よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

地震

2011-02-23 07:52:20 | とりとめもなく

ニュ-ジ-ランドに地震発生した。
また多くの命が失われることになるだろう。
自然の驚異には人間の力は無力に等しく、受け身のなかで命を守る
術を考えなければならない。

煉瓦つくりの建物が崩壊し瓦礫となり形は留めていない。
煉瓦や石作りの家は風には耐える力は持っているが、揺れに対しては
不利な条件となってしまい、建物の重さに比例し地震力は増すこととなる。

地震に対しての技術力は日本が世界一優れているとい言っても間違いではないだろうが、それでも神戸の震災では多くの家やビルや高速道路が崩壊し、
多くの命を失った。

地震はその蓄えられたエネルギ-によって大きさが違いまた震源の深さによっても違ってくる。
多分すべての地震に耐えうる建物は作れないかも知れないが、私たちが考えなければならないことは、地震にたいしねばり強い建物にし、崩落してしまわない建物にしなければならない。

命を失わない為の強度を持った家でなければならないのだろう。
南海沖地震は必ず起こるだろう。
その大きさは予知できないにしても、おおきなエネルギ-を蓄えていることは確かで、それまでに耐震強度のない建物の補強を進めなければ大きな被害を受けることになる。

もっとも危険な建物は、40~50年前の鉄筋コンクリ-トの建物で二階建て以上で10階建て以下の建物は神戸地震クラスが起きるとひとたまりもなく
倒壊してしまうと考えられる。

古い学校や、50年前国が推進した集合団地などはもっとも危険な建物と言え
るだろう。