スカット窯の修理が完了した後、友人はせともの祭りに向けて本焼きを続けて作品を焼き上げている。
自分は、今回は祭りに参加できないのだが、スカット窯にかかった費用を稼ぐために活動開始。😎
久々なので、ぐい吞みサイズからスタートしよう。
土練りをし、轆轤にセット。
まずは土殺し。すごいネーミングだが、要は轆轤の回転で土が暴れないように粘土の塊を安定させる作業である。😁
土殺しはかなりの力技で両サイドから土を締めて盛り上げて次は下に抑え込む。これを繰り返すうちに轆轤の真ん中に落ち着いて回転するようになる。
水をたっぷり土と手になじませて轆轤を回転させる。
『 ‼ 』すぐにあることに気づく。この土は、荒土だ。土練りをしている時は気づかなかったが、この土は粗目の赤土だった。
ずいぶん久しぶりに取り出した土だったのですっかり忘れていた。
ずいぶん久しぶりに取り出した土だったのですっかり忘れていた。
荒土の何が大変って、轆轤の回転でヤスリをかけるように手のひらがかなり痛い。😭
手び練りで作るには問題ないが、轆轤には不向きな土である。一瞬轆轤をやめて手び練りに変えようかと思ったが、我慢して土殺し。
何とか土が落ち着いたので、いよいよ轆轤挽き。
指先に荒い土が当たる。まあ、リハビリだと思い一つ茶碗を挽く。
その後は、やや大きめのぐい吞みを挽く。荒土なので、細かい作業はしにくい。
これだけを挽いた。
土殺しと轆轤挽きで、指紋殺しとなった。指先ツルツル(笑)。
削りが出来る具合にひと晩乾かして、高台を削る。
ぐい吞みの下の台座はシッタと呼ばれるもので、作品のサイズに合わせて数種類自作しておく。(上の写真)
数を削るときには重宝する。今回言うほどの数はないけど。😅
削りは轆轤を挽くより時間がかかる。
高台のサイズや、そこの厚みを確認しながら進める。たまには削りすぎて底に穴を開けたりする(笑)。
今回はこれだけ。
茶碗を横から撮ってみた。
写真でもその粗さが分かる。陶芸は釉薬と焼きでその味わいが決まる。
さてどんな焼きになるだろうか。
工程としては、まだまだ先があるのだが、まずは窯をいっぱいにするぐらいの量を造らねばならない。
時間を作って作陶に励もう。
時間を作って作陶に励もう。
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