






















テラス席は宿泊者用。登山口に書いてあるお知らせより。
















御嶽山から1週間で次のトレーニング山行が来た。
前回できなかった、『空峠・恵那山』のロングコースだ。
今回もザックは10㎏ほどにして、長時間コースで靴と足の様子を見ながらの体力強化が目的。
コースタイムは約10時間。休憩入れて12時間コース。気合入れて行こ!😎
駐車場から1km歩いて登山口へ。
登山の一般ルートで必要なのはクライミング力より体力である。
前回、北アルプスに向けてのトレーニング登山が出来ずに終わり、次のチャンスを狙っていた。
ひと月経って巡ってきたチャンスは、御嶽山だ。
今回の課題は、シューズである。ミドルカットのトレラン用シューズを購入した。
岩場へ行くアプローチシューズに足首保護が付いた感じ。ザックは10kg程度にして様子を見る。
靴の重さが軽くなった分、重登山靴よりは歩きやすいがさてどんなものだろうか。
コースは中の湯ルート。車で6合目の駐車場まで上がる。
山開きは終わったが、平日とあって車もまばら(笑)。トイレ(左)は掃除が行き届いて綺麗である。
7時30分スタート!コースタイムは、約4時間。休憩入れて12時ぐらいに頂上か。
新緑が輝く。
しばらくは階段上に整備されている木道を歩くというか登る。樹林帯の中なので見通しはあまりない。
ゴゼンタチバナが満開。秋には、赤い実が見られることだろう。
久々に石段登っての社。御嶽山には、崩れかかっているのも含めたくさんある。
カラマツソウに似ているけど、葉っぱが違う。こちらはモミジカラマツ。
葉がモミジに似ているからとか。ナンゴクミネカエデかヤマモミジの葉なら似ているかな~(笑)。
ちなみに、園芸界ではモミジとカエデを分けているらしいが、学術的にはどちらもカエデ属なのだ。
9時30分、女人堂に到着。ロープウェイ組も合流してくるのでそこそこの賑わい。
ガスの中にチラリズム。😎
イワギキョウは後ろピントになってしまった。😅
イワツメクサが清楚だ。5枚の花弁が、深く切れ込んでいるので10枚に見える。😲
一息ついて、トイレも済ませる。
ここからは樹林帯を抜けて晴れて乾燥している岩場やガレ場歩きになる。
まずはハイマツの中へ。
ハイマツを抜けると火山らしい溶岩と砂れきの道。
鐘が所々にかけてあり、軽く鳴らしてみる。御嶽信仰はないが、身が引き締まる効果あり、自分には。😎
御嶽山ゆかりの植物オンタデ。高山帯の砂れき地や火山の荒れ地でも丈夫に育つ。根っこがかなり深い。
富士山に群生しているのが有名。赤みがかるのは雌花とのこと。
山荘が見える。青空が眩しい!
横に目を見ると白雲が湧く。
振り返ると雲のかかった女人堂がだいぶ小さくなった。
あと一登りで山荘だ。左の白いのは、雪渓である。土まみれで薄茶色だが(笑)。
石室山荘。扉を開けて中を通過。休憩している人もいる。
通り抜けると、いよいよ岩だらけ。
頂上の剣ヶ峰はまだ見えない。
2人は欧米人。訪日旅行=インバウンドね。やっと頂上の鳥居が小さく見える。🤣
ここからの登りも結構きつい。そして最後の石段を登り切れば剣ヶ峰、頂上だ。
麦わら帽子は、単純につばが広いので涼しいのだ。日焼けもしにくい。
ただ後側がザックに当たるのが欠点。後が布の農家のおばちゃん用も考えたけど花柄はさすがにね~(笑)。
足元に可愛いものが。
御嶽山の上はかなり広い。
アップ。奥が継子岳、中央の峯が摩利支天へ。その間に五の池小屋がある。
頂上の社。
雲がモクモク。コンクリ製のシェルターが3つ。下の建物は、緊急時用の資材置き場。
右側に目を移せば、見えるのは王滝頂上だ。右奥の岩は立ち入り禁止かな?
シェルターでお昼を取る。予定通り12時だ。3000mなのでご覧の通り(笑)。
今回は、ガスを忘れずにコーヒーも飲めたね。😎
下山開始。下りるのは早いね~。
オンタデがたくさん。コマクサも栄養なさそうなところに群落する。植物は強い!
膝に来そうだな。こちら側は相変わらず雲が湧いてくる。
振り返ると一雨来そうな雲が・・・。
こちらのオンタデは白いので雄株だな。日が当たって輝いている。
黄色い花に元気が出るミヤマアキノキリンソウ。
湧き出す雲をどうにかして、良い絵にしたかったが今回は難しかった。😅
ここから樹林帯の中を下りて行く。
途中で、雷が鳴り雨がぱらついて来た。
下山途中にすれ違った登りの高齢者のパーティーは大丈夫か。小屋泊なのだろうこの時間に登って来るのは。
そのまま行けるかと思っていたが、だんだん強くなる。青空もチラッと見えるが体を冷やしてもつまらないと思い、合羽を着こむ。
数分も歩かないうちに止むんだな雨が。登山あるあるの一つかな。
カッパをザックカバーの下に押し込み下山再開。
振り返ると日差しが差し込む。
キレイだ。
無事下山。
久々の標高差1240mは下りで膝に来たな(笑)。
ミドルカットのトレランシューズは、なかなか使い勝手が良い。足裏感覚が凄いある。
しかし、荷物が増えたらどれくらい足裏に来るだろうか。
重登山靴を軽くしてみようとの試しなのだが、あとは長距離と荷物増やして果たしてどうなるか。
しかしくるぶし周りがカットされているので、結構土をかぶる。う~ん。🤔
アルプスに向けてトレーニング継続中。
💖
ロープクライミングに誘われた。
天気は相変わらず微妙だが、行けるかなと考えていた時、一つ思い出した。
クライミングシューズをリソール(靴底の張替え)に出したのだ。
あら~、これはどうしようもない。と諦めていたのだが、ふとレンタルシューズの存在を思い出した。
難しい岩なら、マイシューズが良いのだが、優しめのルートならレンタルでも行けるのでは?
