12の楽しみ!

ここでは色んな楽しいことをランダムにアップしていきます。

飛騨頂上・御嶽山 2024.8

2024-08-17 19:53:19 | 
濁河温泉から登りたいという知人のサポートで今年3回目の御嶽山(笑)。
今年の4月から登山を本格的に始め、低山歩きで体力を付けてそろそろ行けるかなと言うことで御嶽山。
自分は、それなら重荷を背負ってトレーニング登山にしようと計画。
しかし、前日から体調不良に・・・。少し迷ったが安全登山で行こうとザックも軽量にしてサポートすることにする。
天気は晴れマークだ。
 
 
 
 
ドラゴンアイでなければ、駐車場も空いている。
準備して出発。
こんな看板、以前は無かったけど。😅😅😅
 
 
 
 
濁河登山口。五の池小屋のお知らせがある。
 
 
 
 
 
こちらのコースの魅力は何といっても御嶽山の原生林。
 
 
 
 
 
朝日が差し込んで気持ち良い。
 
 
 
 
 
木道が整備されているところは歩きやすい。
 
 
 
 
 
初めてのジョーズ岩を見る。
 
 
 
 
ザ・ジョーズ ❕ ❓ 😁
 
 
 
 
 
対岸に滝を見る。楽しんでもらえているようで良かった。😎
 
 
 
 
 
順調に高度を稼ぐ。
 
 
 
 
 
カエル岩。目や口を描きたくなるらしい。こういうのは想像力で見たいと思うのだが・・・。
 
 
 
 
 
避難小屋へ到着。休憩せずにそのまま進む。
 
 
 
 
 
ミヤマアキノキリンソウ。
 
 
 
 
 
低山歩きで鍛えた足取りは確か。安心して見ている。😄
 
 
 
 
 
8合目まで来た。お助け水はいずこ?(笑)。
 
 
 
 
セリバシオガマ。白い花が可愛らしい。
 
 
 
 
 
いよいよ森林限界を超える。頂上のナンバーは42あと1㎞と言う表示。
 
 
 
 
 
ハイマツの世界へようこそ。少しガスってきた。
 
 
 
 
 
雷鳥岩に雷鳥は見当たらず。
 
 
 
 
 
霧雨っぽいのでザックカバーとレインウエアを付ける。
雨降るんだっけ?と自分。もっと雨が降ると思っていた知人(笑)。
 
 
 
 
 
ほどなく飛騨頂上は、2811m。
 
 
 
 
 
傍らに立つ修験の像。三笠山霊神とある。御嶽山信仰の歴史を理解するには時間がかかる。😅
 
 
 
 
 
イワギキョウ。葉っぱには鋸歯(ギザギザ)がまばらに付いている。
 
 
 
 
 
先ほどの霧雨は止んだ。ガスってるけど、雨は降らないとみてベンチで早めのお昼休憩。
テラス席は宿泊者用。登山口に書いてあるお知らせより。
 
 
 
 
 
お湯を沸かして、カップ麺を食べる。なんか味しない。(風邪かな~)
コーヒーを淹れる途中で、ガスが晴れてきた。
小屋番こといっちゃんがマットを干している。手が空いたところで話しかける。
前回は6月だったので2カ月ぶり。
 
8月の終わりに業者が入って大規模修理をするという。
来年は、ランチを始めようかなとか考えているらしい。しかしSNSの弊害にどうしたものかと思案中。
人気の五の池小屋は、SNSの格好のターゲット。
手の届く範囲で色々サービスしたいと思っているのに、拡散されるととんでもなく人が来るという。
有難いが、すべてに対応できないということになり、宿泊者限定にする苦肉の策となる。
 
数限定とかにすると走って登って来る人もいるのでそれもどうかと考える。
なかなか、これと言ったアイディアが出てこない。
人気の山や山小屋はどこも似たような課題を抱えているのだ。
がんば!五の池小屋、いっちゃんとスタッフ!
 
 
さてお昼を終わって、体力と時間を見て、摩利支天より三の池をぐるりと一周することにする。
ガスっていたのも歩き出せば、少し晴れて来る。さすが晴れ男(笑)。
夏のお花畑もそろそろ終盤だがキレイ。写真を撮るのに忙しい知人。
 
 
 
 
 
隠れていた三の池も姿が見える。
 
 
 
 
 
似ている黄色い花は多くて迷うけど、葉っぱから判断してミヤマダイコンソウかな。
 
 
 
 
 
四の池は、高層湿原である。池にはなっていないが水は豊富で沢となって流れている。
 
 
 
 
 
こちらか眺めるのも久しぶりで新鮮だ。
 
 
 
 
 
