テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

2012-04-11 22:20:12 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
書籍です。
まだ読んでません、書評だけ、いくつか目を通しています。
要は、俗に言う超常現象、占い、幽体離脱、念力、降霊術、幽霊、予知、夢判断などを、人間の心理、脳のはたらきの一部として客観的に分析する本で、云わんとすることはよく分かるし、おそらくどういうメカニズムが語られているかについても、かなり精確に知悉しています。
もともと、ワタシ自身がそのようなオカルトに全く真実がないと考えているヒトで、あらゆるメディアに氾濫する星占いなどは仇敵とすら考えていて、時と場合と相手によっては、星占いの内包する自己矛盾とデタラメと欺瞞を俎上に挙げて、徹底的にうちのめすことも厭わないタチです。心理(脳のはたらき)としての個人的信仰や験担ぎは、個の意識の尊厳として認められるべきだと思いますが、タマにいる、星占いに凝っていてやたらと占いたがる手合いには、ペギラも凍る冷たい視線を容赦なく献上します。

ただそんなワタシがいくら理詰めで考えても、昨日の記事の真相は分からず、幻覚だとしてしまうには、反証が多すぎ、幾許かでもスジの通った解釈を思いつけないのでした。内因、外因どちらにおいても何か見落としていることが有りはしないか、記憶の改ざんはないか、考えれば考えるほど説明が付かなくなるその明瞭な不可解さに辟易する時間を多く費やしてきました。ある意味、思考癖の形成、自己を見つめるそのスタンスにかなり寄与したとすら思える経験で、とことん理詰めの考察そのものに全く意味のない場合があるんじゃないかと諦観を催させる歪んだ悟りのようでもあります。

そんなときのワタシ(若い頃)はストーンズのサティスファクション、イーグルスのテイクイットイージー、そしてビートルズのレットイットビーと鑑賞して、なんとか治まってしまうのでした。

おまじないのようなものです。