よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

N邸新築工事

2011-02-03 10:16:38 | N邸新築工事

2月2日、つまり昨日現場にてN様ご夫婦とコンセント及び照明の位置確認の為、奈良より
現場に来ていただいた。
図面と現場を照合し、現場に立って初めて「あっ!・・・そうか!」と現場でしかわからない
不具合を発見できる場合があるため、奈良から和歌山まで来ていただくのを恐縮しながら
お願いし現場で打ち合わせを行った。

 

当初の工程より少し遅れ気味ですが、天候にも恵まれ工事は順調に進んでいる。
遅れたおかげで、大工さんとN
様との出会いもあり、結果的には良かったのではと思っている。

2時から現場打ち合わせが始まり、日が暮れるまで確認作業が行われ
これで電気配線作業は迷うことなく一気に進めることができ、これも無駄をなくす
作業の重要な打ち合わせとなる。


小林も当社に来て10年以上になり、現場を任せられるまでに成長し
一級建築士の第一関門は突破したが、残す製図の試験で合格すれば、晴れて一級建築士となるが・・・本人の頑張りにゆだねましょう。


今朝N様から電話があり、話の中で「檀さん所に相談しに行くには勇気が要ったんです!」と・・。
このように言われるのはN様だけではなく、今までにも何人かのクライアントに言われたことがあり、敷居が高いと言われたり、また設計事務所で設計してもらうような身分でもないので・・・とも
これは、日本が持っている気質なのかもしれない。

分相応との言葉もあり、日本の中で優劣をつけてきた国の歴史にも起因はあるのだろう。
主役はあくまでも 民衆の中にあり、国や組織は上でもなく下でもなく、同じ目線で動かなければならないのだろが、
しかし、国や組織、我々設計事務所も含め、上から目線で動かしてきた過去も否定できない。
少なくとも私たちの立場は、お客様の意思をくみ取り、それをどのように現場に生かして行くかの道案内人にしか過ぎないと思っている。

間違った道を選ばないよう、納得できない財産を作り上げてしまわない為に
経験と工夫と発想とは、建築に携わってきた経験で普通の人より多くの知識を
持っているだけに過ぎない。

ふんぞり返っている設計事務所も存在するが、私たちは謙虚な中で
皆様のお役に立てればと思っています。