五の池小屋方面からちょうど真向いの位置に来た。
午後は、雨予報だったらしいのだが青空が顔をのぞかせてくれた。
 
 
 
 
 
三の池に下りてきた。龍神が祭ってある。新しい石像だ。
 
 
 
 
 
龍は水をつかさどる想像上の生き物。神の使いとしての『龍神』である。
今年は辰年ね。😁
 
 
 
 
 
こちらはヨツバシオガマ。ヨツバシオガマの仲間はいくつかあるようで山域によって変化する。
 
 
 
 
 
三の池で、3リットルほど水を汲んでザックに押し込む。『重!』(笑)。
さて戻ろう。雪があれば近道になるはずだが、今はハイマツの中。
夏道の登山道で登り返す。
さて下山だ。
 
五の池小屋から少し下ったところには、コマクサがあちこちに咲いている。
近くに良い被写体があったので、スナップショット!
なかなかイイ感じ。😎
 
 
 
 
 
知人もいっちゃんも午後は雨だと言っていたが、雨は降らなさそうだ。
自分が最後に見た予報はずっと晴れだったので、晴れると思ってた(笑)。
 
 
 
 
 
樹林帯に戻って来た。苔が見事。苔も奥が深い。
 
 
 
 
 
フォトジェニックに撮ってみた。
 
 
 
 
 
木道まで戻って来た。綺麗なのも・・・
 
 
 
 
 
年季が少し入ったものも。整備に感謝。
 
 
 
 
無事下山。
標高差:約1180m。距離:10.4㎞。時間:約9時間(休憩1時間半)
ほぼコースタイムで歩けたので、素晴らしい。
本人曰く、今までの中で一番しっかり歩いた登山だと。
この調子で続ければ、北アルプスも大丈夫。
ボルダリングもそこそこ登るので岩場は問題ないでしょ。😆
 
その後自分は、あまりにのどが痛いので掛かりつけの医院へ。
『出ましたよ。』
『 ❓』
『covid-19、陽性です。』
『 ❕ 』
 
3日目にはのどの痛みも治まり、熱もなかったが、とりあえずお休み。
知人は大丈夫かと思い連絡するも「何ともない」と良かった。
そんなこんなでトレーニング登山しなくて正解だった。😅
 
普段、夏休みは無いのだが、とんだお休みとなってしまった。
健康第一ですな。
 
💖
 
 

恵那山 2024.7

2024-08-09 10:56:24 | 

御嶽山から1週間で次のトレーニング山行が来た。
前回できなかった、『空峠・恵那山』のロングコースだ。
今回もザックは10㎏ほどにして、長時間コースで靴と足の様子を見ながらの体力強化が目的。

コースタイムは約10時間。休憩入れて12時間コース。気合入れて行こ!😎
駐車場から1km歩いて登山口へ。

 
 
 
木橋は、修復されている。感謝!
水量も普通だ。これなら渡渉しても問題ない(笑)。
 
 
 
 
ちなみに前回、大雨後はこれだった。😓
 
 
 
 
川を渡るとお出迎えの看板。
 
 
 
 
キレイな沢が現れた。

 
 
 
『霊神碑』とは、御嶽山で修業を積んだ修験者が指導者としての功績をたたえて建てられるものらしい。
この場合、心明行者による記念碑で心明霊神となっている。(参考:やさか観光協会)


中央アルプスは、文化的に御嶽山信仰から繋がっている山域である。
恵那山も木曽駒ケ岳もその流れの中である。神社が多いのも納得である。

 
 
 
恵那山は高い山と言うより大きい山と言うイメージがある(笑)。
ちなみに、中央道の恵那山トンネルは恵那山の下を通ってはいない。富士見台高原の下を通っている。(参考:ジオランドぎふ)
しばらくは植林された樹林帯の中を単調に登っていく。


 
 
 
自然林が現れてきた。緑に癒される。
 
 
 
 
ん!五合目? はて⁉
 
 
 
 
登山道が一部崩落していて巻き道が作られているけどなかなかの道(笑)。
 
 
 
 
久々に出会った、マムシ!
攻撃態勢で構えていたので遠くからズームにしたらこんな写真に。
こちらを睨んでいるのだが、分かりにくいな。😅
 
 
 
 
縄文杉ならず、恵那紋杉か⁉
 
 
 
 
枯れているけど巨木だ。回り込んで眺める。
緑の葉は、周りの樹木のもの。

 
 
 
枯れた木に種が落ちそこから新たな命が芽吹いている。
 
 
 
 
あら、杉ではなく桧(ひのき)だったのね。『枯大桧』、見ごたえ十分!
 
