎
 
 
 
 
 
知人もいっちゃんも午後は雨だと言っていたが、雨は降らなさそうだ。
自分が最後に見た予報はずっと晴れだったので、晴れると思ってた(笑)。
 
 
 
 
 
樹林帯に戻って来た。苔が見事。苔も奥が深い。
 
 
 
 
 
フォトジェニックに撮ってみた。
 
 
 
 
 
木道まで戻って来た。綺麗なのも・・・
 
 
 
 
 
年季が少し入ったものも。整備に感謝。
 
 
 
 
無事下山。
標高差:約1180m。距離:10.4㎞。時間:約9時間(休憩1時間半)
ほぼコースタイムで歩けたので、素晴らしい。
本人曰く、今までの中で一番しっかり歩いた登山だと。
この調子で続ければ、北アルプスも大丈夫。
ボルダリングもそこそこ登るので岩場は問題ないでしょ。😆
 
その後自分は、あまりにのどが痛いので掛かりつけの医院へ。
『出ましたよ。』
『 ❓』
『covid-19、陽性です。』
『 ❕ 』
 
3日目にはのどの痛みも治まり、熱もなかったが、とりあえずお休み。
知人は大丈夫かと思い連絡するも「何ともない」と良かった。
そんなこんなでトレーニング登山しなくて正解だった。😅
 
普段、夏休みは無いのだが、とんだお休みとなってしまった。
健康第一ですな。
 
💖
 
 

恵那山 2024.7

2024-08-09 10:56:24 | 

御嶽山から1週間で次のトレーニング山行が来た。
前回できなかった、『空峠・恵那山』のロングコースだ。
今回もザックは10㎏ほどにして、長時間コースで靴と足の様子を見ながらの体力強化が目的。

コースタイムは約10時間。休憩入れて12時間コース。気合入れて行こ!😎
駐車場から1km歩いて登山口へ。

 
 
 
木橋は、修復されている。感謝!
水量も普通だ。これなら渡渉しても問題ない(笑)。
 
 
 
 
ちなみに前回、大雨後はこれだった。😓
 
 
 
 
川を渡るとお出迎えの看板。
 
 
 
 
キレイな沢が現れた。

 
 
 
『霊神碑』とは、御嶽山で修業を積んだ修験者が指導者としての功績をたたえて建てられるものらしい。
この場合、心明行者による記念碑で心明霊神となっている。(参考:やさか観光協会)


中央アルプスは、文化的に御嶽山信仰から繋がっている山域である。
恵那山も木曽駒ケ岳もその流れの中である。神社が多いのも納得である。

 
 
 
恵那山は高い山と言うより大きい山と言うイメージがある(笑)。
ちなみに、中央道の恵那山トンネルは恵那山の下を通ってはいない。富士見台高原の下を通っている。(参考:ジオランドぎふ)
しばらくは植林された樹林帯の中を単調に登っていく。


 
 
 
自然林が現れてきた。緑に癒される。
 
 
 
 
ん!五合目? はて⁉
 
 
 
 
登山道が一部崩落していて巻き道が作られているけどなかなかの道(笑)。
 
 
 
 
久々に出会った、マムシ!
攻撃態勢で構えていたので遠くからズームにしたらこんな写真に。
こちらを睨んでいるのだが、分かりにくいな。😅
 
 
 
 
縄文杉ならず、恵那紋杉か⁉
 
 
 
 
枯れているけど巨木だ。回り込んで眺める。
緑の葉は、周りの樹木のもの。

 
 
 
枯れた木に種が落ちそこから新たな命が芽吹いている。
 
 
 
 
あら、杉ではなく桧(ひのき)だったのね。『枯大桧』、見ごたえ十分!
 
 
 
 
やっと、樹林帯を抜けて空が見えた。

 
 
 
苔むした不動明王に時間の流れを感じる。

 
 
 
熊笹の中を進む。笹に付いた露がスポーツタイツを濡らして気持ち良い。
 
 
 
 
やっと、展望が効くところまで出た。ここまで長~い道のり。
 
 
 
 
空峠。同じ名前の峠が全国にあるようだ。八右衛門の頭って何だろう?

