るるの日記

なんでも書きます

福田和子・伊予警察署取調室にて身上を語る

2021-09-04 17:20:10 | 日記
伊予東署取調室
吉村刑事が身上調書を取る

※本籍地は豊後であることは知っていましたが、出生地が伊予であることは刑事さんから聞きました

※私は偽名や源氏名を使っていました。逮捕される直前まで、中村ゆき子と名乗っていました

※私は勲章、年金など貰ったことはありません。また公務員の仕事にも就いたことはありません

※私は前科前歴は十八歳の頃に、強盗でH市で逮捕されています

問い
風俗営業部や飲食店営業に関し、罰金など支払っていませんか

ありません
(私はスナックを経営していた時に、風俗営業取締法違反、つまり深夜営業をし、罰金の略式裁判を二回うけていたが、すっかり忘れ、また罰金が立派な前科だとも知らなかった。こんな問答を書く前に、教えてくれてもいいのにね)

※私の学歴は、伊予高校を二年で中退しています

※私の家族は、父の顔を見たことがありません。私の結婚歴は二回で、それぞれの主人との間に子供が二人ずついます

※私の経歴についてお話しします
私は讃岐高裁で執行猶予の判決を受け、出所しました。その時母が、讃岐高裁に私の更正を願って預ける旨申し出ていた、カトリック系のM幼稚園は、私の情緒不安定のために見送られ、母の家に帰り、母の経営する一杯飲み屋を手伝っておりました。母の店に私より四つ年上の従姉妹が住込で手伝いにきており、彼女が後に結婚した夫に、私は今回の事件の家具搬出の依頼をしたのです

松山刑務所事件

2021-09-04 16:48:18 | 日記



福田和子・讃岐拘置所へ護送・仮釈放間近の受刑者がサディスト化

2021-09-04 16:09:37 | 日記
■母が私選で船越弁護士をつけてくれ
「私は追従しただけ」
と、讃岐高裁に控訴した

■讃岐高裁に移送
讃岐拘置所は独房
三日目「官本交換、、」男の声が響き、私は三冊の官本を配膳口に置き正座して交換を待っていると、突然、配膳口から白い手が伸びて右膝をつかんだ

「足を開いて、早く!」
灰色の帽子の下に裂けるような目があった。蛇ににらまれた蛙が呪文をかけられたように私が少し足を開くと、手がねじ込まれた
たすけてぇ

悪夢?
私は呆然と男の残した赤い爪痕を見ていた

男は讃岐刑務所に服役中の、仮釈放間近の受刑者で、未決囚の配膳、官本交換などな雑役をしていた

配膳の時以外は、刑務官の付き添いがないことをいいことに、男は日を追うごとに、サディスト化

私の乳房をわしづかみ
陰毛を引き抜く
爪をたてる
私を見据える男の目は青白い光
白い手はひんやりと冷たい

(言えない、言っても無駄だ、どうせ口止めされるだけだ)
2ヶ月、3ヶ月、房の隅でじぶんの肩を抱いていた私が、独り言をいい始めた「ここはどこ?私はどこにおるの?」

■1967年3月13日
讃岐高裁は一審を破棄
懲役3年
執行猶予保護観察付5年
の判決を下した
判決文には、M刑務所事件については言及されなかった

■この1年、拘置所生活の中でのたうち回りながら、さまざまな怨念が染みとなって心に残り、精神は病んだ

福田和子の、警察、鑑別所、拘置所、弁護士への不信感・犯罪者と大差なし

2021-09-04 15:44:13 | 日記
■同房の二人が出所
前回のべたM拘置所事件で、看守への賄賂で起訴されたR会のおかみさんが入房してきた
たいへん!須藤親分のおかみさんだ

色白のおかみさんは、私の驚愕などどこふく風と、差し入れのフカフカの羽布団で、天下太平に眠る

「あんたぁ」とおかみさんから声をかけられる度に、私は兵隊のように起立した

■福田和子の公判
7月25日
M地裁が強盗罪で不定期刑
懲役2年6ヶ月から4年の
実刑判決を下した

出られるゆうたよ、、
あの人も、弁護士も、
初めてやから出られるゆうたよね
護送車に揺られながら私は銀色の手錠を見ていた

■房に入って言われた
「あんた、口止めされたんよ」
そうだったのか
刑務所事件の口封じで
私を刑務所に送るのか
一言の謝罪もない上に口止め?
あんまりよ

■私は逮捕されてから、司法に携わる表と裏の顔を厭という程見せつけられた
警察
鑑別所
拘置所
弁護士
そこで出会った人は犯罪者と大差ないじゃないか。バッチで肩で風切る姿なんざぁ、ヤクザも顔負けよ
と、不信の塊になった





福田和子が18歳で入った拘置所は刑務官は囚人から賄賂を貰い、腐っていた

2021-09-04 15:21:30 | 日記
■福田和子が18歳で拘置所に入って間もない昼下がり

刑務官が扉を開けた
扉の前には先日の眼鏡の男と、その子分が立っていた

刑務官を見ると土間の隅でうつむいていた。男たちがぬるりと入ってきた。眼鏡の男が私を倒した。見上げた天井がうねる。真上の眼鏡の男の顔がうねる。顔をひねると男女の律動。。これは夢?

バサッと毛布がかけられ、ハッと身をすくめると、悠然と男はズボンを上げ、太めの女はダラッとした顔で男を見送る。あわててかきあげた下着には体液が流れた

■太めの女は固く口止めをした
刑務官とヤクザがグルなんて、下手に騒ぐと、どんな危険が降りかかるか、、、私は貝になった

【拘置所の未決囚の中には1965年6月M市で起きた暴力団同士の乱射事件で起訴された暴力団員30余人がいた。眼鏡の男はその中の一人
R組筆頭幹部・須藤組組長・須藤(30)】

■新任保安課長が男子房から煙草を発見すると、未決囚に取り囲まれ、新任保安課長補佐は巡視中に6人の未決囚に暴行を受け10日間の傷害。刑務官30余人が出動して未決囚6人を暴行

M刑務所所長が未決囚6人をM地裁に告訴。それを受けて未決囚の弁護人が刑務官を特別公務員暴行陵虐で告発

M地裁が事情聴取の中で、刑務官が賄賂を受けとっていたことや、女囚と性交渉をもっていたこと。
看守部長が暴力団組長を手引きし、未成年の女囚と姦淫させていたことなどが発覚

■当時のM拘置所はヤクザが闊歩し、喫煙、飲食、賭博何でもありだった。福田和子は接見禁止となって孤立したうえ、未決囚に「この中であったことは、見ざる、言わざる、聞かざるじゃけんのぉ」と女子房の壁を叩かれ、全身をふるわせ怯えた

■6月上旬、検察官の取り調べ。大丈夫だと私を促し、須藤に強姦された供述調書を取って帰った

4、5日すると、津川弁護士が刑務官を伴い面会に来た
「ここであったことは、あなたの裁判にマイナスになりますよ。あなたも早くここから出たいでしょう。こな書類に署名、捺印をしなさい」

私は「マイナスになりますよ」の一言で、検察官に騙されていたのかと、あわてて署名、捺印をした

二三日すると、今度は検察官に怒鳴られた。「なんで?」18歳で被告人の身である私は、弁護人を救世主のように思っていた

■接見禁止解除
面会に来た母が
「カー子ちゃん、あんた津川弁護士に騙されたんよ」と言った

私が署名、捺印したのは示談書?
あの弁護士は何の説明もなかったんよ、えっ、須藤の弁護士になったあ?津川弁護士が?