テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

深刻です

2013-03-10 20:59:04 | 双眼鏡 望遠鏡
微粒子状物質エアロゾルと、2回、大気の汚れについて取り上げましたが、花粉も混じったここ数日はとんでもなく深刻な状況です。まわりに灯りのない、暗い夜空に向けて、強力な懐中電灯を照らしたのですが、通常、夜空に吸い込まれていく光が、照らした瞬間に、まるで霧が出ている夜のように、クッキリと光の束になって夜空に浮かびます。
クリーンルームなどの清浄度を確認するために、強力な緑色光のライトを使い、照らされて浮かび上がる浮遊塵を確認したりするのですが、同じように、白い光ながら、ライトの直前部分には、浮遊塵の流れが強力な光に照らされて浮かび上がります。目で見た感覚としては、PM2.5ほどの小ささはなく、粒径が5~20μmほどに見受けられる(というか、そのような粒径の分かっている粉塵の浮遊している様子に近い感じ)ので、花粉や黄砂が主体なのでしょうが、途切れることなく流れる様子、夜空全体を照らせることから、少なくともかなり広い範囲を、この大量の浮遊塵がすっぽりと覆い尽くしているのは間違いありません。浮遊塵芥が問題になる施設内での判定基準で云うと、”劣悪”です。
当然、実際の工場ではそのような環境で人が作業する場合、防塵マスクはもちろん、活動時間が長い場合は防塵服必須、粉塵の種類によっては送気服が必要なレベルです。
普通、絨毯敷きでソファーやクッションがあり、人の出入りが多い部屋では、閉めきった状態が続くと、浮遊塵が多くなるので、屋外換気が推奨されますが、この状態は換気を控えるようにした方が良いレベルです。
今夜は雨上がりのおかげか、かなりマシですが、皆さんも、強力なライトをお持ちの方は、屋外と室内の暗がりで、空間を照らしてみて下さい、通常、室内の方がずっとホコリっぽいのですが、逆転している様子が判るかと思います。