よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

住まいづくりのゆくえ

2011-02-18 07:25:31 | 住まいづくりの進め方、考え方

和歌山30年前ハウスメ-カ-の進出が本格的に始まり、展示場ができ、集客することにより売り上げを伸ばしたが、年々販売頭数が減少し生き残りをかけた展開となりつつある。

殖産住宅は消え、エス・バイ・エルが消え、ナショナル住宅は撤退し、三井ホ-ムもこの和歌山から撤退するとの噂が出ている。
消えてしまった業者や撤退してしまった業者で建てた人たちは今後メンテナンスはどうなるのだろう。

建物の維持管理は、本来建てた業者が関わり、業者はメンテナンス費用も見込んで建設費用を決めているが、なくなってしまった業者にはメンテナンスを依頼する事さえできない。

出来上がった商品を店頭で買う場合、対応に当たった販売員の対応の良さや感じのいい人だからと他の店に行かず決めてしまう場合はあるだろうが、
住まいを決める場合そんな訳にはいかない所がある。
その家に長い年月住まなければならず、感じのいい営業マンだから品質の高い、納得できる価格で建ててもらえると言う事にはならない。

日本人は優しさを好み、親切心を好みそれに触れると本質を見失い
信頼してしまい 周りの友達から助言があっても頭に入らず、思い直す事さえ考えず自分の選択を信じようとするのだろうか?
自分を信じることで 500万円~600万円が無駄な経費に消えてしまっても
納得できるのだろうか?

多分、それは許されないだろう、誰も納得できないだろうが、知らないから
知りたくないから 進める事が出来、一度自分が決めた道を信じようとするのだろうが、考え直す勇気を持つのも失敗しない家づくりの方法かもしれない。