テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

Gun

2012-10-21 19:04:10 | 脱線して底抜け
ローティーンの頃、トモダチの影響でモデルガンに傾倒したことがありましたが、元からの写真趣味と合わさって、月刊Gun誌の、イチローナガタ氏の写真に憧れ、結構Gun誌を読みあさりました。イチロー(現在では”市”と称されることが多いようです)氏の写真は、確かな撮影技術による美しい写真で、結構キレイな製版とともに、米国在住の氏の銃にまみれた生活ぶりも愉しく読んだものです。現在でも、一流の銃器の写真家で、70歳を目前にして、米国でお孫さんとともにアクティブなジジイライフをおくっておられます

Gun誌では、他の記事についても、結構記憶にあり、コモドア・ペリー・オウエンス(実在の伝説的ガンマン)の話などは、いまでも鮮明な躍動感をもって思いだします。

で、ずーーーっとどっかで気になってるのが、誌上でヒトラー暗殺計画用としてつくられたと紹介されていた、消音銃の話。


9mmパラベラムを使用する、ブルパップ構造のボルトアクションで、最高の命中精度を持ち、ファイヤリングピンが弾底を叩く僅かなクリック音と微かなショック以外に全く音のしない究極の消音銃であったとのこと。2丁つくられたらしいが、他の暗殺計画同様に頓挫し、敗戦後は、アメリカとソ連が一丁ずつ接収し、ペンタゴンとクレムリンにある・・と解説されてました。
当時の記事でもモロに現役の中二病世代のワタシをとらえましたが、写真にあるようにルガーP-08のマガジンを用い、銃床の底から装填し、バレルにも見えるサイレンサー部分を装着、セットトリガー、トリガーのダブルトリガーでフェザータッチの撃発が可能なシングルボルトアクションのこの短い銃は、その曰くとともに強い印象が残っています。

近年、アメリカにあるこの銃が雑誌で取り上げられ、カラー写真が公開されましたが、

それによるとある好事家の所有になると云うことらしく、是非ともイチロー氏の写真で詳細を見たいなどと、夢思うのです。