 
 
 
やっと、樹林帯を抜けて空が見えた。

 
 
 
苔むした不動明王に時間の流れを感じる。

 
 
 
熊笹の中を進む。笹に付いた露がスポーツタイツを濡らして気持ち良い。
 
 
 
 
やっと、展望が効くところまで出た。ここまで長~い道のり。
 
 
 
 
空峠。同じ名前の峠が全国にあるようだ。八右衛門の頭って何だろう?

 
 
 
雲は多いが、眺め良い西側。
 
 
 
 
それに比べて、東側はガスというか雲の中。
 
 
 
 
行者越と楽しそうな岩場が現れた。と思ったら3,4歩登るだけだった。🤣
 
 
 
 
14合目! 後で分かったのだが、このルート頂上まで10合で切っているのではなく20合で刻んであるのだとか。
 
 
 
 
ギンリョウソウ、見つけた。いつ見ても不思議な植物⁉

 
 
 
東側は相変わらずの空模様だ。
 
 
 
 
オブジェ風な立ち枯れの木。

 
 
 
恵那山の東西で雲が切れるようだ。

 
 
 
まだ道のりは長い。
 
 
 
 
16合目だ。

 
 
 
足元にある石碑で確認。昔から20合で刻んであるのだ。

 
 
 
ここからはなだらかに登り続ける森の中。
 
 
 
 
冬はそれなりに雪が積もるので、このような形状の木が出来上がる。
 
 
 
 
熊笹に一本道。ここまで駐車場から約5時間。頂上までもうひと登り💦
 
 
 
 
一ノ宮。それぞれに神社の名前が書いてある、猿田彦大神とある。

 
 
 
雨は降らなさそうだが、少しガスが入ってきた。雰囲気は良い。😀
 
 
 
 
まだこんな登りが残っていた。
 
 
 
 
動物の足跡多数。人間のもある。熊は見当たらなかったのでひと安心(笑)。
 
 
 
 
恵那山の深い森にガスが掛かり神秘的。

 
 
 
なんでもこちらが最高点らしい。
頂上とされている先に進む。
 
 
 
 
ここが最終で恵那神社本社とある。
ふもとに恵那神社はあるけれど、奥の院ってやつか。
 
 
 
 
恵那山、胞山、胞衣山(えなさん)。天照大神が降臨したときに胞衣(えな)を収めたからという伝説。
それは良いとして胞衣って何?と思い調べてみた。

『胞衣とは出産後に排出される胎盤、さい帯(へその緒)、胎児を包む膜等の総称です。 日本には古来より生まれた子供の分身、あるいは霊力を持つ存在として胞衣を大切に扱って埋める「胞衣納め」と呼ばれる慣習がありました。』(参考:京都大学 iPS細胞研究所)
胞衣塚は各地にあるようだ。
 
 
 
 
昼休憩していると、霧雨になってきた。空を見上げるとどうもやみそうにない。人がいないので展望台の下に避難する。
 
W.ウエストンの時代は眺望が素晴らしかったらしいが130年も経てば樹木も育つだろう。今は頂上からの展望はない。
帰り支度をしているところに広河原口から登ってきたという年配の男性が見えた。
コロナが始まってから登っていなかったので久しぶりで疲れたと言っていた。
割りと軽装なので慣れているのかもしれないが大丈夫?
方向が全く逆なので、挨拶して別れる。
 
黒沢口への登山道は、バツ印。

 
 
 
このルートを昨年下りた人の記事を読んだが、藪漕ぎ(背丈を超える)とルートファインディングが出来る上級者向け。
一歩間違えれば遭難コース。
なので、そこまでするかのピンクテープ(笑)。

 
 
 
霧雨は降りやまず、避難小屋へ戻り小休止。
隣は奇麗な部屋があり泊まってみるのもありかな。😎

 
 
 
ミヤマアキノキリンソウ。

 
 
 
物見の岩にはロープが付いているので登れるみたいだ。

 
 
 
ボルダリングできそう(笑)。午前中に撮ったので青空が見えてる。

 
 
 
霧雨は止みそうにないが、びしょぬれになる雨でもない。
西に戻るにつれて霧雨から天然ミストぐらいになったのでカッパを脱ぐ。

 
 
 
枯大桧まで戻ってきた。やっぱり立派だ。

 
 
 
あとはひたすら下山。
大雨ではなかったものの、足から伝わってミドルカットのシューズは、中まででびしょぬれ。歩くとグシュっと音が出る。
水遊びシューズ以外でここまでぐしゃぐしゃになって歩いたのは何年振りか(笑)。
下山でなかったら、閉口するところだ。
 
最後の橋を渡れば現世に戻れる(笑)。

 
 
