もうすぐ、死語になるかもしれない言葉です。
ここ数日、久しぶりに、CRTモニターの画面を見てるのですが、さして高くない、しかも20世紀の遺物であるこのモニターが結構見やすい。
特にやや照明を落とした部屋で、モニターのピクチャーレベルも落とした状態での素直なコントラスト、特に黒色の沈み方がキレイ。
応答速度が必要なゲームや動画などはあまり見ないのですが、それでも、液晶との差異は明らかで、CRTの良さを再認識してる次第です。もちろん古いCRTですから、画面の最周辺部分は、ごく子細な劣化の兆しはあるのですが、フルスクリーンで作業ウィンドウを開くなんてことも無いので、気になりません。なんか双眼鏡の周辺視野のハナシをしてるような気がしましたが、そういえば、昔の仕事関係で、CRT製造ライン用のコンベア、特にそのチェーン部分を造っている工場がありました。ブラウン管の裏側に精確に蛍光剤、マスクを加工していくラインのキモのひとつが超緻密に微動させることの出来るコンベヤチェーンでした。いまでは、国内はおろか、海外でもCRT製造ラインは数少なく、畢竟、その生産設備も老朽化が進んでも碌にメンテナンスできず、チェーンが磨り減っても、替わりがないため、閉鎖したラインもあったそうです。チェーンブロックは例え細かい部品であっても、単なる加工精度だけでは無しに、焼き入れ、焼き鈍しで最適な物性に仕上げるため、その設備が大がかりになりやすく、中小規模のメーカーでは、真に高精度、高耐久性のチェーンは造ることが出来ないそうです。同様な機械部品に、ガイドレールがあります。金属メーカーの縮小集約で、熱膨張にたわまず、高精度で磨り減りにくいスライドレールは、いまや製造できるのが国内一社、海外のメーカーではどうしても出せないこだわりの仕様を考慮すれば、実質、世界でも、そこしか無いそうです。電子部品では、その昔、ラジオや無線機に必ず使われていたバリコン、いまではトリマー用途のものが殆どで、軸の回転が滑らか、かつ、リニアな特性のものは、もはや皆無に等しいというか、製造ラインそのものが希少になってるとのこと。
語源となった、指、を見ながら、デジタル、について考えるひとときなのです。
ここ数日、久しぶりに、CRTモニターの画面を見てるのですが、さして高くない、しかも20世紀の遺物であるこのモニターが結構見やすい。
特にやや照明を落とした部屋で、モニターのピクチャーレベルも落とした状態での素直なコントラスト、特に黒色の沈み方がキレイ。
応答速度が必要なゲームや動画などはあまり見ないのですが、それでも、液晶との差異は明らかで、CRTの良さを再認識してる次第です。もちろん古いCRTですから、画面の最周辺部分は、ごく子細な劣化の兆しはあるのですが、フルスクリーンで作業ウィンドウを開くなんてことも無いので、気になりません。なんか双眼鏡の周辺視野のハナシをしてるような気がしましたが、そういえば、昔の仕事関係で、CRT製造ライン用のコンベア、特にそのチェーン部分を造っている工場がありました。ブラウン管の裏側に精確に蛍光剤、マスクを加工していくラインのキモのひとつが超緻密に微動させることの出来るコンベヤチェーンでした。いまでは、国内はおろか、海外でもCRT製造ラインは数少なく、畢竟、その生産設備も老朽化が進んでも碌にメンテナンスできず、チェーンが磨り減っても、替わりがないため、閉鎖したラインもあったそうです。チェーンブロックは例え細かい部品であっても、単なる加工精度だけでは無しに、焼き入れ、焼き鈍しで最適な物性に仕上げるため、その設備が大がかりになりやすく、中小規模のメーカーでは、真に高精度、高耐久性のチェーンは造ることが出来ないそうです。同様な機械部品に、ガイドレールがあります。金属メーカーの縮小集約で、熱膨張にたわまず、高精度で磨り減りにくいスライドレールは、いまや製造できるのが国内一社、海外のメーカーではどうしても出せないこだわりの仕様を考慮すれば、実質、世界でも、そこしか無いそうです。電子部品では、その昔、ラジオや無線機に必ず使われていたバリコン、いまではトリマー用途のものが殆どで、軸の回転が滑らか、かつ、リニアな特性のものは、もはや皆無に等しいというか、製造ラインそのものが希少になってるとのこと。
語源となった、指、を見ながら、デジタル、について考えるひとときなのです。