さて、今朝早く、10x50双眼鏡と、22x60望遠鏡(双方とも一二三光学製)で、星団(すばる、ヒアデス)を中心に、星の見え味を比較してみました。
まず目が暗順応する前に、6x30(勝間)でさっと流し見、オリオンからフォーマルハウトまで確認し、10x50からじっくりと見てみました。
やはり見掛け視界60度(新定義)近い広角視野は気持ちがよく、中心部の星像は充分に点像で、周辺部にいっても、ピンは甘くなりますが、星像が流れ出すのは、最周辺視野のみです。三脚で固定し、小振りな星座を視界いっぱいで見るならともかく、ヒアデス程度の視角の星団なら、充分に気持ちよく堪能できますし、すばるなら尚更です。50mmの口径は、7~9等の微光星もそれなりに見せてくれ、見る範囲によっては、うずめく星々がきらめいて、しかも双眼で見てるので、ストレスなくじっくりと観望できます。一脚や、フリーアングルの三脚を使ってブレを低減すると、光色も綺麗に見せる、納得の見え味です。
22x60望遠鏡は、傾斜型故の、導入のし難さはありますが、天頂付近で最も綺麗に見えるすばるも、楽な首の姿勢で観望できます。また星像は10x50より鋭い点像に見えますし、周辺視野も、不思議なくらいフラットなイメージです。倍率が高くなることによる色収差や歪曲もほぼ感じられず、微光星の見え方も充分です。接眼部分の玉も大きく、アイレリーフも充分なので、瞳径こそ2.7mmと小さく、見掛け視界も40度そこそこのワリには見やすく感じられます。ただ、正立像なので通常の望遠鏡よりずっと楽だとはいえ、三脚等の架台に載せて見るのが必須ですから、導入と追尾に何らかの工夫、対策が必要です。双眼でない故の不自由さはありますが、すばるの見え具合は10x50より明らかに大迫力で良好です。先日アンドロメダを見たときとは印象がまるで違います。あり得ない望みですが、この見え味のまま、口径が大きくなれば、かつてない、激安RFT(リッチフィールドテレスコープ)の最右翼候補になるでしょう(実視界に不満はありますが)。
この2台のスコープは、当然ですが、性格が違います。しかしながらその性格の違いは、お互いに足を引っ張り合うようなものではなく、お互いに上手く補完しあえる高水準な性能です。
まず目が暗順応する前に、6x30(勝間)でさっと流し見、オリオンからフォーマルハウトまで確認し、10x50からじっくりと見てみました。
やはり見掛け視界60度(新定義)近い広角視野は気持ちがよく、中心部の星像は充分に点像で、周辺部にいっても、ピンは甘くなりますが、星像が流れ出すのは、最周辺視野のみです。三脚で固定し、小振りな星座を視界いっぱいで見るならともかく、ヒアデス程度の視角の星団なら、充分に気持ちよく堪能できますし、すばるなら尚更です。50mmの口径は、7~9等の微光星もそれなりに見せてくれ、見る範囲によっては、うずめく星々がきらめいて、しかも双眼で見てるので、ストレスなくじっくりと観望できます。一脚や、フリーアングルの三脚を使ってブレを低減すると、光色も綺麗に見せる、納得の見え味です。
22x60望遠鏡は、傾斜型故の、導入のし難さはありますが、天頂付近で最も綺麗に見えるすばるも、楽な首の姿勢で観望できます。また星像は10x50より鋭い点像に見えますし、周辺視野も、不思議なくらいフラットなイメージです。倍率が高くなることによる色収差や歪曲もほぼ感じられず、微光星の見え方も充分です。接眼部分の玉も大きく、アイレリーフも充分なので、瞳径こそ2.7mmと小さく、見掛け視界も40度そこそこのワリには見やすく感じられます。ただ、正立像なので通常の望遠鏡よりずっと楽だとはいえ、三脚等の架台に載せて見るのが必須ですから、導入と追尾に何らかの工夫、対策が必要です。双眼でない故の不自由さはありますが、すばるの見え具合は10x50より明らかに大迫力で良好です。先日アンドロメダを見たときとは印象がまるで違います。あり得ない望みですが、この見え味のまま、口径が大きくなれば、かつてない、激安RFT(リッチフィールドテレスコープ)の最右翼候補になるでしょう(実視界に不満はありますが)。
この2台のスコープは、当然ですが、性格が違います。しかしながらその性格の違いは、お互いに足を引っ張り合うようなものではなく、お互いに上手く補完しあえる高水準な性能です。