無事下山。
しかし、ここから事件が!
靴下は泥も付いて、絞ると水が出るほど。とにかく靴も靴下も脱ぎたい。
靴下を脱ぐとそこには山ヒルが・・・。
 
なんか、吸われてる気がしてたんだよな。チクッとしていたから。
そしてよく見ると濡れたアスファルトにはヒルが至る所に。すごい小さいのもいる。
爪サイズのアマガエルはこれを食べているのかなと思う。観察している余裕はないが(笑)。
 
ライターの火など熱源を近づけるとプハっと血を吐いてポロリと落ちるヒルだが、ライター出すのもザックの奥からだ。面倒なので何とか引っぱって剥がす。
 
気が付けば手にもついているし、コノヤローって感じで引きはがす。😠
結果、足に2か所だけで済んだが、ヒルの吸う血の量なんて1㎖もない。
しかし血液の凝固を防ぐ物質(ヒルジン)を分泌 するため、吸われた後血が止まらない。
1㎖ぐらい上げるから血を止めてくれないかな~。
 
やっと止まったと思い、風呂で汗を流したらまた出血してきた。
血行が良くなったのだ。『ふ~、ヤレヤレ』である。
山ヒルに吸われたのはかなり久しぶり。
それより恵那山の前宮ルートこんなにヒルがいるとは露も思っていなかった。
この時期は山ヒルいるのでご注意!
 
 
ヒルの話はそれぐらいにして今回の登山。
標高差約1700m
距離約17㎞
休憩入れて12時間半
久々のロングは、3日間筋肉痛になった(笑)。
 
足回り対策の課題が見えた。あとは重荷背負ってどうかである。
次の山行で様子を見よう。
トレーニング登山は続く。😎
 
       💖
 

御嶽山 2024.7

2024-08-04 13:52:59 | 

 

登山の一般ルートで必要なのはクライミング力より体力である。

前回、北アルプスに向けてのトレーニング登山が出来ずに終わり、次のチャンスを狙っていた。

ひと月経って巡ってきたチャンスは、御嶽山だ。

 

今回の課題は、シューズである。ミドルカットのトレラン用シューズを購入した。

岩場へ行くアプローチシューズに足首保護が付いた感じ。ザックは10kg程度にして様子を見る。

靴の重さが軽くなった分、重登山靴よりは歩きやすいがさてどんなものだろうか。

 

 

コースは中の湯ルート。車で6合目の駐車場まで上がる。

山開きは終わったが、平日とあって車もまばら(笑)。トイレ(左)は掃除が行き届いて綺麗である。

 

 

7時30分スタート!コースタイムは、約4時間。休憩入れて12時ぐらいに頂上か。

 

 

新緑が輝く。

 

 

しばらくは階段上に整備されている木道を歩くというか登る。樹林帯の中なので見通しはあまりない。

 

 

ゴゼンタチバナが満開。秋には、赤い実が見られることだろう。

 

 

久々に石段登っての社。御嶽山には、崩れかかっているのも含めたくさんある。

 

 

カラマツソウに似ているけど、葉っぱが違う。こちらはモミジカラマツ。

葉がモミジに似ているからとか。ナンゴクミネカエデかヤマモミジの葉なら似ているかな~(笑)。

ちなみに、園芸界ではモミジとカエデを分けているらしいが、学術的にはどちらもカエデ属なのだ。

 

 

9時30分、女人堂に到着。ロープウェイ組も合流してくるのでそこそこの賑わい。

 

 

ガスの中にチラリズム。😎

 

 

イワギキョウは後ろピントになってしまった。😅

 

 

イワツメクサが清楚だ。5枚の花弁が、深く切れ込んでいるので10枚に見える。😲

 

 

一息ついて、トイレも済ませる。

ここからは樹林帯を抜けて晴れて乾燥している岩場やガレ場歩きになる。

まずはハイマツの中へ。

 

 

ハイマツを抜けると火山らしい溶岩と砂れきの道。

鐘が所々にかけてあり、軽く鳴らしてみる。御嶽信仰はないが、身が引き締まる効果あり、自分には。😎

 

 

御嶽山ゆかりの植物オンタデ。高山帯の砂れき地や火山の荒れ地でも丈夫に育つ。根っこがかなり深い。

富士山に群生しているのが有名。赤みがかるのは雌花とのこと。

 

 

山荘が見える。青空が眩しい!

