12の楽しみ!

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ワリモ岳・祖父岳 後編 2024.9

2024-10-28 23:06:51 | 

朝起きると雨が降っている!
聞いてないけど(笑)。
そのうち止むとの情報を得て期待する。
早出の人はカッパを着てヘッドランプを灯しながら歩きだす。


朝食は頼まず、弁当にしたので準備の前に弁当を食す。手作りおにぎりが美味い!
弁当にした利点は都合の良い時間に食べられること。欠点は温かくないこと。
食後にホットコーヒーを淹れてでホットする☕(笑)。
ちなみに弁当は夕食時に一緒に作るので、夕食後に渡される。

 

早出する人もあれば、もう1泊するの?と言うぐらいゆっくりしている人もいる。
今日の行程は、雲ノ平までなので時間に余裕はある。寄り道せずに行けば5時間少しのコースタイムだ。
雨後の草原で足腰周りを濡らさないように下だけカッパを着る。6時30分、ザックを背負う。
雨で池塘(ちとう)に水がたっぷりだ。

 

 

水滴がきれいだ。

 

 

クロマメノキは沼地や水際の森、湿地帯を好む。果実はそのままで食する事が出来る。

 

 

光があれば、綺麗なんだろうなと想像する。😄

 

 

少しずつ雲が流れていく。青空が見えてきた。

 

 

分岐まで戻って来た。ここから登りが始まる。びしょ濡れにならないし暑くなったのでカッパを脱ぐ。
余談だが、岩苔を最初「いわのり」と勘違いしていた。
「のり」は「海苔」と書くので岩苔は「いわごけ」と読む。
こんな山の中に海苔があるわけないもんな(笑)。😆

 

 

これもスギヒラタケか⁉ 苔むした針葉樹の朽木に生えるとそのままの状況だ。

 

 

ゴゼンタチバナの赤い実が雨に洗われ、葉っぱの緑とふさふさの苔に愛らしい。

 

 

標高差190mを登ったところで水晶池の看板があり、寄ってみる。すぐに着くかと思えば結構下っていく。
登って来た女性に『水ありました?』と聞くと『無かった』との答え。あらま。

 

 

池は広い。右を見て。

 

 

左を見る。う~ん、残念。😢
やっぱり夏に来ないとかな~。

 

 

ナナカマドの赤い実。

 

 

いよいよメインの登りに入る。なかなかの急登だ。

 

 

青空が広がり、光が入ると優しい紅葉が心地よい。

 

 

 

 

時にこんな所もある。

 

 

振り返るとだいぶ登って来た。『ん~、気持ち良い!!』

 

 

目指す岩苔乗越は、あそこか。もうひと踏ん張りだ。

 

 

岩苔乗越に出た。水晶池から標高差440mほど結構な急登だった。
山荘を出発して約3時間30分。まだ10時である。行動食を食べながらさてどうするか考える。


水晶岳へ行くか、鷲羽岳にするか。乗越から見ると水晶岳は遠く感じる。
ヤマップのコースタイムだと1時間半だが、2時間ぐらいはかかるだろう。往復だと休憩入れて4時間ほどか。
雲ノ平キャンプ場に着きたい時間から逆算をするとギリなので却下。
鷲羽岳にしよう。荷物を軽くしてサブザックで向かう。

 

 

この見えているのが鷲羽岳かと思っていたが、違うことに後に気付く(笑)。

 

 

見晴らしの良いところから、頂上を眺めると岩の塊である。

 

 

ここへ来て分かったのだが、この山はワリモ岳であった。そしてこの先に鷲羽岳が見えた。😅
変わった名前だと思い調べると漢字では『割物岳』と書くらしい。割れた岩がそびえ立っている様子からだと。
上の写真の通り納得である。登れそうなので岩の上までよじ登る。サブザックで軽快だ。

 

 

お~眺め最高!😍

 

 

アップにしてみる。雲ノ平と小さく山荘が見える。

 

 

そして、雲の切れ間から槍ヶ岳。カッコイイ!

 

 

鷲羽岳と槍ヶ岳。
鷲羽岳までヤマップのコースタイムは35分。それで行ける?どうもあてにならない。

 

 

あまりにも景色が良いのでのんびりしてしまう。
そう、山でボーっとして景色を眺めているこの時間が良いんだよね。
なんか十分満喫できたので鷲羽岳は割愛する。またいつか登ろう。

 

 

雲ノ平までまだ距離がある。そろそろ下りなければ。
振り返るとワリモ岳。ありがとう!

 

 

再びザックを背負い、雲ノ平キャンプ場を目指す。目前にあるのは、祖父岳(じいだけ)。
爺ヶ岳は(じいがだけ)ではない。どちらもジイだけどね(笑)。

 

 

ハシゴの上り下りは1人ずつしか通れない。下りて来る人を待つ。

 

 

ハシゴを登ると開けたところに出る。山頂はもう少し先だ。

 

 

なんと雷鳥がたくさん。写真だと保護色で分からない(笑)。

 

 

 

 

 

 

頂上のケルン。

 

 

広々とした頂上は、岩だらけ。溶岩台地であることが分かる。

 

 

 

 

大小様々な石や岩を超えて下っていく。ペンキマークがあるので見落とさないように進めば大丈夫。
溶岩の不思議で黒い岩と赤い岩があって興味深い。

 

 

キャンプ場への道と奥に山荘が見える。
このまま下って行けるものと思っていたが残念なことに大きく迂回する。

 

 

右側しか開けていないので、水晶岳を眺めながら歩みを進める。
この谷を「岩苔小谷」と言う。

 

 

雲ノ平は左の方だけど離れていく感じ。

 

 

ハイマツを抜けると広々とした場所へ出る。

 

 

テン場への分岐に着いたが、受付けは山荘へとある。かなり遠い。💦
皆さんザックをデポ(置いていくの意)していくようで、財布を持って木道を小走りで行く。

 

 

歩けば30分のところをなんとか15分で到着。
受付けを済ます。必要なものはここでしか買えないので、ビール1本を仕入れる。
テン場までに温(ぬる)くならないかと心配になる(笑)。

たたずまいが、なんか映画のワンシーンに出てきそうな。😁

 

 

再び小走りでザックまで戻る。
テン場に向かうのだが、10分ぐらい木道を下る。この距離は、再度山荘まで行く気になれない。😅
広々とした中に数張りのテント。建物はトイレである。夜はライト必要。

 

 

近くに沢が流れていて水場はある。
テントを設営して、ビール飲んでまったりしていると間もなく夕暮れ。

 

 

夕食はインスタントラーメンに乾燥野菜を入れて。食後はウィスキーのお湯割りとナッツだ。😎

 

 

今日の行程
距離:約10㎞、時間:8時間45分(休憩1時間半)、累積標高差::のぼり / くだり998 / 567 m

のんびりした行程だった。ずっと森の中だったので稜線に出て、ワリモ岳からの眺めは最高だった。
岩苔の登りはなかなかだったけど(笑)。
夜は満点の星空に大満足。テント内でピカピカ光るのはライトではなく雷だ。
なぜか夜鳴く小鳥がいる。どんな小鳥だろう?

いよいよ明日は下山だ。今回の中で一番の長丁場、約15㎞を10時間。登り返してから下るのだ。
しっかりと休もう。明日こそ早出だ。・・・・つづく

 

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