 
 
 
雲は多いが、眺め良い西側。
 
 
 
 
それに比べて、東側はガスというか雲の中。
 
 
 
 
行者越と楽しそうな岩場が現れた。と思ったら3,4歩登るだけだった。🤣
 
 
 
 
14合目! 後で分かったのだが、このルート頂上まで10合で切っているのではなく20合で刻んであるのだとか。
 
 
 
 
ギンリョウソウ、見つけた。いつ見ても不思議な植物⁉

 
 
 
東側は相変わらずの空模様だ。
 
 
 
 
オブジェ風な立ち枯れの木。

 
 
 
恵那山の東西で雲が切れるようだ。

 
 
 
まだ道のりは長い。
 
 
 
 
16合目だ。

 
 
 
足元にある石碑で確認。昔から20合で刻んであるのだ。

 
 
 
ここからはなだらかに登り続ける森の中。
 
 
 
 
冬はそれなりに雪が積もるので、このような形状の木が出来上がる。
 
 
 
 
熊笹に一本道。ここまで駐車場から約5時間。頂上までもうひと登り💦
 
 
 
 
一ノ宮。それぞれに神社の名前が書いてある、猿田彦大神とある。

 
 
 
雨は降らなさそうだが、少しガスが入ってきた。雰囲気は良い。😀
 
 
 
 
まだこんな登りが残っていた。
 
 
 
 
動物の足跡多数。人間のもある。熊は見当たらなかったのでひと安心(笑)。
 
 
 
 
恵那山の深い森にガスが掛かり神秘的。

 
 
 
なんでもこちらが最高点らしい。
頂上とされている先に進む。
 
 
 
 
ここが最終で恵那神社本社とある。
ふもとに恵那神社はあるけれど、奥の院ってやつか。
 
 
 
 
恵那山、胞山、胞衣山(えなさん)。天照大神が降臨したときに胞衣(えな)を収めたからという伝説。
それは良いとして胞衣って何?と思い調べてみた。

『胞衣とは出産後に排出される胎盤、さい帯(へその緒)、胎児を包む膜等の総称です。 日本には古来より生まれた子供の分身、あるいは霊力を持つ存在として胞衣を大切に扱って埋める「胞衣納め」と呼ばれる慣習がありました。』(参考:京都大学 iPS細胞研究所)
胞衣塚は各地にあるようだ。
 
 
 
 
昼休憩していると、霧雨になってきた。空を見上げるとどうもやみそうにない。人がいないので展望台の下に避難する。
 
W.ウエストンの時代は眺望が素晴らしかったらしいが130年も経てば樹木も育つだろう。今は頂上からの展望はない。
帰り支度をしているところに広河原口から登ってきたという年配の男性が見えた。
コロナが始まってから登っていなかったので久しぶりで疲れたと言っていた。
割りと軽装なので慣れているのかもしれないが大丈夫?
方向が全く逆なので、挨拶して別れる。
 
黒沢口への登山道は、バツ印。

 
 
 
このルートを昨年下りた人の記事を読んだが、藪漕ぎ(背丈を超える)とルートファインディングが出来る上級者向け。
一歩間違えれば遭難コース。
なので、そこまでするかのピンクテープ(笑)。

 
 
 
霧雨は降りやまず、避難小屋へ戻り小休止。
隣は奇麗な部屋があり泊まってみるのもありかな。😎

 
 
 
ミヤマアキノキリンソウ。

 
 
 
物見の岩にはロープが付いているので登れるみたいだ。

 
 
 
ボルダリングできそう(笑)。午前中に撮ったので青空が見えてる。

 
 
 
霧雨は止みそうにないが、びしょぬれになる雨でもない。
西に戻るにつれて霧雨から天然ミストぐらいになったのでカッパを脱ぐ。

 
 
 
枯大桧まで戻ってきた。やっぱり立派だ。

 
 