 

 

横に目を見ると白雲が湧く。

 

 

振り返ると雲のかかった女人堂がだいぶ小さくなった。

 

 

あと一登りで山荘だ。左の白いのは、雪渓である。土まみれで薄茶色だが(笑)。

 

 

石室山荘。扉を開けて中を通過。休憩している人もいる。

 

 

通り抜けると、いよいよ岩だらけ。

 

 

頂上の剣ヶ峰はまだ見えない。

 

 

2人は欧米人。訪日旅行=インバウンドね。やっと頂上の鳥居が小さく見える。🤣

 

 

ここからの登りも結構きつい。そして最後の石段を登り切れば剣ヶ峰、頂上だ。

麦わら帽子は、単純につばが広いので涼しいのだ。日焼けもしにくい。

ただ後側がザックに当たるのが欠点。後が布の農家のおばちゃん用も考えたけど花柄はさすがにね~(笑)。

 

 

足元に可愛いものが。

 

 

御嶽山の上はかなり広い。

 

 

アップ。奥が継子岳、中央の峯が摩利支天へ。その間に五の池小屋がある。

 

 

頂上の社。

 

 

雲がモクモク。コンクリ製のシェルターが3つ。下の建物は、緊急時用の資材置き場。

 

 

右側に目を移せば、見えるのは王滝頂上だ。右奥の岩は立ち入り禁止かな?

 

 

シェルターでお昼を取る。予定通り12時だ。3000mなのでご覧の通り(笑)。

今回は、ガスを忘れずにコーヒーも飲めたね。😎

 

 

下山開始。下りるのは早いね~。

 

 

オンタデがたくさん。コマクサも栄養なさそうなところに群落する。植物は強い!

 

 

膝に来そうだな。こちら側は相変わらず雲が湧いてくる。

 

 

振り返ると一雨来そうな雲が・・・。

 

 

こちらのオンタデは白いので雄株だな。日が当たって輝いている。

 

 

黄色い花に元気が出るミヤマアキノキリンソウ。

 

 

湧き出す雲をどうにかして、良い絵にしたかったが今回は難しかった。😅

 

 

ここから樹林帯の中を下りて行く。

 

 

途中で、雷が鳴り雨がぱらついて来た。

下山途中にすれ違った登りの高齢者のパーティーは大丈夫か。小屋泊なのだろうこの時間に登って来るのは。

そのまま行けるかと思っていたが、だんだん強くなる。青空もチラッと見えるが体を冷やしてもつまらないと思い、合羽を着こむ。

数分も歩かないうちに止むんだな雨が。登山あるあるの一つかな。

 

カッパをザックカバーの下に押し込み下山再開。

振り返ると日差しが差し込む。

 

 

キレイだ。

 

 

無事下山。

久々の標高差1240mは下りで膝に来たな(笑)。

ミドルカットのトレランシューズは、なかなか使い勝手が良い。足裏感覚が凄いある。

しかし、荷物が増えたらどれくらい足裏に来るだろうか。

重登山靴を軽くしてみようとの試しなのだが、あとは長距離と荷物増やして果たしてどうなるか。

しかしくるぶし周りがカットされているので、結構土をかぶる。う~ん。🤔

アルプスに向けてトレーニング継続中。

 

💖

 


御在所岳・一の壁 2024.7

2024-07-12 22:35:33 | 

ロープクライミングに誘われた。

天気は相変わらず微妙だが、行けるかなと考えていた時、一つ思い出した。

クライミングシューズをリソール(靴底の張替え)に出したのだ。

あら~、これはどうしようもない。と諦めていたのだが、ふとレンタルシューズの存在を思い出した。

難しい岩なら、マイシューズが良いのだが、優しめのルートならレンタルでも行けるのでは?

と行くことにした。天候も曇りマークなので大丈夫そうだ。

 

 

メンバーは3名。誘ってくれたK君、彼と同じ山学会の先輩Sさんと自分。

2人は山学会に所属しているだけあって、あちこちの山、岩場に出かけている。

自分はジムでのクライミングはしていても岩の経験はまだまだ少ない。

岩場やルートなどはお任せである。😁

 

御在所岳は裏道から入る。平日とあって車は少ない。

左の彼、荷物重そう。暑さ対策に水を3リットル持ってきたと言っていたがそれだけ?

後でその理由が分かった(笑)。

 

 

橋を渡って。

 

 

どんどん歩く。振り返ると四日市と伊勢湾が見える。

 

 

藤内小屋に到着。一休み。

 

 

さらに進む。クライミングと言ってもと半分登山である(笑)。

 

 

良く目にしていた看板まで来た。昔はここから先はクライマーの世界なんだとある種憧れていた。

今ここに立ち入る自分がいると思うとなんか不思議。

 

 

 

御在所岳目指す登山者が、ロープを担いでる自分たちを見て、色々と質問してくる。

一般登山者からしたらクライマーは別世界の人間だもんな。かつて自分もそう思っていた(笑)。

この場所から見上げる岩壁。

 

 

足を踏み入れると、ピンクの花が歓迎してくれる。

 

 

岩場の取り付きまでは、そこそこの岩登り。

 

 

現場に到着。左を見上げて。

 

 

 

右を見上げる。ここが「一の壁」である。こんなとこ登れるの?

