![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/da/1d06ef6327777a4a522016e638d442ab.jpg)
写真=裁判を終えて横浜地裁前で撮影(右端が高橋組合員)
「偽装管理監督者」の不当性が法廷で明らかに!
コナカは高橋さんら店長に未払い残業代を支払え!
コナカによる店長への「偽装管理監督者」問題で、私たち全国一般東京東部労組コナカ支部の高橋亮組合員が店長時代の残業代を求めてコナカを相手取って申し立てた労働審判の第1回が12月3日、横浜地裁で開かれました。
会社側は弁護士3人と土屋総務部長代理が出席。高橋さん側は棗一郎弁護士と小川英郎弁護士が出席し、組合本部から3人が傍聴しました。
コナカの店長が管理監督者に当てはまるか否かが主な争点となりました。高橋さん側は、すでに裁判所に提出している申立書と陳述書、証拠書類に沿って、コナカによる店長への管理監督者扱いがいかに不当であるかを徹底して主張しました。
「経営者と一体の立場」という管理監督者が、コナカでは正社員1000人のうち300人以上もいる異常さを強調しました。そのうえで管理監督者の判断ポイントである①出退社の自由②職務権限③待遇、の3点について店長の実態を説明しました。
①出退社の自由は、会社からの指示書で「出社8時半前」と命じられていること、休日も厳しく制限されていることなどをあげ、コナカの店長には裁量が入り込む余地がないことを明らかにしました。
②職務権限については、会社側が主張しているパート社員の採用・給与決定にはあくまで人事部長の決裁が必要であり、店長は本社に「おうかがい」をたてるのみだったことを指摘しました。
③店長への待遇は、部下の主任と比べて給与面でも賞与面でも管理監督者にふさわしい額が与えられていなかったと訴えました。主任にサービス残業分がきちんと支払われれば給与で逆転現象さえ起きること、店長の賞与に12万円の休日出勤分が含まれている不明朗さなどをあげました。
このようにコナカによる店長への「偽装管理監督者」を全面的に批判し、高橋さんに店長時代の未払い残業代を支払うよう求めました。
これに対して、会社側は裁判所に提出した答弁書をもとに「反論」しました。答弁書によると、会社が出社時間や勤務内容を店長に指示していたことについて「心構えの教育・通達」や「ノウハウの伝授」などといい、「命令や指示ではない」としています。
店長の業務を一挙手一投足に至るまで事細かに指示や命令しておきながら、今になって店長が自分の判断ですべて勝手にやっていた、だから管理監督者だ、と言い張ろうとしているのです。
会社側が主張する店長の「権限」は、いずれも管理監督者の根拠にならないものか、事実と反するものばかりです。会社が「証拠」として出してきた職務権限規定によると、単独で店長に与えられている権限は5千円以下の寄付金支出と2万円以下の備品購入、店舗内配置転換しかありません。
たったこれだけの「権限」しか与えていないにもかかわらず、店長は何時間働いても1円も残業代が発生しない管理監督者だと言うのです。「名ばかり管理職」と呼ばざるをえません。
この日の審判は、会社側が「持ち帰って検討したい」として結論が出ませんでした。次回の裁判期日は来年1月11日です。
引き続き高橋さんとコナカ支部への応援メッセージや資料の提供などの協力を呼びかけます。力を合わせてコナカ店長の未払い残業代を取り戻しましょう。
最後に高橋さんのお礼コメントを掲載します。
「皆さん、資料などご協力ありがとうございます。残念ながら、今日は結論に達しませんでしたが、手ごたえを感じました。絶対負けませんし、負ける気がしません。これは皆さんが後ろについていていただける安心感だと思います。応援してくださっている方へ期待に沿えるように結果は出します。将来安心して働ける会社になるように皆さんも努力してくださいね。それではがんばります!」
社員の給料削って楽しいですか?
ふざけないでほしい。あきれてしまいます。
新潟日報「若い力 ブログで結集」
山口新聞「残業代千人計13億円を奪還」
秋田さきがけ「勇気、残業代取り戻す」
四国新聞「社員救済へ立ち上がる」
福島民報「貴重な残業代取り戻す」
河北新報「サービス残業脱出」
記事全文はこちらの山形新聞の紙面(http://www.toburoso.org/konaka071129.pdf)で読むことができます。
手当貰えないよ 一万円
ただでさえ所得低いのに
やってられないよ
何ヶ月待たすきですか?