 
あとはひたすら下山。
大雨ではなかったものの、足から伝わってミドルカットのシューズは、中まででびしょぬれ。歩くとグシュっと音が出る。
水遊びシューズ以外でここまでぐしゃぐしゃになって歩いたのは何年振りか(笑)。
下山でなかったら、閉口するところだ。
 
最後の橋を渡れば現世に戻れる(笑)。

 
 
無事下山。
しかし、ここから事件が!
靴下は泥も付いて、絞ると水が出るほど。とにかく靴も靴下も脱ぎたい。
靴下を脱ぐとそこには山ヒルが・・・。
 
なんか、吸われてる気がしてたんだよな。チクッとしていたから。
そしてよく見ると濡れたアスファルトにはヒルが至る所に。すごい小さいのもいる。
爪サイズのアマガエルはこれを食べているのかなと思う。観察している余裕はないが(笑)。
 
ライターの火など熱源を近づけるとプハっと血を吐いてポロリと落ちるヒルだが、ライター出すのもザックの奥からだ。面倒なので何とか引っぱって剥がす。
 
気が付けば手にもついているし、コノヤローって感じで引きはがす。😠
結果、足に2か所だけで済んだが、ヒルの吸う血の量なんて1㎖もない。
しかし血液の凝固を防ぐ物質(ヒルジン)を分泌 するため、吸われた後血が止まらない。
1㎖ぐらい上げるから血を止めてくれないかな~。
 
やっと止まったと思い、風呂で汗を流したらまた出血してきた。
血行が良くなったのだ。『ふ~、ヤレヤレ』である。
山ヒルに吸われたのはかなり久しぶり。
それより恵那山の前宮ルートこんなにヒルがいるとは露も思っていなかった。
この時期は山ヒルいるのでご注意!
 
 
ヒルの話はそれぐらいにして今回の登山。
標高差約1700m
距離約17㎞
休憩入れて12時間半
久々のロングは、3日間筋肉痛になった(笑)。
 
足回り対策の課題が見えた。あとは重荷背負ってどうかである。
次の山行で様子を見よう。
トレーニング登山は続く。😎
 
       💖
 

御嶽山 2024.7

2024-08-04 13:52:59 | 

 

登山の一般ルートで必要なのはクライミング力より体力である。

前回、北アルプスに向けてのトレーニング登山が出来ずに終わり、次のチャンスを狙っていた。

ひと月経って巡ってきたチャンスは、御嶽山だ。

 

今回の課題は、シューズである。ミドルカットのトレラン用シューズを購入した。

岩場へ行くアプローチシューズに足首保護が付いた感じ。ザックは10kg程度にして様子を見る。

靴の重さが軽くなった分、重登山靴よりは歩きやすいがさてどんなものだろうか。

 

 

コースは中の湯ルート。車で6合目の駐車場まで上がる。

山開きは終わったが、平日とあって車もまばら(笑)。トイレ(左)は掃除が行き届いて綺麗である。

 

 

7時30分スタート!コースタイムは、約4時間。休憩入れて12時ぐらいに頂上か。

 

 

新緑が輝く。

 

 

しばらくは階段上に整備されている木道を歩くというか登る。樹林帯の中なので見通しはあまりない。

 

 

ゴゼンタチバナが満開。秋には、赤い実が見られることだろう。

 

 

久々に石段登っての社。御嶽山には、崩れかかっているのも含めたくさんある。

 

 

カラマツソウに似ているけど、葉っぱが違う。こちらはモミジカラマツ。

葉がモミジに似ているからとか。ナンゴクミネカエデかヤマモミジの葉なら似ているかな~(笑)。

ちなみに、園芸界ではモミジとカエデを分けているらしいが、学術的にはどちらもカエデ属なのだ。

 

 

9時30分、女人堂に到着。ロープウェイ組も合流してくるのでそこそこの賑わい。

 

 

ガスの中にチラリズム。😎

 

 

イワギキョウは後ろピントになってしまった。😅

 

 