 

 

ここにもピンクの花が、『シモツケソウ』である。似ているのに『シモツケ』と言うのがあるがそれは木である。

シモツケソウは草。そして葉っぱの形が異なる。

 

 

ロープ準備を始める2人。ダブルロープで登るのだが、自分はシングルでのやり方しか知らないのでこれもお任せである。😅

 

 

ルートの名前が「2ルート」と言う優しめの課題をリード(先頭)で登ってもらう。

 

 

セカンド(2番手)は自分が登る。特に問題なく登る。眺めは良い。😄

 

 

ダブルロープは、自分が登ってる後に時間差で3番手が登り始める。

その二人を上でビレイ(確保)しているので、ロープさばきがややこしい。

 

 

3人で、ロープ繋がったままでトラバースして降りて来る。第1ラウンド終了、優しいけど落ちないようにとそれなりに緊張しているので喉が渇く(笑)。

水分補給と塩タブレットも口に放り込む。

第2ラウンドは「3ルート」これもグレードは優しい。下から見上げるとなかなかなところを登っているようだ。😁

 

 

アップで撮る。手がかり足掛かりはあるが、核心部分でちょっと大変だった。

 

 

 

リードとビレイ、お疲れ様。K君、余裕ね~。😆

 

 

岩の間から四日市と伊勢湾を望む。

 

 

この日は程よい曇り空で、絶好のクライミング日和だった。

ピーカンに晴れると、岩の上は逃げ場がなく岩も熱くなる。トップでビレイするのも暑さ体力がいる。

青空が見える雲多めがベスト!😎

 

 

ロープを振り分けたの図。振り分け方がヘタッピ。😅

 

 

お昼は、まとまって取るというより小腹を満たす程度に各自こまめにパンやおにぎりなどを食べる。

お腹いっぱいになっては登れないので。

 

 

そして、第3ラウンドは「左ルート」。先の2つより少しグレードが上がる。

 

 

ここも、K君がリードしてくれた。あのオーバーハングで苦戦していたが超えて終了点でビレイ。

 

 

合図を待って自分が登る。

 

 

オーバーハングは、そこまで難しくなく登れた。

上で写真を撮ってくれたので、ポーズ(笑)。

 

 

核心を超えても油断禁物だ。最後まで落ちずにゴール。

セルフビレイ(自己確保)を取って3番手を待つ。レンタルシューズでも登れた(笑)。

 

 

優しいとは言え、3本落ちずに登れてそれなりに満足。😄

最後にグレードがぐっと上がって、5.10b「宇宙遊泳」に挑戦。

 

 

ここでK君のザックの重さが分かった。クラック用にカムと呼ばれるクライミング道具をサイズを変えて数本持って来ていたのだ。

K君が一撃を狙っていたがあえなく敗退。トップロープにして登りきることを目指す。

自分も挑戦したが、一つ目のクラックは超えたが2つ目の岩をどうしても超えられず敗退。

 

 

K君が何度もテンション掛けながら(ロープにぶら下がること)粘る。

 

 

高度感あるでしょ(笑)。でもトップロープで繋がっているので安心して挑戦できる。

リードで落ちると途中の支点まで振り落とされるが、それに比べればほとんど振り落とされずに済むのだ。

 

 

青空バックで気持ち良さげ。本人は岩と格闘しているのでそんな余裕はないけど(笑)。

何んとか2つ目の岩を超えて最後の岩にトライ!

 

 

その後かなり苦戦していたが何んとか登り切った!

ブラボー!😆

帰り道、「ウサギの耳」と言う岩を眺め・・・。

 

 

こちらの方がウサギに見える⁉

 

 

 

晴れたね~、知多半島までしっかり見える。

 

 

『一の壁』のさわり部分を登ったけど、まだたくさんのルートとグレードがある。

クライミング奥が深い。

 
 
天気にも恵まれ、良いクライミングだった。😀
土日は渋滞するぐらい混むときもあるらしい。すると後ろから急(せ)かされたりする雰囲気になるようだ。
それは、パスしたい(笑)。
 
クライミングを知らない友人から「すごいね!」とか「カッコイイ!」とか反応があったけど、他のスポーツで言うとまだ初級である。
 
上級者になるにはまだまだ遠い道のり。近くにいた別のクライマーの話が聞こえてくる。ほぼ週2ぐらいで岩場に来ているらしい。(😲スゴ!)
 
