テキスト主体

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(当然、その他についても、語ったりする)

千石撫子―物語シリーズ セカンドシーズン 囮物語 なでこメドゥーサ

2013-09-23 12:56:43 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
時系列的には既刊最後になる花物語が後回しにされ、かといって、なぜか、順番の鬼物語でなく標題の囮物語が始まりました。

先週末の新聞の全面広告(書き下ろし短編"なでこミラー"つき)で知ったワケですが(前回は早くも2回目の総集編だったので見てない)、かの千石撫子(せんごく なでこ)さん、
撫子>「そ、そうだね……だったら撫子、頑張ってエロくなる!」
クチナワ>「すげえ台詞だ……」
撫子>「エッチな本を読みまくるよ!」

というようなセリフを吐く、天然ロリ+エロキャラがアニメ版では昂進、動悸、眩暈っぽく発展しております。CV(声優)さんも、スタッフの意図を分かってやっておられるようで、流石は子役時代から明石家さんま師匠と掛け合ってきた花澤香菜さんだけのことはあります。



個人的には、撫子さんは、好きじゃないキャラで、作品のなかでも、無垢っぽく見える故の業を背負った、どちらかというとあまり救いのない、嫌われ(もしくはザンネン)度数やや高めで描かれているように思います。
この時期の「物語」は原作では、各々のヒロインのモノローグ集めいた話が綴られているのですが、アニメのセカンドシーズンでは、性格に深みの少ない、口数も少ない、共感度も低い、めんどくさがりの千石撫子嬢をどのように表現しているのか、そちらの方に、興味が湧いています。
ヒロイン毎に替わるオープニングテーマソング、今回はCV花澤香菜さんで、しかも過去の使い回しでない"もうそうえくすぷれす"という歌になっていて、厚みのない撫子に、危うさとか、不安定さとかを賦与したいように感じました。

これもごく個人的にですが、撫子ソングとしては、化物語の"恋愛サーキュレーション"の方が好きで、さらに蛇足を付け加えると、化物語のエンディング"君の知らない物語"にsupercellのゲストボーカルとして参加したやなぎなぎさんの新譜"エウアル"に収録されたやなぎなぎ版恋愛サーキュレーションの方がずっとイイ感じだと思ってます。

まぁ、ネガティブなことを色々と書き連ねましたが、エロリィ(エロ∩ロリ)な千石撫子さんに、乞うご期待!