イワツメクサが清楚だ。5枚の花弁が、深く切れ込んでいるので10枚に見える。😲

 

 

一息ついて、トイレも済ませる。

ここからは樹林帯を抜けて晴れて乾燥している岩場やガレ場歩きになる。

まずはハイマツの中へ。

 

 

ハイマツを抜けると火山らしい溶岩と砂れきの道。

鐘が所々にかけてあり、軽く鳴らしてみる。御嶽信仰はないが、身が引き締まる効果あり、自分には。😎

 

 

御嶽山ゆかりの植物オンタデ。高山帯の砂れき地や火山の荒れ地でも丈夫に育つ。根っこがかなり深い。

富士山に群生しているのが有名。赤みがかるのは雌花とのこと。

 

 

山荘が見える。青空が眩しい!

 

 

横に目を見ると白雲が湧く。

 

 

振り返ると雲のかかった女人堂がだいぶ小さくなった。

 

 

あと一登りで山荘だ。左の白いのは、雪渓である。土まみれで薄茶色だが(笑)。

 

 

石室山荘。扉を開けて中を通過。休憩している人もいる。

 

 

通り抜けると、いよいよ岩だらけ。

 

 

頂上の剣ヶ峰はまだ見えない。

 

 

2人は欧米人。訪日旅行=インバウンドね。やっと頂上の鳥居が小さく見える。🤣

 

 

ここからの登りも結構きつい。そして最後の石段を登り切れば剣ヶ峰、頂上だ。

麦わら帽子は、単純につばが広いので涼しいのだ。日焼けもしにくい。

ただ後側がザックに当たるのが欠点。後が布の農家のおばちゃん用も考えたけど花柄はさすがにね~(笑)。

 

 

足元に可愛いものが。

 

 

御嶽山の上はかなり広い。

 

 

アップ。奥が継子岳、中央の峯が摩利支天へ。その間に五の池小屋がある。

 

 

頂上の社。

 

 

雲がモクモク。コンクリ製のシェルターが3つ。下の建物は、緊急時用の資材置き場。

 

 

右側に目を移せば、見えるのは王滝頂上だ。右奥の岩は立ち入り禁止かな?

 

 

シェルターでお昼を取る。予定通り12時だ。3000mなのでご覧の通り(笑)。

今回は、ガスを忘れずにコーヒーも飲めたね。😎

 

 

下山開始。下りるのは早いね~。

 

 

オンタデがたくさん。コマクサも栄養なさそうなところに群落する。植物は強い!

 

 

膝に来そうだな。こちら側は相変わらず雲が湧いてくる。

 

 

振り返ると一雨来そうな雲が・・・。

 

 

こちらのオンタデは白いので雄株だな。日が当たって輝いている。

 

 

黄色い花に元気が出るミヤマアキノキリンソウ。

 

 

湧き出す雲をどうにかして、良い絵にしたかったが今回は難しかった。😅

 

 

ここから樹林帯の中を下りて行く。

 

 

途中で、雷が鳴り雨がぱらついて来た。

下山途中にすれ違った登りの高齢者のパーティーは大丈夫か。小屋泊なのだろうこの時間に登って来るのは。

そのまま行けるかと思っていたが、だんだん強くなる。青空もチラッと見えるが体を冷やしてもつまらないと思い、合羽を着こむ。

数分も歩かないうちに止むんだな雨が。登山あるあるの一つかな。

 

カッパをザックカバーの下に押し込み下山再開。

振り返ると日差しが差し込む。

 

 

キレイだ。

 

 

無事下山。

久々の標高差1240mは下りで膝に来たな(笑)。

ミドルカットのトレランシューズは、なかなか使い勝手が良い。足裏感覚が凄いある。

しかし、荷物が増えたらどれくらい足裏に来るだろうか。

重登山靴を軽くしてみようとの試しなのだが、あとは長距離と荷物増やして果たしてどうなるか。

しかしくるぶし周りがカットされているので、結構土をかぶる。う~ん。🤔

アルプスに向けてトレーニング継続中。

 

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