テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

ギリギリ

2012-04-23 22:51:03 | 双眼鏡 望遠鏡
先日来、EDC(毎日携帯)双眼鏡が、遊4x10、ツァイスポケットグラス8x20、NikonTC-E2テレコンビノ、勝間10x50になっています。加えて4x13と6x18の単眼鏡がどこかに潜んでいる。
単眼鏡が何故要るのかと云いますと、物陰や隙間から覗くとき、双眼鏡の場合、頭部や身体を晒すことになりがちで、この時期盛んな燕の抱卵の様子など、わずかに開けた扉の隙間から覗く必要がある場合が多く、双眼鏡では、片方で観る場合でも縦に構えたりしないといけなくて使いづらいからです。

で、上記の機種に関しては、機会があれば覗き比べをする様にしているのですが、興味をもって見究めているのが、数十~百数十メートル向こうの小さな文字がどこまで読めるかということ。当然手ぶれの影響を低減する方策は色々と講じた上での比較ですが、有る条件で、8x20と10x50の文字判別力が逆転する場合が有ることが分かりました。
倍率と口径の威力で殆どの場合、10x50のほうが良い結果なのですが、色相の変わらない、明るさの濃淡のみのコントラストからなる文字は、時として8x20に明らかなアドバンテージがある場合があります。
それはもう、ギリギリのところでの、逆転打の様な感じで、それまでいろんな対象での見え具合で優位を保っていた10x50に、8x20が一矢報いる刹那です。
双方の機種の一番ギリギリの限界性能が問われる条件での違いになるので、視野全域にわたってそのような逆転が起きることは考えにくいのですが、ワタシのような初期の双眼狂患者にとっては、症状を悪化させかねない面白さを感じます。