斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

スッキリ雑感

2011年07月26日 14時23分42秒 | 水難・ういてまて
本日8時20分ごろから8時36分ごろまでの約15分間、水難事故に関する特集がありました。
内容については、比較的きちんとかかれたものがHPにアップされていましたので、これを参考にしてください。
http://blg.mania-info.com/?eid=678

ほとんどの時間が日赤神奈川県支部主催の海での講習会の様子に費やされました。この講習会の様子を題材にして、さらに指導員である同支部職員によるコメントがなされていました。この講習会の内容と支部職員によるコメントがたいへんよく整理されていて、これであれば市民の誰がきいても正しく理解できる内容であると思いました。特に、水の事故から身を守る方法として、事故にあった人がどう行動すべきかというところに、きちんと論点を置いてありました。よくやってしまう、救助の待ち方を教えたいのか、救助の仕方を教えたいのか、どの程度の実力のある人向けなのか不明、といった論点ボケがまったくない、明快ですばらしい内容だったと思います。

こういったテレビでの解説は、数百万人を前にした立派な超短期講習会ですから、国民が赤十字に求めている信頼感をしっかりと受け止められるように準備されていないといけないわけです。無計画なアドリブや無知は許されるはずもなく、そういった緊張感の中で今回は撮影されたのではないかと拝察いたします。さすが赤十字だと思いました。お疲れ様でした。

私の姿も映りましたが、やはり顔出しはお断りすればよかったと反省しています。朝から変なものをみた国民の皆さん、申し訳ございません。


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日テレ、スッキリ!!

2011年07月26日 00時08分38秒 | 水難・ういてまて
さて、本日朝8時からのスッキリの準備は完了のようです。

前回6月初旬のときには、放映数時間前の夜中まで番組制作部から電話がかかってきて、内容に関する正確性を上げるために、質問攻めにあいました。今回も夕方まで電話がかかってきて、最終の内容調整を行いました。

もしかしたらテレビはやらせの世界と勘違いしている人がいるかもしれません。事実、テレビ慣れしていない素人さんが出演すると、「そんなこと、実演して、責任どう取るの?」ということをやってしまいます。過去には水難事故を扱った番組で「テレビだから適当なことをやっても許される」という気持ちが前面に出ているとしか思えない例にも当たりました。

いくつかの情報番組では、(ディレクターの考え方かもしれませんが)前回、今回のスッキリの取材のように、ロケの時ばかりでなく、放映直前まで電話で疑問点をどんどん問い合わせてきます。相当突っ込んだ議論をして、ディレクター自身が納得するまで、質問の手を緩めることがありません。しかも複数の人の意見を聞いてきて、セカンドオピニオンを紹介しながら、質問をぶつけて来る場合もあります。

ひとつの情報番組を作るために、真剣に頑張っている人たちがいます。少しそういう見方でテレビを見てみると違ったものが見えてくると思います。


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今日の修士中間発表雑感

2011年07月25日 18時14分54秒 | 長岡技術科学大学の広報
今日は、朝9時から午後3時前まで、無機系修士2年生の中間発表がありました。

雑感です。
どの研究室でも指導教員の先生からしっかり指導されて発表に望んだと思います。受け答えもきちんとできるように練習したのに、練習と違う答えを言ってしまったり、質問を取り違えてチンプンカンプンになったりと大変だったことでしょう。うちの研究室の4人も「おいおい」という答えばかり連発していました。

1)中間発表なのだから、「やっていない」か「やったか」の質問には、はいかいいえで答えをすぐに出す。本発表ではやるべきことがやっていなかったら、大目玉を食らう。
2)「誰もやっていないからやった」ではだめ。それは当たり前で、「こういう予測が立てられるので、実験を行った」という指針がきちんと説明できなければならない。
3)全体的に今後の研究計画が甘い。ひとことでかわしたり、まったく触れなかったり、中間発表では、それは許されない。
4)目的と結果が一致していない例が見受けられた。さらに、目的と目標を混同している例も見られた。
5)ある先生がぼそりと「検討する、で逃げてばかりだ」と。私もそう思う。「検討する」といった院生の名前は全部メモしておいたので、本審査では相当突っ込むので、楽しみに。こういうときには、検討の程度や具体的な内容をきちんと答えなければならない。2月に逃げ口上は通用しないので。


これからの展開が楽しみな研究が多かったと思います。知財センター副センター長としての立場で聞くとたいへん満足のいく発表でしたが、教授として聞くとまだまだ人に聞かせるレベルではないものが多かったですね。

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水難救助にマニュアルはないって話した人

2011年07月24日 16時44分29秒 | 水難・ういてまて
ある新聞記事にそうありました。
たいへん重要な一言だと思います。
マニュアルがないなら、つくるのが水難学会の役目です。
ないからなんでもありという姿勢は、社会の合意を得られるでしょうか。生命とはそういうものでしょうか。


着衣泳のホームページ http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm
水難学会 http://wr.umin.jp/

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機械系の散策

2011年07月23日 16時44分30秒 | 長岡技術科学大学の広報
機械系を散策して、写真を撮ってきました。機械系は一昨々年に内装を変えました。写真は典型例です。廊下から研究室内が透明ガラスで見えるようになっています。ずいぶん明るい感じになりました。



階段には、研究室の行き先を示した張り紙がしてありました。7月31日のオープンキャンパスにくる皆さんへの案内でしょう。準備が進んでいるようです。





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