岩に対する感覚(硬さ脆さ、指ざわりなど)やジムではない高度感などは、ある程度場数を踏まないと身につかない。
登山もクライミングも経験値がものをいう世界だが、自然の中で遊ぶリスクは0にはならないので、トレーニングを怠らず楽しく登り続けたい。
 
 
💖
 
 

寺田小屋山 2024.6

2024-07-07 18:32:44 | 
夏のアルプスに向けてトレーニング登山を計画する。
今回は恵那山のロングトレイルだ。
ただ計画日はずっと雨予報。しかし、その予報は曇りとなりチラッと晴マークも出てきた。さすが晴れ男である。😎
 
日が長くなったとは言え、標高差1600mあまり、コースタイムは約11時間。休憩入れると12時間は超える。早出が必須だ。4時半には車に乗り込む。少々眠いがもう外は明るい。夏だなと思う。
順調に車を走らせるがだんだんと眠気が強くなる、眠い。無理して事故っては元も子もない。これはちょっと仮眠だ。道の駅に滑り込む。😴
 
 
20分ほど寝たであろうか、トイレを済まして再出発。眠気は取れてさっぱりした。
集落の細い道を上がって到着。早朝、気持ちの良い雨上がりの景色。
 
 
 
 
 
ここは、恵那神社。お手洗いを借りたついでに立ち寄る。しめ縄、垂れ下がっているのはわざと⁈
 
 
 
 
 
階段を登ってその奥に社があるが、その前に立派な杉の巨木が立っている。
 
 
 
 
 
夫婦杉である。岐阜県の天然記念物に指定されている。樹齢800年以上、高さ約46mを見上げてみる。
 
 
 
 
 
太さが少しは分かるだろうか。幹回り6.8mは直径2.1mと太い。
 
 
 
 
 
駐車場に戻って準備する。そこになんと小さな蛙。
 
 
 
 
 
小さすぎてピントが合わない。2㎝ほどのニホンアマガエル。大人の爪サイズだ。雨上がりとあってあちこちにいる。
ジャンプ力は半端ない。その大きさでどれだけ飛ぶのと言うくらい跳ねる。😆
何枚か撮っても良いのが撮れず残念。
 
 
 
 
 
そんなことをしているので7時の出発となってしまった。😅💦
ここから登山口まで1㎞。
 
 
 
 
 
ウツボクサ。カコソウ(カゴソウ)とも呼ぶ。生薬の花らしい。ウツボは魚ではなく矢を入れる道具、靭(うつぼ)に花の終わった後の形が似ているとか。
 
 
 
 
 
花穂(かすい:花の終わった後の部分)の形状が矢を入れる容器の「靱(うつぼ)」に見立てて、ウツボクサ。
参考:日本薬学会より
 
 
 
 
 
これが靭(うつぼ)。
靭帯の靭をウツボと読むのね。知らなかった。 参考:オークファン
 
 
 
 
 
薬用には、日当たりのよいところで乾燥させた花穂(かすい)を用いる。煎じた液を内服すると、口内炎や扁桃炎の改善、腎炎や膀胱炎に対する利尿薬とのこと。生薬名の「夏枯草(カゴソウ)」は夏の頃に花穂が褐変する現象に由来。 参考:日本薬学会より
 
 
 
 
 
登山口に到着。チラッと見える沢を超えて登山スタート。
 
 
 
 
 
大雨の後で水量が多い。見ると、なんと木橋が流されている。
川幅は狭いので何とか渡渉できるところを探す。が、渡れるかと思うところは、渡った先が崖で登れない。
行ったり来たりしながらしばし考える。出た結論は、今日はムリ!
2,3日後なら水量も落ち着いて渡れるであろうが、大雨の後の今はとても無理と判断し撤退。残念。😿
 
 
 
 
 
トレーニング登山は出来ないとしても、このままでは消化不良。
時間はまだあるので、近くで思いつく山を脳内で検索する(笑)。
よし、白草山へ行こう!と1時間余り車を走らせる。丁度通勤時間に重なりそれなりの交通量。
 
 
誰もいない駐車場。準備を整えて登山口まで来てふと思う。
白草山は、何度か登ったことがある。実はこの登山口、反対方向にもうひとつの山がある。
その名を『寺田小屋山』と言う。
行ったことがない、ならば行ってみよう。とその場で変更。
見ての通り、アスファルト林道である。
 
 
 
 
 
舗装道路はやがて、荒れて来る。おまけに薄い苔が凄く滑る。かかとから着地するとステンと転びそうになる。
 
 
 
 
 
標識。登山口まで林道歩きか?しかし変わった名前の山である。
 
 
 
 
 
大雨の後だからか、立派な沢があり、沢は林道下をくぐって流れていく。
 
 
 
 
 
進んでいくと舗装は終わり、草の道。😄
 
 
 
 
 
小滝のような沢が現れた。
 
 
 
 
 
エゴノキが満開
 
 
 
 
 
やっと、登山口に到着。
 
 
 
 
 
ここからは、普通の登山道。開けると岐阜は東農の山並みが見える。
 
 
 
 
 
苔むした、登山道。味わいはあるが、かなり滑る(笑)。
 
 
 
 
 
 見通しはなく、湿度の高い樹林帯の中を滑らないように登っていく。
 
 
 
 
 
稜線に出る。青空が見えて気持ち良い!
 