と行くことにした。天候も曇りマークなので大丈夫そうだ。
メンバーは3名。誘ってくれたK君、彼と同じ山学会の先輩Sさんと自分。
2人は山学会に所属しているだけあって、あちこちの山、岩場に出かけている。
自分はジムでのクライミングはしていても岩の経験はまだまだ少ない。
岩場やルートなどはお任せである。😁
御在所岳は裏道から入る。平日とあって車は少ない。
左の彼、荷物重そう。暑さ対策に水を3リットル持ってきたと言っていたがそれだけ?
後でその理由が分かった(笑)。
橋を渡って。
どんどん歩く。振り返ると四日市と伊勢湾が見える。
藤内小屋に到着。一休み。
さらに進む。クライミングと言ってもと半分登山である(笑)。
良く目にしていた看板まで来た。昔はここから先はクライマーの世界なんだとある種憧れていた。
今ここに立ち入る自分がいると思うとなんか不思議。
御在所岳目指す登山者が、ロープを担いでる自分たちを見て、色々と質問してくる。
一般登山者からしたらクライマーは別世界の人間だもんな。かつて自分もそう思っていた(笑)。
この場所から見上げる岩壁。
足を踏み入れると、ピンクの花が歓迎してくれる。
岩場の取り付きまでは、そこそこの岩登り。
現場に到着。左を見上げて。
右を見上げる。ここが「一の壁」である。こんなとこ登れるの?
ここにもピンクの花が、『シモツケソウ』である。似ているのに『シモツケ』と言うのがあるがそれは木である。
シモツケソウは草。そして葉っぱの形が異なる。
ロープ準備を始める2人。ダブルロープで登るのだが、自分はシングルでのやり方しか知らないのでこれもお任せである。😅
ルートの名前が「2ルート」と言う優しめの課題をリード(先頭)で登ってもらう。
セカンド(2番手)は自分が登る。特に問題なく登る。眺めは良い。😄
ダブルロープは、自分が登ってる後に時間差で3番手が登り始める。
その二人を上でビレイ(確保)しているので、ロープさばきがややこしい。
3人で、ロープ繋がったままでトラバースして降りて来る。第1ラウンド終了、優しいけど落ちないようにとそれなりに緊張しているので喉が渇く(笑)。
水分補給と塩タブレットも口に放り込む。
第2ラウンドは「3ルート」これもグレードは優しい。下から見上げるとなかなかなところを登っているようだ。😁
アップで撮る。手がかり足掛かりはあるが、核心部分でちょっと大変だった。
リードとビレイ、お疲れ様。K君、余裕ね~。😆
岩の間から四日市と伊勢湾を望む。
この日は程よい曇り空で、絶好のクライミング日和だった。
ピーカンに晴れると、岩の上は逃げ場がなく岩も熱くなる。トップでビレイするのも暑さ体力がいる。
青空が見える雲多めがベスト!😎
ロープを振り分けたの図。振り分け方がヘタッピ。😅
お昼は、まとまって取るというより小腹を満たす程度に各自こまめにパンやおにぎりなどを食べる。
お腹いっぱいになっては登れないので。
そして、第3ラウンドは「左ルート」。先の2つより少しグレードが上がる。
ここも、K君がリードしてくれた。あのオーバーハングで苦戦していたが超えて終了点でビレイ。
合図を待って自分が登る。
オーバーハングは、そこまで難しくなく登れた。
上で写真を撮ってくれたので、ポーズ(笑)。
核心を超えても油断禁物だ。最後まで落ちずにゴール。
セルフビレイ(自己確保)を取って3番手を待つ。レンタルシューズでも登れた(笑)。
優しいとは言え、3本落ちずに登れてそれなりに満足。😄
最後にグレードがぐっと上がって、5.10b「宇宙遊泳」に挑戦。
ここでK君のザックの重さが分かった。クラック用にカムと呼ばれるクライミング道具をサイズを変えて数本持って来ていたのだ。
K君が一撃を狙っていたがあえなく敗退。トップロープにして登りきることを目指す。
自分も挑戦したが、一つ目のクラックは超えたが2つ目の岩をどうしても超えられず敗退。
K君が何度もテンション掛けながら(ロープにぶら下がること)粘る。
高度感あるでしょ(笑)。でもトップロープで繋がっているので安心して挑戦できる。
リードで落ちると途中の支点まで振り落とされるが、それに比べればほとんど振り落とされずに済むのだ。
青空バックで気持ち良さげ。本人は岩と格闘しているのでそんな余裕はないけど(笑)。
何んとか2つ目の岩を超えて最後の岩にトライ!
その後かなり苦戦していたが何んとか登り切った!
ブラボー!😆
帰り道、「ウサギの耳」と言う岩を眺め・・・。
こちらの方がウサギに見える⁉
晴れたね~、知多半島までしっかり見える。
『一の壁』のさわり部分を登ったけど、まだたくさんのルートとグレードがある。
クライミング奥が深い。