![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/58/4ff430ff1356391bcfc67df690eb79fa.jpg)
写真=「反貧困」をアピールするために明治公園に集まった参加者
「反貧困世直しイッキ大集会」に2000人が結集!
垣根を越えて「もうガマンできない」と声あげる
10月19日、反貧困ネットワーク主催の「反貧困世直しイッキ大集会」が東京・明治公園で開催され、約2000人が集まりました。私たち全国一般東京東部労組の組合員とNPO法人労働相談センターのスタッフも計70人以上が参加しました。
午後1時から始まった全体集会では、東部労組の須田さんと自立生活サポートセンター・もやいの伊藤さんが務めました。
参加者たちは、国連の「貧困撲滅のための国際デー」に合わせた世界同時アクションとして「STAND UP」の文字とともに一斉に立ち上がり、貧困の解決をアピールしました。その後、労働や社会保障など12の分科会に分かれて、貧困に関係するさまざまな問題を話し合いました。
労働分科会は「使い捨てか、過労死か? これってカニコー(蟹工船)じゃん!?今こそつながろう」と題して行われました。その中のシンポジウムでは作家の雨宮処凛さんが司会し、東部労組からHTS(阪急トラベルサポート)支部の江口さんと、すかいらーくで契約店長の長男を過労死で亡くした母親の前沢さんが出席しました。
江口さんは「偽装みなし労働」のもとで長時間労働とただ働きを強いられる添乗員の労働実態について語りました。雇用保険や社会保険の加入など組合活動の成果も説明しました。前沢さんは生前の長男の過酷な長時間労働を話し、過労死遺族として二度と同じ悲しみを繰り返さないよう会社に強く再発防止を求めていく考えを明らかにしました。
集会の終わりに、労働者派遣法の抜本改正と社会保障費2200億円削減の撤回を求める宣言文を参加者一同の拍手で採択しました。集会後は約2時間かけて渋谷駅前を通るコースをにぎやかにデモ行進しました。
私たち全国一般東京東部労組とNPO法人労働相談センターは今後もさまざまな個人や団体と垣根を越えてつながり、日本から貧困を撲滅するために全力で運動していきます。みなさんもいっしょに「反貧困」の声をあげましょう。
今回はそこで発言に至る事は出来ませんでしたが、同じ立場で苦しむ仲間達の声に、新たなる勇気と闘志がわいてきました。こうした有意義なイベントの参加を重ねて、自分の経験を生かし、これからも志しを忘れず、感謝を胸に今後の活動も頑張ります!自分の為に、仲間の為に!