 
 
 
 
ヤマオダマキ。苧環(おだまき)に似ているからと言われて、ピンとくる人は「織り」をやっている人ぐらいだろう。
 
 
 
 
 
その苧環(おだまき)。確かに似ている感じがある。(小さい画像を大きくしたら荒くなった😅)  
参考:志乃'sスローライフ通信より
 
 
 
 
 
下から花を観察。花の名前は、生活に密着したものが多いな。
 
 
 
 
 
頂上だ。寺田小屋山1505m。国土地理院の地図にも載っている。
 
 
 
 
 
しかし、小屋あと等あるのかなと思っていたけど何もない。
あったのはこちら。コンクリートの土台⁉
不思議すぎて興味がわいたので調べてみた。
 
寺田小屋は、実際あったらしいのだ。そしてこのコンクリートは、「各官公庁の無線塔や反射板が立ち並んでいたが、近年これが衛星通信にとって代わられ、その数が減った。そのため保守点検路の整備が行われず、登山路はヤブが次第に濃くなってきている」と、なるほど。 参考:WALKあばうと日本4.000山 / 国立国会図書館デジタルコレクションより
 
 
 
 
 
調べていくと、『次世代デジタルライブラリー』にたどり着いた。これは、『国立国会図書館次世代システム開発研究室での研究を基に開発した機能を実装した実験的な検索サービスです。』とある。😅
調べるの好きな人にはたまらないかもね。国会図書館。まあ、凄い!
 
ここからの眺望。
 
 
 
 
 
梅雨の晴れ間の青空が気持ち良い。お昼にしようと、カップ麺、バーナー、コッヘル、水を担いで来た。
お湯を沸かすはずだった。無いのである、ガスが・・・。道中でふと気が付いた。
もともとロングトレイルの予定だったから、食糧は他にパンも持ってきていたのでそれですます。
『あ~、コーヒーも飲めない』😂
向こうに望は御嶽山、手前が白草山だ。
 
 
 
 
 
下山開始。
 こんなに急登だった⁉と思うほど下りが急だ。しかも苔むしているので慎重に下る。あとでYAMAP見たら最後で急な登りになっていた(笑)。
 
コアジサイ。かすかに甘い香りが良い。
 
 
 
 
 
こちらはウツギ。満開!😄
 
 
 
 
 
『はて?』何の花だ?と帰って調べるもなかなかヒットしない。😫
やっと『サルナシ』にたどり着く。中国のシナサルナシがキウイフルーツの元だとか。
なので日本のサルナシも実は美味しく食べられる。ちょっと食べてみたい(笑)。
 
 
 
 
 
コケることなく無事下山。反対側に登れば白草山だ。
早朝に来ればダブル登山も十分可能だ。
 
 
 
 
 
車で林道を下りながら『乗政大滝』の看板が目に留まる。「乗政」とは人の名前のようだが、地名である。
まだ時間が早いので、ちょっと寄り道。駐車場から歩いて5分とある。これか?
 
 
 
 
 
確かに上流から下流に向けて、数十メートルの滝であるが、なんか違うような(笑)。
 
 
 
 
 
少し先にまだ道がある。
『あっ、あれか!』
 
 
 
 
 
しかし大雨の後だというのに濁り一つない。
岩盤の上を流れているからだろう。
 
 
 
 
 
大滝に近寄る。大雨の後と合って迫力が半端ない!
全身に大量天然ミストを浴びる(笑)。
 
 
 
 
 
恵那山を撤退し、寺田小屋山が「ふ~ん🤔」と言う感じだったので、この滝の迫力が今日一番のプレゼントとなった(笑)。
7月終わりにアルプスに行こうかと考えていたが、トレーニング不足他、諸事情が重なったので延期だ。
その後、あちこちで登山道が通行止めになっている。槍沢ルート崩れる、白馬大雪渓はクレパス、黒部のトロッコは落石のため営業できず、木曽駒ケ岳はバス道が崩れている。新穂高のロープウェイは点検で休止中。
 
う~ん。😰
 
カラコルムでは、去年お世話になったガイドさんが亡くなられた。
なんか嫌な流れである。
 
もう一度計画を見直そう。体力強化と道具と天候。無理してはだめだね。
 
 
💖