
暮れ泥む青みの残る空に宵の明星を見る。
まだ比較的高い位置にあるので、条件が良く、半金星になっているのがよく分かる。
念のために、組立35倍望遠鏡で見てみると、逆さまの半金星がくっきり。
いままで、金星を8倍10倍15倍の双眼鏡で見ていても、満ち欠けが気になったことはあまりなかったのです。
SkyMaster15x70では、金星は明るすぎ、色収差を伴ったフレアがでるので、かえって分かりづらい。
SS10x50SK-Dでは、フレアこそ皆無ではありませんが、色滲みのない穏やかな光条なので金星のカタチがよく分かります。
ここでも”夜の帝王”の呼称にふさわしく、着実なアドバンテージが有ります。